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密閉型ヘッドフォン JVC HA-SW01、HA-SW02を気ままに試聴

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ヘッドホン
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先日、気になっていたJVCのWOOD 01(HA-SW01)を試聴しましたが、iPhone直という環境だったので、今回はVANTAM Redを用意して普段私が音楽を聴いているのと同じ環境で試聴してきました。
せっかくなのでHA-SW02も。(笑)
前回の試聴結果は以下を参考にしてください。

密閉型ヘッドフォン JVC WOOD 01(HA-SW01)を気ままに試聴
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前回は前回はiPhoneとSW01を直接接続して聴きました。
音量を十分に上げられませんでしたが、印象は良かったです。
今回はしっかりと音量が取れるようにVANTAM Redを用意しました。
この環境のほうがより正確な試聴ができるというものです。

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試聴環境

前述の通り、いつものiPhone 6s Plus+VANTAM Redという組み合わせで聴きました。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2015年10月版)
前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。学生の頃はQueenのBohemian RhapsodyやBod...

なお、前回とは違うお店で試聴をしたので違う個体となります。

HA-SW01

HA-SW01は二度目の試聴となります。
まずは音量チェックをしました。
前回はiPhone直で音量が不十分でした。
今回はVANTAM Redの音量を最大にしても視聴可能だったもののiPhone直よりはしっかりと音が出てました。
しかしSW01は意外と音量がとりづらいですね。

At The End Of The Day / Les Miserables 

音の粒が細かいです。
中域が強くヴォーカルが前に出てきます。
オーケストラの迫力は出てますし解像度も高いです。
低音は少し独特かなと思います。
解像度は高いのですが包み込むような音質です。優しさと温かみがあります。

音場は広く感じます。
高域についてはDT 1770 PROよりもクリアで開放的です。
ただし、解像度はDT 1770 PROのほうが高いですね。

A Kind of Magic / Queen

この曲でもヴォーカルが前に出てきて結構目立ちます。
音の粒は細かくて滑らかですね。
中域にハリがあってドラムのアタック音にキレがあります。
中域の強さが特徴ですかね。

Flesh and The Power It Holds / Death

これはダメでした。
中域が主張しすぎてバランスが崩れてしまいますね。高域と低域がおろそかになってしまいました。特に低域が聞き取りにくくなっています。
奥行きがあって音場は広いのですが、中域が前に出てくるので曲によっては不自然に感じることもありそうです。

Four on Six / Nathan East

これは非常に合いますね。(笑)

She-Wolf / Megadeth

ダイナミックで傾向としては元気のある音質と感じました。
ただ、この曲もいまひとつ。
密度が上がると低域がおろそかになる傾向がある印象です。
高域もやや量が少ないと感じるものの低域ほどではありません。

Rangers / A Fine Frenzy

音の密度を下げてみましたが、非常にいいです。
この手のまったりとした音の密度が低い曲はとても合いますね。
ヴォーカルが前に出て来るのもこの曲に関してはとても良い感じです。

HA-SW02

続いてSW02を聴きました。
SW01に比べると安価なモデルです。

At The End Of The Day / Les Miserables 

SW01と比較すると全体的に粗さが少し目立ちます。
音質の傾向はSW01と似ていますが、SW02のほうが低音は強いですね。

オーケストラの迫力はでてます。ボーカルも過剰に主張するということはありません。

Flesh and The Power It Holds / Death

高音が少し物足りないと感じますが、SW02のほうが全体のバランスは好みです。
全体的に明るくて元気、クリアな音質ですが、上品という感じはありません。

Four on Six / Nathan East

SW02もこの曲は合いますね。
温かみのあるいい中低音です。
キレもそこそこあってシンバルとピアノが気持ちいいです。

まとめ

残念ながら2製品とも好みに合いませんでした。
音の密度が低く情報量が少ない曲ではとても魅力的な音を聴かせてくれるのですが、情報量が多くなるとバランスが崩れるという印象でした。
それと全体的にフワッと包み込むような音を出します。
ジャズでには非常に合うのですが、キレが必要なジャンルには合わないのかなと思いました。
少なくともこの特性が私には合わないという感じですね。

全体的な傾向はSW01もSW02もあまり変わりませんが、SW01は中域が目立ちます。
SW02のほうがフラットに近いと感じました。
個人的にはSW02のほうが好きです。

DT 1770 PROとの比較では低域に一番の違いを感じました。
DT 1770 PROは低音がガツンとまっすぐに入ってくるんですが、SW01とSW02はフワッと包み込む温かい低音が特徴です。
私はこの手の低音や音質もきらいではないのですが、もう少しキレも欲しいところです。

好みが分かれるところだと思いますが、基本性能は高くいい製品だと思います。
ジャンルでいうとジャズはとても合うんじゃないでしょうか。
またヴォーカルものはジャズに限らず合うと思います。

今回は以上です。
今年は密閉型のいいヘッドフォンが次々と出てきて困りますね。(笑)

 

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