私と音楽 Queen(クイーン) 好きなアルバム

前回の記事に続いてQueenの好きなアルバムと、初めてQueenを聴く方にお薦めの順番を書きます。

前回の記事は以下を参考にして下さい。

ポータブルオーディオ選びも一息ついてきたので、次の製品選びを始めるまでの間、これまで私が聴いてきた音楽について書いていきたいと思います。第一...

好きなアルバム

条件としてベストアルバムとライブアルバムは除外するものとします。
『Flash Gordon』と『Made in Heaven』を含む15枚のオリジナルアルバムが対象です。
フレディーの死後に残されたメンバーで編集をした『Made in Heaven』については、オリジナルアルバムであるか否かという議論があると思いますが、ここではオリジナルアルバムとして扱います。

  • Queen II(クイーン II)
  • Queen(戦慄の王女)
  • Hot Space(ホット・スペース)
  • A Kind of Magic(カインド・オブ・マジック)
  • Sheer Heart Attack(シアー・ハート・アタック)
  • A Day at the Races(華麗なるレース)

このような結果になりました。選ぶのが大変難しいです。(笑)
ボーカルが入ってる曲が2曲しかない『Flash Gordon』以外、Queenの各アルバムはどれも好きなので、順番をつけたり、トップ5を選べというのは難しいというのが本音です。

Queen II(クイーン II)

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Queenのアルバムの中でも別格なのは『Queen II』で、私の中では不動のナンバーワンです。
ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ロースが『Queen II』を最高のアルバムとして挙げていて、「オレが死んだら『Queen II』のアルバムを棺に入れてくれ」と言ったのは有名な話しですが、私も同じ気持ちです。(笑)

『Queen II』はQueenにとって2作目のアルバムで、ブライアンの曲を集めたサイドホワイトとフレディーの曲を集めたサイドブラックで構成されています。ロジャーの曲が1曲(”Loser in the End”)だけありますが、アルバムの中では少し浮いてるなと昔から感じていました。
ただ、ホワイトサイドとブラックサイドの間に入れる曲としては良かったのではないかと思います。

サイドホワイトはブライアンらしく穏やかで美しい曲が多いです。時折ハードロック調になるのもブライアンらしいですね。
展開が複雑で転調をする曲が多いのは『Queen II』全体を通した特徴です。
後に発表される『Sheer Heart Attack』や『A Night at the Opera』に比べると、各曲をうまくまとめるよりもやりたいことをとことん詰め込んだ曲が多いように思います。
故にQueenの作品の中では少しわかりづらさもある作品と言えるでしょう。

サイドホワイトで一番好きなのは”White Queen (As It Began)”です。
メロディーが美しく、哀愁があって、Queenらしさがつまった曲だと思います。
“White Queen (As It Began)”から”Some Day One Day”の流れも好きです。
最後にちょっと希望を感じる展開となっています。

サイドブラックはフレディーによる曲ばかりですが、”Ogre Battle”から”Funny How Love Is”までの流れが圧巻です。
5曲を足すと17分30秒になるんですが、”Bohemian Rhapsody”も放っておいたらこれくらいの長さになったのかなと思ってしまいます。(笑)

前回の記事にも書いたように私は、 “The Fairy Feller’s Master-Stroke”、”Nevermore”、”The March of The Black Queen”の3曲の流れが好きです。
“The Fairy Feller’s Master-Stroke”はあまり他のバンドでは聴くことのできない曲になっています。短い割には複雑な構成でめまぐるしく情景が変わるので集中して聴かないと何が何だかわからないまま終わってしまうこともあります。(笑)
美しいバラードの”Nevemore”を挟んで大曲”The March of The Black Queen”です。
“The Fairy Feller’s Master-Stroke”よりはわかりやすいと思いますが、この曲も構成が複雑で転調も多いので、ぼーっと聴いてるとあっという間に置いていかれます。(笑)

最後は”Seven Seas of Rhye”です。
この曲もQueenならではという曲で、フレディー独特のピアノで始まります。
ハードロック調ですがピアノとコーラスがQueenらしさをだしてます。

前述の通り、本作『Queen II』の後のアルバムは曲としてのまとまりを意識した作りになっていますが、『Queen II』は自分たちの世界をとことん追求したという印象があります。
よって、どの曲もキャッチーで当時のラジオではかけづらかったと予想されます。
ただし、作品としての質は非常に高く、Queenらしさ(特に初期)がもっともよくつまったアルバムだと思っています。

Queen(戦慄の王女)

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デビューアルバムです。このアルバムは荒削りですが、『Queen II』以上にQueenというバンドの特異性がよく表れていると思います。
音楽性については『Queen II」とほとんど変わらないので言及しませんが、ハードロックを基調に複雑な展開とピアノ、コーラス、ギターが特徴です。ジョンのベースも結構歌ってますね。

“Liar”、”Keep Yourself Alive”、”Great King Rat”、”My Fairy King”、”The Night Comes Down”、”Doing All Right”を私は気に入っています。
“Great King Rat”と”My Fairy King”は『Queen II』に収録されていてもおかしくない曲で、Queenというバンドの片鱗を垣間見ることができます。

『Queen II』に比べると楽曲の質はちょっと劣るかなと感じますが、大好きなアルバムです。

Hot Space(ホット・スペース)

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Queen史上最大の問題作と言われるアルバムです。中期から後期にさしかかる時期にリリースされており、いろんな意味でQueenの転換点となったアルバムだと思います。
前の記事にも書いた通り、ダンスとファンクミュージックを基調とした曲が多いのですが、Queenらしさは決して失われていないと思っています。
当時のQueenに対する期待を考えれば、失敗作として結論づけられたのは致し方がないと思いますが、私は当時から『Hot Space』が好きでした。
もっとも『Queen II』と『Queen』よりも前に『Hot Space』を聴いているのでずっとQueenを聴いてきた方たちと単純に比較することはできませんね。

“Staying Power”、”Body Language”、”Life Is Real (Song For Lennon)”、”Calling All Girls”、”Las Palabras De Amor (The Words of Love)”、”Under Pressure (with David Bowie)”、”Cool Cat”といった曲がお気に入りです。

Queenの他のバラードに比べると地味な存在ではありますが、”Life Is Real (Song For Lennon)”と”Las Palabras De Amor (The Words of Love)”はかなり好きです。
“Cool Cat”もQueenの歴史の中では変わった曲ですね。フレディーのボーカリストとしての才能をよく引き出していると思います。
“Under Pressure (with David Bowie)”は言うまでもなく名曲中の名曲。大好きな曲です。

A Kind of Magic(カインド・オブ・マジック)

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個人的には後期Queenとして最初のアルバムと位置づけています。
映画『ハイランダー』用に作成されたアルバムですが、『Flash Gordon』の反省もあって、サウンドトラックではなくQueenのオリジナルアルバムとしてリリースされました。
この判断は正しかったと思います。
音楽的には『The Works』の延長線上で、初期と中期にかけて挑戦した様々なジャンルを取り入れています。

“One Vision”、”A Kind of Magic”、”One Year of Love”、”Pain is Close to Pleasure”、”Who Wants to Live Forever”がお気に入りです。

一曲目の”One Vision”のオープニングが特に好きです。何度聞いても、「これから何が始まるんだろう」とわくわくしてしまいます。この曲は『A Kind of Magic』に伴うツアー「Magic Tour」のオープニングにも使用されていますが、大正解だと思います。
曲そのものもシンプルなハードロックで韻を踏むボーカルが印象的な曲です。

“A Kind of Magic”は前の記事にも書いたとおり、トップ20に入る好きな曲です。軽快なポップナンバーで聴いていると自然と体が動き出します。
私の好物のベースラインが格好良いというのもありますが、ギターとコーラス、フレディーのボーカルも生き生きとしています。

“Pain is Close to Pleasure”は『Hot Space』の”Cool Cat”にも似た曲です。
フレディーのボーカリストとしての才能を存分に引き出していると思います。
“Pain is Close to Pleasure”も”Cool Cat”もフレディーとジョン・ディーコンの共作ですが、これは偶然ではないと思います。
ジョンがフレディーのボーカリストとしての才能をさらに花開かせようとしたのではないかと思います。

Sheer Heart Attack(シアー・ハート・アタック)

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名作『Queen II』と『A Night at the Opera』の間に発表されたアルバムです。
Queen史上では非常に微妙な時期ですが、『Queen II』でやりたいことをやりきったQueenが商業的にどうするかを模索した作品なのではないかと個人的にはとらえています。

楽曲的には”Brighton Rock”、”Killer Queen”、”Lily of the Valley”、”Now I’m Here”、”In the Lap of the Gods Revisited”、”Stone Cold Crazy”など後期になっても演奏されたQueenの代表曲が多く収録されています。

個人的には”Dear Friends”、”Misfire”、”Bring Back That Leroy Brown”も含め、好きな曲が多いです。
Queen史上ではどうしても『A Night at the Opera』や『A Day at the Races』、『News of the World』といった中期の作品が注目されますが、この『Sheer Heart Attack』はQueenが商業的にも成功するために重要なアルバムだったのかなと思います。

音楽的には『Queen II』と『A Night at the Opera』の間に位置するアルバムなので、基本的に初期Queenの路線そのままです。
ハードロック調です。Queenらしくコーラスやギターのハーモニクスを多用しています。
メロディーはきれいで展開は複雑です。ただし、『Queen II』に比べるとだいぶわかりやすくなっていてデビューアルバムの『Queen』の完成度を上げたという印象が強いです。

次ページは『A Day at the Races』について書きます。