ポタ研 2016冬レポート T5p 2nd、ORB Clear Forceケーブル、TH610、TEAC HA-P5など

ポタ研(ポータブルオーディオ研究会)2016冬行ってきました!
今回は会場がワンフロアだったので見て回るのに楽でした。
聴きたいものもほとんど聞くことができたので満足です。
イベントに関する詳細は公式サイトを参考にしてください。

– 更新履歴 – ■2016 2/13 : ポータブルオーディオ研究会 2016冬 無事終了いたしました。 多数のご来場、誠にありがとうございました! ■2016 2/12 : 会場販売リスト(商品名・個数のみ)公開しました! ■2016 2/12 : 出展情報追加しました!...

各製品の感想を書く前に今回の試聴環境について説明をしておきます。

試聴環境

プレーヤーはいつものiPhone 6s Plus
DAC兼ポタアンはVANTAM RedでヘッドフォンはDT 1770 PROです。
カスタムIEMはFitEarのPrivate 222。当ブログでは定番の製品たちです。

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)です。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前...

なお、今回は直前までiPhone 6s PlusVANTAM RedDT 1770 PROで聴いていました。

今回事前に聴きたいと思っていた製品については以下の記事に書きました。

明日からポタ研(ポータブルオーディオ研究会)2016冬です。イベントに関する詳細は公式サイトを参考にしてください。今回も備忘録として自分が試...

それでは早速聴いてきた製品について書きたいと思います。

beyerdynamic T5p 2nd

一番楽しみにしていた製品です。
この製品の出来によっては今年購入するヘッドフォンが早々と決まるんじゃないかというくらい期待しています。
直前までiPhone 6s Plus+VANTAM RED+DT 1770 PROを聴いていましたので、DT 1770 PROと比較をしていきます。

Bisso Baba / Bob James

DT 1770 PROと比べて高域の表現力が増しています。空間も広いですね。
1770 PROほどではありませんが低音も下までもよく出ています。
全体的に広大な音場でゆったりと聴かせるという印象です。

解像度は1770 PROよりも少し高く感じました。
特にピアノの響き方が美しかったです。

バランスはフラットです。
DT 1770 PROと比べると高音の量が多く感じます。
また音場も広いです。

Flesh and The Power It Holds / Death

密度の高い曲を聴いてみます。
デス・メタルの迫力は失われますね。
全帯域ともにバランスよく、細かく音が出ていますが、迫力や音圧を感じることができず、大人しい印象を受けます。

DT 1770 PROだと迫力や音圧を感じることができるんですが、T5p 2ndは解像度が高すぎてこの曲には合わないかなという印象です。

ただし、スピード感は1770 PROよりも上で、音の立ち上がりが速いです。
余韻もきれいに残ります。

ここまで聴いて感じたのは高域の音場がとてつもなく広大ということです。
余裕を持って鳴らしてる感じで非常に心地いいですね。

At The End Of The Day / Les Misérables

冒頭のパーカッションの表現は完璧です。
普段は聞こえづらい観客の声もちゃんと聞こえました。おそらくこれは初めての体験です。

オーケストラの迫力はよく表現されています。
コーラスの分離もとても良くて、声の集合体として一体感はあるもののちゃんと分離もされています。一人一人の声が聞き取れるんじゃないかというくらい細かいです。

それとこの曲では今まで聞こえなかった楽器の音も聞こえました。
解像度の高さだけでなく音場が広いため、小さな音もしっかりと音が聞こえます。
ちょっとこれまで経験したことのないレベルかなと思います。

Four on Six / Nathan East

テンポの速いジャズも聴いてみましたが素晴らしいですね。
DT 1770 PROだと少し多いかなと感じることもあるんですが、T5p 2ndの低音の量は個人的にちょうど良いです。
ベースの音は解像度も高く、演奏している場の空気感がよく感じられます。

No More Tears / Ozzy Osbourne

高域の量が多いので、シンバルの音が目立ちますが聞きづらさは感じません。シャリシャリッとした耳障りの良い滑らかな音です。

音質は全体的に乾いた感じです。高音は開放的でよく伸びます。
ただし、モニター然としたサウンドではなくリスニングに合うように音の角を取って滑らかにしていると感じます。
個人的にはもう少し温もりや湿り気があるとP7っぽくなっていいんですが、beyerdynamicにそういったサウンドを求めるほうが間違っているのでしょう。
あくまでもbeyerらしい音を残しつつ、リスニング向けにチューニングがしてあると感じました。

中域はDT 1770 PROよりも表現が細かいです。
音場も広いので情報量が増えてもまったく問題はありません。
速い曲には機敏に反応しますし、スローな曲はゆったりと聴かせてくれます。
この中域の表現力がDT 1770 PROとの一番の違いかなと感じました。
とにかく音場が広大です。
味付けもほとんどされてないという印象ですね。

Rangers / A Fine Frenzy

最後に女性ヴォーカルものを聴いてみます。
この曲独特のうねるようなベースはあまり感じられず、ヴォーカルが目立ちました。
女性ヴォーカルには非常に合いますね。
ただ、曲の雰囲気はいまひとつ伝わってきませんでした。

この曲に関してはDT 1770 PROのほうが好みです。

T5p 2ndの写真

今回は一人で行ったのであまりよく撮れていなくて申し訳ないのですが、T5p 2ndの写真をいくつか紹介します。

IMG_5705

T5p 2ndです

外観は前モデルとほぼ変わりないかなと思います。

IMG_5706

標準ケーブル

標準ケーブルです。プラグはシックで高級感があります。
ケーブルは柔らかくて繊維素材で覆われています。
DT 1770 PROはラバー素材ですが、T5p 2ndはポータブルを意識したケーブルになってますね。

IMG_5708

ケーブルの着脱

ケーブルの着脱は非常に簡単です。

IMG_5709

左がT5p 2nd、右が1770

DT 1770 PROと並べてみました。
サイズはほとんど変わらないので携帯性はDT 1770 PROと同等と思っていいかと思います。

T5p 2ndのまとめ

DT 1770 PROと比べるとよりリスニングに適したチューニングになっていると感じました。
また、DT 1770 PROに比べると高域の量が多く、低音は少なめです。
それでも超高域と重低音はよく出ます。
縦の帯域はDT 1770 PROと遜色ありません。

DT 1770 PROと比べて違う点は高域と中域の音場の広さです。
かなり広くなるので空間や立体的な表現は一つレベルが上がると感じます。
DT 1770 PROも相当すごいと思うんですけどね。
モニターとして使うDT 1770 PROとリスニング向きのT5p 2ndの共存は可能と感じました。

イヤーパッドについて係員さんに聞いたところ、DT 1770 PROとまったく同じものという回答は得られませんでした。
個人的に合皮パッドはDT 1770 PROと同じ素材じゃないかなと感じました。
ちなみにT5p 2ndにはベロアパッドは付属しないそうです。
合皮パッドのみですね。
合皮、合皮と言ってますが、合皮という確証はありません。(笑)

音量はDT 1770 PROよりも取りやすいです。
DT 1770 PROはVANTAM REDの音量を最大にしても物足りないのですが、T5p 2ndはVANTAM REDの音量を最大にすると私でも聴きづらくなるくらいの音量になりました。
90%くらいがベストでした。

装着感は緩めです。P7に比べるとDT 1770 PROも緩いと感じますが、さらに緩いです。
頭を振るとずれるくらいですね。遮音性は問題ありませんでした。

問題があったのは音漏れです。
自分の試聴が終わってから、隣で聞いてた人のT5p 2ndに近づいたところ、盛大に音が漏れてました。(笑)
街中では問題ないと思いますが、電車の中で使用したら半径1m以内の人には聞こえるかなというくらい漏れていました。
感覚的には密閉型と言うよりもセミオープンに近いですかね。

私は自宅ではスピーカーで音楽を聴きますので、ヘッドフォンやイヤフォンは99%外で使用します。
外で使用するのもほとんどが通勤中の電車の中ですので、私が使うのは無理という結論です。
音がとても気に入っただけに非常に残念です。
室内で使う方には強くお薦めします!

前モデルのT5pの試聴結果は以下の記事を参考にしてください。

ヘッドフォン選びの真っ最中ですが、ちょっと気になったのでbeyerdynamicの名機T5pを試聴してきました。いまさらT5pかよと自分でも...

次ページに続きます。

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