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私と音楽 RAGE(レイジ)鬼才ピーヴィー・ワーグナー率いるジャーマンメタルバンド

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Heavy Metal
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好きな曲

好きな曲は以下の通りです。

  • Shame on You『Trapped!』
  • Enough is Enough『Trapped!』
  • Questions『Trapped!』
  • Not Forever『Trapped!』
  • Baby I’m Your Nightmare『Trapped!』
  • Difference『Trapped!』
  • Nevermore『The Missing Link』
  • Who Dares『The Missing Link』
  • The Missing Link『The Missing Link』
  • Raw Caress『The Missing Link』
  • Black in Mind『Black in Mind』
  • The Crawling Chaos『Black in Mind』
  • Ghosts『Ghosts』
  • Wash My Sins Away『Ghosts』
  • Love and Fear Unite『Ghosts』
  • Vanished in Haze『Ghosts』
  • More Than a Lifetime『Ghosts』
  • Tomorrows Yesterday『Ghosts』
  • Changes:Incomplete『Thirteen』
  • Changes:Turn the Page『Thirteen』
  • The Final Curtain『The Devil Strikes Again』
  • Ocean Full of Tears『The Devil Strikes Again』
  • Into the Fire『The Devil Strikes Again』
  • Bravado『The Devil Strikes Again』

偏った選出になってしまって申し訳ないです。
他のアルバムにもたくさん良い曲があるんですが、iTunesでレート3以上の曲を集めたらこうなりました。

“Shame on You”は『Trapped!』の一曲目です。
いきなり中近東風のメロディーから始まるので当時は衝撃でした。
この曲は中近東風のフレーズからうまいことメタルに移行するスピードのある曲です。
RAGEはいろんな側面のあるバンドですが、この曲のインパクトは今でも強いですね。

“Enough is Enough”は『Trapped!』の中ではメタル然としたスピードのある曲です。
歌とギターメロが好きです。それと特徴のあるギターリフがいいですね。
単純にザクザクと刻むのではなくメロディーもありますし、フックもあります。
メタルと言えばギターのリフですがRAGEの場合は、ギターリフも直球ではなく変化球が飛んでくることが多いです。

“Questions”もメタル然としたスピードのある曲です。
サビで転調するのが好きです。ちょっとピーヴィーのボーカルがうわずるのが気になりますが、RAGEの場合、これが通常営業なので慣れて欲しいところです。

“Baby I’m Your Nightmare”はスローテンポのダークな曲です。
RAGEはこういう曲もうまいなと思います。
重めで暗い雰囲気のイントロから、軽快な歌メロに移行する展開や、切迫した感じのサビがいいです。そしてこの一連の流れが不思議と自然なんですよね。

“Difference”はアコースティックギターから始まるスローテンポの曲です。
イントロから重厚なギターリフに移行します。ギターのチョーキングも私としては非常にツボな部分です。
ギターソロのメロディーも好きなのですが、このギターメロにコーラスを被せるのもいいですね。

“Nevermore”は『The Missing Link』の2曲目です。ミドルテンポでノリがいいです。
『The Missing Link』アルバムではドラムのスネアがやや乾いた音になっています。
この乾いた「ポコッ」という音が結構気に入ってます。
RAGEにしては珍しくあまりひねってない直球な曲だと思いますが、ギターリフと歌メロの組み合わせはやっぱり独特のものがありますね。

“Who Dares”は速いテンポの曲で、個人的には歌メロとギターが好きです。
ギターはリフもRAGEらしく複雑怪奇なんですが、メロディーがきれいなのとタイミング良く入るチョーキングが良いです。

“The Missing Link”はミドルテンポの曲です。
個人的にこの曲は非の打ち所のない曲でして、メロディーも良いですし、各楽器の使い方も非常に印象的です。
ドラムとボーカルを中心に聴かせるパートも良いですし、サビに入る前のタメとサビのメロディーですね。メタルの教科書的な曲だと思います。

“Raw Caress”は転調のある曲でとてもRAGEらしいです。
ボーカルはアナログレコード時代のエフェクトをうまく使っています。疾走感のあるパートはパワーメタルらしい押し方をします。
RAGEらしいのは展開とパワーメタルらしい押しの強さでしょうね。スローでメロウなパートとは打って変わって押しが強くなります。

“The Crawling Chaos”は『Black in Mind』からの速めの曲です。
メロディーがきれいで好きなんですが、このアルバムの特徴としてピーヴィーのボーカルがやや無理をしすぎてしまってうわずってるように感じます。
1曲1曲を聴く分には問題はないのですが、続けて聴くと少し疲れてしまうんですね。
メロディーがきれいなだけにもったいないなと感じます。

“Love and Fear Unite”は『Ghosts』からのバラードです。
イントロからいきなり泣かせに来ます。疾走感のあるパートを挟むのもうまいですね。こういう展開は大好物です。(笑)

“Vanished in Haze”も『Ghosts』からのバラードです。
冒頭からピーヴィーの低いボーカルが光ります。
サビでのコーラスとオーケストラの使い方がたまりませんね。こういう構成には本当に弱い私です。

“Tomorrows Yesterday”も『Ghosts』からのミドルテンポのバラードです。
この曲は吹奏楽器が印象的に使われています。少し抑え気味でメロディーがきれいな歌メロが入る部分も好きです。

アルバム『Thirteen』からは”Changes:Incomplete”と”Changes:Turn the Page”が好きです。2曲ともオーケストラをうまく使って荘厳な雰囲気をよく出してます。
メロディーもきれいですし、構成もよく練られていると感じます。
オーケストラと共演している関係でどうしてもメタルらしいアグレッシブさは少なくなってしまってますが、RAGEの特徴でもあるメロディーの美しさはより強調されているように思います。
“Changes:Turn the Page”は疾走感も気持ちの良い曲です。
メタルとオーケストラをうまく融合してるなと思いますね。

2016年に久しぶりに聴いた『The Devil Strikes Again』アルバムでは”Bravado”が特にお気に入りです。
全体的な構成は”Changes:Turn the Page”とよく似ていて、アグレッシブさよりもメロディーの美しさと優しさが強く表現されています。

RAGEの魅力

ここまで書いてきたようにRAGEというバンドにはいろんな魅力を感じているので整理して書きます。

  • 変幻自在の構成
  • メロディー
  • ギター
  • ボーカル

ざっとこんな感じです。
変幻自在の構成については、これまで語ってきたとおり、伝統的なHeavy Metalを基調としつつ様々なジャンルを取り入れています。
また、ジャンルだけでなくメロディーや曲の構成も随所でひねりが入っており、RAGEの大きな魅力につながっていると思います。

よく取り入れているジャンルはクラシックとオーケストラです。
昔からメタルとクラシックの親和性の高さはいろんなバンドが証明してきています。
私が好きなところで言うとAcceptによる”Metal Heart”、Pretty Maidsの”FORTUNA IMPERATRIX MUNDI”、Virgin Steeleの”Minuet in G Minor / Danger Zone”です。
もちろん、完全に融合しているわけではなくクラシック音楽のいちフレーズを拝借したというパターンが多いのですが、オーケストラではなくメタルの演奏者が演奏しても違和感がないばかりか、より魅力的になるのが個人的には好きです。

RAGEの場合は、いちフレーズを拝借するというよりもオーケストラとの共演が目立ちます。
このパターンではメタルらしいアグレッシブさが少なくなってしまうんですが、代わりにメロディーや構成がしっかりとしていることが求められるように感じます。
このオーケストラとの融合をうまくやったのはピーヴィーの才能によるところが大きいと思います。
また、これだけうまくやったメタルバンドもあまりいないんじゃないでしょうかね。

メロディーと曲の構成で特に面白いのはアルバム『Trapped!』と感じています。
このアルバムは様々なジャンルを取り入れていますしね。例えば『Trapped!』の次のアルバム『The Missing Link』も良い作品で楽曲のレベルも高いです。ただし、曲の中の「ひねり」は『Trapped!』ほどではないので個人的には『Trapped!』のほうが好きという結論になります。
メタルらしいアルバムという意味では『The Missing Link』や『Black in Mind』のほうだと思います。

次の魅力はメロディーです。
RAGEのメロディーにはかなりの魅力を感じているんですが、メロディーを奏でる楽器が多様なのも好きです。曲によって歌メロがきれいだったり、ギターのメロディーがきれいだったりします。オーケストラがきれいと言うこともあります。
ギターに関してはソロだけでなくリフでメロディーを表現することもあって、RAGEの大きな武器と思っています。
メタルの世界でリフというと重さやスピード、ノリを表現するために使われることが多いのですが、RAGEはメロディーを表現するのにも多用しています。

次の魅力はギターです。
私は基本的にボーカルとベースに耳が集中しがちなんですが、RAGEはギターが気に入っている数少ないバンドのひとつです。
RAGEの音楽はリーダーのピーヴィーの作曲能力やバンドをまとめる力が大きく影響していますが、歴代ギタリストの力量もかなりのものなんじゃないかと思っています。
どの年代であってもギターソロはメロディーや哀愁があって好きです。また、前述した通り、ギターリフがメロディーを奏でるのもRAGEの大きな魅力です。
ピーヴィーがいいギタリストを連れてくる能力が高いのか、歴代ギタリストの力量が高いのか私にはわかりませんが、これだけギターが魅力的なメタルバンドも多くないと思います。

最後にボーカルです。
RAGEに対する好き嫌いを大きく左右する要素がボーカルじゃないかなと思います。
私自身はドイツなまりが残るピーヴィーの不器用なボーカルは好きなんですが、実力派の多いメタル界のボーカリストの中でピーヴィーのボーカルはやや物足りないと感じても不思議ではないですね。

まとめ

RAGEについて思う存分書いたので個人的には満足しているんですが、彼らの魅力をちゃんと伝え切れたのか自信はありません。
やっぱりRAGEはピーヴィーのバンドで彼の才能によるところが多いのだろうなと思います。私が愛聴してきたミュージシャンの中でも天才、鬼才の一人であることは間違いないです。

前述の通り、変幻自在にいろんなフレーズを使ってくるのが魅力ですが、正統派のメタルも得意としています。
このミスマッチを是非楽しんで欲しいなと思います。

私の中でQueen、AC/DC、Metallicaの3バンドがもっとも好きなバンドとして長く君臨していました。現在は、QueenとAC/DCが特別な存在で、RAGEはこの2バンドに次ぐ第2グループのバンドのひとつです。
第2グループには他にHanoi RocksやSlayer、Sodom、Ozzy Osbourne、Thin Lizzyといったバンドがいます。

今回は以上ですが、RAGEは今年、未聴のアルバムや聞き込みの浅いアルバムを再度聴こうと思っているので、また結果も変わるかもしれません。
あまりにも大きな変化があった場合は、また記事を書きたいと思います。

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