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私と音楽 Dixie Chicks(ディクシー・チックス)女性カントリーミュージックトリオ

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女性ボーカル
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「私と音楽 女性ボーカル編」第4弾です。
これまでスウェーデンのシンガーソングライターのアナ・ターンハイム、ブルーグラス/カントリーの歌姫アリソン・クラウスクリスティーナ・ペリーを紹介してきました。
今回はアリソン・クラウスと同時期に出会ったディクシー・チックスを紹介します。

ディクシー・チックスはカントリーミュージックに分類されるアーティイストですが、私の印象だと女性によるアコースティックなロックです。
もちろん、カントリーの要素もあるんですが、私が聴いてきたカントリーのジャンルの中ではもっともロックやポップスの要素が強いアーティストです。

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Dixie Chicks ディクシー・チックス

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画像は公式サイトから

ディクシー・チックスは1989年に結成された女性カントリーミュージックトリオです。
結成当初は四人組でしたが、1993年からトリオ編成となり、さらに1995年に現ボーカルのナタリー・メインズをメンバーに迎えたことによって爆発的な人気を誇るバンドとなります。

ナタリー以外のメンバーはマーティ&エミリイ・エルウィン姉妹でリーダーのマーティーがフィドルとマンドリンを担当。エミリーがギター、ドブロ、バンジョーを担当。ナタリーはメインボーカルを担当し、ライブではギターも弾きます。

ナタリーが加入してからのディクシー・チックスは飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃を続けます。
1998年発売の『Wide Open Spaces』は1200万枚以上、2000年発売の『Fly』は1000万枚のセールスを記録します。
アメリカのカントリーミュージックの権威であるカントリー・ミュージック協会賞(CMA)もこの時点で多数受賞し、グラミー賞も受賞しています。
男性アーティスト優位のアメリカカントリー界においてディクシー・チックスは異例の活躍をすることとなりました。

この活躍に影を落としたのがナタリーがイギリス公演で発した言葉でした。
詳細については触れませんがナタリーはイギリス公演で当時のブッシュ政権のイラク侵攻を批判しました。
この発言がアメリカで話題になり、ついには彼女たちのCDを破壊するという行為や、コンサートのボイコットにまで発展します。
ディクシー・チックスをかばう人もいたのですが、当時のアメリカの論調では完全に裏切り者と扱われてしまい、彼女たちも傷つくという結果になってしまいました。

3作目の『Home』はドラムを用いない戦略的な作品だったんですが、前述の政治的な論争があったので600万枚まで売上を落としました。
それでもかなりの売上ですけどね。

アルバム『Home』を発売した後の「トップ・オブ・ザ・ワールド・ツアー」以降、ディクシー・チックスは長い休養期間に入ります。
メンバーが結婚や出産をしたということもありますが、政治的な論争に自ら飛び込み、バッシングを受けた傷は相当大きかったようです。
この辺の経緯は残念ながら日本にいてもなかなかわかりませんでした。

2006年にディクシー・チックスはアルバム『Taking the Long Way』を発売します。アルバムに先行して発売されたシングル曲のタイトルは”Not Ready to Make Nice”でした。
この曲のタイトルが示すように彼女たちが負った傷はまだ癒えてないんでしょうね。
『Taking the Long Way』アルバムは重たさと緊張感があるアルバムですが、楽曲と歌詞の質は高いものでした。

結果的に『Taking the Long Way』は300万枚程度の売上にとどまりましたが、2007年のグラミー賞は総なめしました。
最優秀アルバム賞 には『Taking the Long Way』、最優秀レコード賞は「Not Ready to Make Nice」、最優秀楽曲賞も「Not Ready to Make Nice」が獲得しました。
グラミーの主要三部門獲得はなかなかできることではありません。
興味深いのは2003年以降、カントリー・ミュージック協会賞(CMA)を一度もとっていないことですね。
アメリカのカントリーミュージック協会はかなり保守的なのでナタリーのあの発言は許せなかったんでしょう。
本当の意味でディクシー・チックスが「Ready to Make Nice」となるのはCMAをとるときなのかもしれません。

『Taking the Long Way』アルバム以降、ディクシー・チックスは再び長い休養期間に入りますが、2016年からようやく復活しました。
このまま解散かなぁと心配していたので、個人的にもの凄く嬉しかったです。
新しいアルバムは出していませんが、2016年はずーっとツアーをしていたので、落ち着いたらスタジオにこもって良い作品を作ってくれると信じています。

好きな曲

それでは好きな曲を紹介していきましょう。
ディクシー・チックスの作品で私が聴いているのは以下のアルバムです。

  • Wide Open Spaces
  • Fly
  • Home
  • Taking the Long Way

映像作品は『Top of the World Tour: Live』と『Shut Up and Sing』を購入しております。
これらの作品を聴いてるという前提で選んできます。

  • Wide Open Spaces / Wide Open Spaces
  • Loving Arms/ Wide Open Spaces
  • There’s Your Trouble / Wide Open Spaces
  • You Were Mine / Wide Open Spaces
  • Cowboy Take Me Away / Fly
  • Cold Day In July / Fly
  • Goodbye Earl / Fly
  • Hello Mr. Heartache/ Fly
  • Heartbreak Town / Fly
  • Ain’t No Thang But A Chickin’ Wang / Fly
  • Long Time Gone / Home
  • Travelin’ Soldier/ Home
  • Truth No.2 / Home
  • Landslide / Home
  • A Home / Home
  • More Love / Home
  • I Believe in Love / Home
  • Tortured, Tangled Hearts / Home
  • Lil’ Jack Slade / Home
  • Godspeed (Sweet Dreams) / Home
  • The Long Way Around / Taking the Long Way
  • Easy Silence / Taking the Long Way 
  • Not Ready to Make Nice / Taking the Long Way
  • Everybody Knows / Taking the Long Way
  • Lullaby / Taking the Long Way

多いですね。(笑)
彼女たちのアルバムはどれもレベルが高く、シングルを売るというよりもアルバムとライブパフォーマンスで勝負をするタイプなので安心してアルバムを買うことが出来ます。
また、好きになる曲も多いです。
ジャンルを問わず、私が好きになるバンドはこの手のバンドが多いですね。

Wide Open Spaces

アルバム『Wide Open Spaces』から特に好きなのは”Wide Open Spaces”と”There’s Your Trouble”です。

“Wide Open Spaces”はミドルテンポでポップ調の曲です。
フィドルやバンジョーといったカントリーならではの楽器も使われていますが、普通のアコースティックなポップスと同じような感覚で聴くことができると思います。
“There’s Your Trouble”は少しアップテンポで明るめの曲です。
ただ、能天気という感じではなく、ディクシーチックスらしく哀愁のある曲に仕上がっています。よりアコースティックな楽器の音を堪能できますね。

Fly

アルバム『Fly』からは”Cowboy Take Me Away”、”Cold Day In July”、”Goodbye Earl”がお気に入りです。
“Cowboy Take Me Away”はナタリーのボーカルが光るバラードです。
ナタリーは声が良いだけでなく、表現力がとても高いのが好きです。
喜怒哀楽をとてもうまく表現してくれます。
“Cold Day In July”は切ないバラードです。この曲もナタリーのボーカルが冴え渡ります。
楽器陣のための効いた演奏も非常に良く、言うこと無しですね。
“Goodbye Earl”は一転してガールズバンドらしい元気のある曲です。
こういう曲もそつなくこなすのがディクシーチックスの魅力だと思います。
ライブビデオを見てもらうとわかるんですが、ライブでも非常に盛り上がる曲ですね。

Home

『Home』からは”Long Time Gone”、”Travelin’ Soldier”、”Truth No.2″、”Godspeed (Sweet Dreams)”がお気に入りです。
『Home』は前述の通り、ドラムを使用していないアルバムなので他のアルバムと違ってカントリー色が強いです。
その分、ボーカルやコーラス、各楽器の音をじっくりと堪能できる作品だと思います。

“Long Time Gone”はアップテンポで非常にわかりやすい曲です。とにかく元気な曲なので明るく楽しんでください。
“Travelin’ Soldier”はディクシーチックスの中でも五本指に入る大好きな曲です。
曲も良いですし、ナタリーのボーカルも哀愁があっていいです。
“Godspeed (Sweet Dreams)”もスローテンポのバラードです。
こちらは哀愁もあるんですが、どちらかというと神々しさのある曲ですね。
“Truth No.2″は現時点でディクシーチックスの中で一番好きな曲です。
昔はこの曲も試聴曲に使っていました。
各楽器が複雑に主張をするのも良いですし、なんせベースラインが良いですね。
必要以上にナタリーのボーカルがフィーチャーされているのではなく、バンド全体がフィーチャーされてるのも好感です。

Taking The Long Way

『Taking The Long Way』からは”Taking The Long Way”、”Easy Silence”、”Not Ready to Make Nice”、”Everybody Knows”がお気に入りです。
“Taking The Long Way”はミドルテンポですが少し抑え気味の曲調です。
ナタリーのボーカルも必要以上に主張をしません。
“Easy Silence”と”Not Ready to Make Nice”は静かな曲調ながらも強い意志を感じる曲です。
当時の彼女たちの心境をよく表していると思いますが、当時の彼女たちの心境を考えると聴いてるこちらも感情的になってしまう2曲です。
”Everybody Knows”は曲調こそ軽快ですが、歌詞の持つ意味は”Easy Silence”と”Not Ready to Make Nice”に似ていると感じます。

次ページに続きます。

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