イヤフォン選び2016年 その3 ATH-CKR9、Chord & Major、e-Q7、KC06A

姪っ子のためにイヤフォンを選ぼうシリーズその3です。
前回に続いて候補を試聴してきました。

前回はAKGのN20UとゼンハイザーのIE60が好印象でした。
本命と考えていたFX750はいまひとつで追試ということに。
ONKYOのE700MとゼンハイザーのMOMENTUM In-Earは残念ながら落選です。

候補

前回の試聴結果を受けて現在の候補をおさらいしておきましょう。

音質、デザイン、装着感の評価は完全に私の主観ですのでご了承くださいませ。
今回は普段私が聞いている価格帯とは異なる製品を聴いていますので評価については辛口になりがちであることもご理解いただければと思います。

試聴環境

姪っ子たちと近い環境にするためにiPhone 6s Plus直で聴きました。
音源はAppleロスレスです。
本当はAACに圧縮したほうがいいのだと思いますが、このままでいきます。

試聴に使ったのは以下の3曲です。
99 Luftbaloons / Nena
Titanium / David Guetta featuring Sia
Blank Space / Taylor Swift

試聴をする直前までiPhone 6s Plus+VANTAM Red+DT 1770 PROで聴いてました。
それでは試聴結果にいきましょう。

e-Q7

ortofonのe-Q7です。
美音系のイヤフォンとして人気が高いというイメージがあります。

Titanium / David Guetta featuring Sia

高音がよく伸びます。これまで聴いてきた製品の中では一番いいんじゃないかと思います。
音のバランスは高音寄りという印象です。結構高音の量が多いですね。
全体的にクリアで明瞭な音です。高域に耳がいきがちですが、低音の表現も悪くないです。

解像度もこれまで聴いた中では一番高いと感じますね。
高域はやや刺さるように感じました。
特に音量を上げていくと刺さりますね。

99 Luftbaloons / Nena

この曲では高域の量が多いため、低域が聞こえづらくなってしまいました。
前の曲は低域と中域が目立つだったため、合ってると感じましたがこの曲との相性はいまひとつ。
ハイハットとスネアが少し物足りないです。キンキンとした音に聞こえます。

e-Q7 音質以外の評価

装着感はいまひとつでした。タッチノイズは少しありますが、さほど気にならないレベルかと思います。
デザインと質感はこの価格なら一般的というレベルかなと思います。
音量は90%あたりが限界でした。
80%あたりだと高域も聴きやすかったです。

KC06A

OSTRYというメーカーのイヤフォンです。
候補には入っていませんが、Twitterのフォロワーさんに薦められたので聴いてみました。

KC06A本体

デザインに特徴があります。
ケーブルも凝ったデザインになっていますが、好き嫌いは分かれそうです。

99 Luftbaloons / Nena

高域がおとなしく中域と低域に厚みがあります。
分析的に聴くよりも音楽を楽しく聞くことができる鳴り方をしますね。
解像度はそれほど高くありませんが、こもるということもないです。
低音の沈みこみはいまひとつです。
前回聴いたMOMENTUM In-Earに近い音という印象。

Blank Space / Taylor Swift

この曲にも合いますね。元気な音というよりも、落ち着いた音を聞かせてくれます。
この曲でも低音の沈み込みがいまひとつと感じました。
また、高域も上が出てないですね。
縦のレンジは狭いと感じます。

KC06A 音質以外の評価

装着感は良好です。デザインについては個性的という表現がピッタリです。
質感はそれほど良くありません。
タッチノイズはなく、プラグも細くていいですね。
音量は70が限界ですね。能率は良いほうでしょう。

TE-05

次はFOSTEXのTE-05です。
TE-05は私の耳にフィットしなかったため、音質の評価は無しです。
前々からユニバーサルのイヤフォンにはこの装着感で悩まされてますが、TE-05はすぐに耳から外れてしまってまともに試聴ができませんでした。

デザインと質感はいたって普通で価格なりといったところです。
本体とプラグが小さいのはいいですね。

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