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2014年ヘッドフォン選びのまとめ

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P7
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それでは今回のヘッドフォン選びをまとめます。

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ここに至るまでの経緯は以下を参考にしてくださいませ。

2014年ヘッドフォン選び KEF M500、B&W P7
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2014年ヘッドフォン選びその2
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2014年ヘッドフォン選び その3
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2014年ヘッドフォン選び その4 B&W P7
またまた試聴をしてきたので感想を書いておきます。B&W相変わらず暇を見つけては試聴をしております。 まずはB&WのP7。 KEFのM500と比較をしたかったんですが、試聴機がなかったので、P7だけ聴いてきました。 前に聴いたときは若干、音数...
2014年ヘッドフォン選び 最終回(多分)
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今回の選定ポイント

・音質はフラット傾向だが臨場感(音場感)のあるもの
・持ち運びしやすいもの
99%外で使うので密閉型という条件はデフォルトです。

このような条件で探し始めました。
端的に言うとZ1000を一年使い続けてきてたまに飽きることがあるため、Z1000のように音質はフラットで、ある程度の解像度を確保しつつ、臨場感のあるヘッドフォンが欲しかったということになります。
Z1000は高音から低音もフラットだが、前後もフラットのため各楽器の抑揚が少ない。
ただし、これがあの高解像度を実現している理由でもあると思っているので、Z1000を責めることは出来ません。
そこで考えたのがZ1000と同じような傾向で臨場感のあるもの。すなわち高音から低音はフラットだが、前後はフラットではなく各楽器が前に出てきたり、後ろに引っ込んだりするものです。
これにより解像度は犠牲になるものの臨場感は出て来るかなと考えました。(素人考えかも知れません)
そんな素人考えでまずは候補選びから始めました。

 

候補

B&W P7
KEF M500
Ultrasone Performance880
Beyerdynamic T51p
Sony MDR-Z7

Webで情報収集をしたり、普段から試聴をしていた結果、以上の機種を候補にしました。
B&W P7は昨年、P5を聴いていいなと思っていたんですが、少しこもって聞こえました。
P7になってどれくらい改善されたのか興味がありました。

M500はよくP7の対抗馬としてあげられているのとB&Wと同じでスピーカーメーカーがヘッドフォンを作るとどうなるんだろうという興味から候補に入れました。

880とT51pは以前からUltrasoneとBeyerが1本欲しかったので今回の条件に合うものを候補に入れました。
Beyerは昨年もT70pを聴きましたが、ポータブルで使うのはどうだろうというのと低音がやや少ないことはわかっていたので今回は元気のあるT51pにしました。

昨年、最後まで残ったShureのSRH1540も候補に入れようか迷いましたが、ポータブルで使うにはいまひとつと言うことで外しました。

MDR-Z7はZ1000持ちとして期待せずにはいられませんでした。

 

各機器の感想

KEF M500

デザインは非常に良かったです。
装着感はいまひとつでした。慣れるともっとフィットするのかも知れませんが、早歩きをするとずれたりします。
音質はやや低音寄りで重心が低いという印象を受けました。
ただし、ノリが非常に良く音の密度が高いメタル系の音楽には非常に合います。
録音状態の悪い音源でも迫力のある音で聴かせてくれます。

Ultrasone Performance880

二度ほど試聴は出来たのですが、いざ最終比較をしようと思ったらどこにも置いていないという状態だったので断念しました。
音質や装着感はとても気に入ったのでこいつは来年のお楽しみですね。
在庫がある程度落ち着いてレビューも増えてきたらまた検討したいと思います。

Beyer Dynamics T51p

本機はほぼすべての条件を満たしてくれました。
ただ、P7や880と比べるとこもって聞こえたので外しました。
あの価格ではよくまとまった製品だと思います。

Sony MDR-Z7

本機も非常に良かったのですが、音漏れするのとサイズが大きいので外しました。
音質が良かっただけに残念ですが、音漏れをしないというのは私にとってとても重要な条件なので。

 

最終的な決め手

結論としてB&WのP7を選んだわけですが、選んだ理由を書きます。

・デザイン
今まで所有していたヘッドフォンと比べると非常に満足してます。美しいだけでなく機能的にもよく考えられていると思います。
特徴のあるアーム部分の曲線はデザインに寄与しているだけでなくイヤーパッドが常に耳にフィットするように機能してくれます。

・音質
希望通り、高音から低音までフラット傾向で解像度と臨場感のバランスがいいです。
音の余韻が非常に気持ちいいですし、密度の高い音楽もノリよく聴かせてくれます。
動と静の切り替えも見事で立ち上がりが早いという表現がぴったりですね。
しばらくは飽きそうにありません。

この機種によくいわれるエージングですが、効果はあるというのが私の結論です。
スピーカーに近い造りをしているからかも知れませんが、最初は低音がぼわついたり、中域も輪郭がぼやけてたりしましたが、四日間ほど夜中にお気に入りの曲で鳴らし続けた結果、改善が見られました。
まず、低音は締まりました。いわゆる重低音も出なくなったわけではなくぼわつかなくなっただけでしっかりと出ています。
適度な温かみもあるのでリスニングには向いてます。
高音はシンバルやハイハットの音が快適になりました。低いところが出ていてもきれいです。
中域も輪郭がはっきりしてきて聞きやすくなりました。
ただ、低音と一緒で輪郭がはっきりしすぎると言うことはなくバランスが良いという印象です。

・遮音性と音漏れ
遮音性と音漏れについては所有しているヘッドフォンの中で一番です。
Z1000もいいほうだと思いますが、遮音性はP7のほうが高いです。
音楽に没頭しすぎて電車を乗り過ごすことが増えてしまいました。装着感が良いというのも寄与していると思います。

・持ち運び
今回、こだわったところですがとてもいいです。
付属のポーチは大きすぎず、小さすぎず、出し入れもしやすいです。
Z1000は乱暴に扱ってしまったのでP7はしっかりとポーチに入れようと思います。
P7はヘッドフォンを外して首に巻き付けるのもとても容易です。音漏れはすごいですけど・・・。

・耐久性
耐久性がこれからのポイントだと思います。
特にイヤーパッドとアーム、降り曲がる部分がどの程度持つかに注目しています。
二年の保証が付いてるので安心ですが、ひとつでもバランスが狂うと今の快適な状態が崩れるのかなと心配しています。

・その他
リケーブルPEC P5 V2という専用のケーブルがあるようですが、解像度が上がるかわりに臨場感が少し失われるようです。
現状で満足しているのでこのまま使おうと思っています。
Z1000に付属しているケーブルもいい製品のようですのでそのうち試してみようと思っていますが接続出来るかどうかが問題ですね・・・。
iPhoneコントローラはとてもお洒落ですが、押しやすいとは言いがたいです。
iPhoneコントローラを頻繁に使う方は注意が必要です。店頭で試してみて下さい。

今まで何度か書きましたが音量を上げすぎると密度の高い曲では耳障りに聞こえることがあります。
密の高い曲の場合はKEFのM500のほうをお薦めします。
中低音をノリよく聴かせるのはM500のほうが得意です。

 

総合

解像度と臨場感のバランスがとても良いので本機を選びました。
もちろん、デザイン、携帯性、装着感といった基本的なところの造りが良いというのもポイントでした。
Z1000と同じで総合的によくできた製品だと思ってます。
どこかひとつがものすごく優れているという類の製品ではないと思います。
私はこういう傾向の製品が好きなのだろうなと認識しました。
何本も所有できればまた違うのかも知れませんw

以上で今回のヘッドフォン選びに関する記事とP7のレビューはおしまいにしますが、状況が変わったらまた書かせていただきます。
こういう記事も書いて!という依頼などがありましたら気軽にコメントをいただければと思います。

次はイヤフォンかポータブルヘッドフォンアンプかどっちにするかなぁ。

コメント

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