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映画と音楽 ラ・ラ・ランド(La La Land)の感想

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ミュージカル
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はい。amahikasです。
ここのところ、仕事でバタバタしていたのでブログの更新が滞っております。
そんな中、本日は話題の映画『ラ・ラ・ランド』を見てきました。
基本的に私は音楽が好きなのでいろんな映画がある中でも音楽が中心となっている映画が大好きです。

古くは『グリース』や『サウンド・オブ・ミュージック』といった作品から最近では『レ・ミゼラブル』、『バーレスク』、『アナと雪の女王』などを好んで視聴しました。特に『レ・ミゼラブル』は予想外にはまってしまって、映画だけでなく10周年と25周年記念コンサートのDVDやCDを購入したり、レ・ミゼラブルに縁のあるアクターのライブや作品にも手を出しました。
映像とストーリー、音楽がうまく結びつくと本当にいい世界観が生まれるなと思っています。

そんなわけで今日は映画『ラ・ラ・ランド』の感想を書きたいと思いますが、ネタバレもありますのでこれから映画を見る予定の方はよく考えてから読み進めてもらえればと思います。
それと、私はいわゆる映画通ではないので、映画に関する評価は甘いというか、素人レベルです。
あくまでも音楽好きの感想と思って読んで頂ければ幸いです。

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ラ・ラ・ランドの感想

ポニーキャニオン本社前

ラ・ラ・ランドの作品としてのバックグラウンドはすっ飛ばしていきなり感想を書いちゃいますね。

もっとも好きな『グリース」や2012版『レ・ミゼラブル』と単純に比較をすると80点くらいでした。
比較対象として妥当とは思っていませんが、2012版の『レ・ミゼラブル』は個人的に映画と音楽をもっともうまく融合した作品だと思ってるのと、『グリース』は初めて出会ったミュージカル映画なのでどうしても比較してしまいます。

点数が低めなのは過度に期待してしまったことと、ストーリーが良く言えば王道、悪く言うとありきたりだったからかなと思ってます。
それと後述しますがライアン・ゴスリングの演技にも原因はあったと思います。

音楽

『ラ・ラ・ランド』でもっとも感銘したのは音楽です。
実を言うと映画よりも先にSpotifyでオリジナルサウンドトラックを聞いたんですが、印象はいまひとつでした。
ただし、同じような経験を前にもしていて、ミュージカル映画の曲って映画を見てからじゃないと好きにならないことがあります。
映像とストーリー、音楽がリンクすることでどうせ気に入るんだろうと思ってましたが、その通りでした。(笑)

突出して好きな曲は今のところないのですが、作品を通してレベルが高かったと思いますし、私自身がここ数年で好んで聞いているジャズが中心となっていることも私が気に入った原因のひとつです。

曲で気に入っているのは”City of Stars”、”Mia & Sebastian’s Theme”、”Audition(The Fools Who Dream)”です。
“City of Stars”は作品の中で何度もリフレインされますが、悲しげなピアノのメロディーがぐっときます。こういうメロディー好きなんですよね。

“Audition(The Fools Who Dream)”はいかにも以下にもミュージカル映画向きの曲だと思います。普通に聴くとなんてことはない曲ですが、音楽がストーリーとリンクすることによって良くなるタイプの曲ですね。
エマ・ストーンがこの曲ではとても良い仕事をしています。ハリウッドの一流どころは演技だけでなく歌や踊りがうまいことが多いので今さら驚きませんが、さすがだなぁと感心しながら見てました。

“Mia & Sebastian’s Theme”も映画の中で何度かリフレインされる曲です。
“City of Stars”と同じくもの悲しげなピアノで始まる曲ですが、途中からテクニカルなジャズに移行します。
ボーカルはありませんが、最近は私もボーカルがなくても好きになれるようになりました。

映画の冒頭を飾る”Another Day of Sun”と”Someone in the Crowd”も印象的でしたが、今のところは前述した3曲のほうがお気に入りです。
それとジョン・レジェンドの”Start a Fire”も良いですね。特に甘いボーカルが光ってます。

演出など

この映画は四季に従って進行するんですが、前半から中盤の春と夏は、映像や衣装がとてもきれいでした。ロサンゼルスのギラギラとした欲望や、カラフルな色によって若者の夢がよく表現されていたと感じます。

50年代から60年代にかけて隆盛を誇ったハリウッドのミュージカル映画に対するリスペクトが至るところで見ることができました。
私自身は当時のミュージカル映画をほとんど見ていないので、あまりよくわかりませんでしたが、制作側の意思は容易に伝わりました。
こうした演出も個人的には好印象でした。

キャスト

この映画に注目をしたのはエマ・ストーンとライアン・ゴスリングという大好きな俳優がミュージカル映画で共演をしたからです。

エマ・ストーンを最初に見たのは『ROCKER 40歳のロック☆デビュー』(英題:The Rocker)という映画です。
この映画はミュージカル映画ではないと思いますが、タイトルにあるとおり40才の夢を捨てきれないドラマーが懲りずにデビューをするという物語なので音楽が頻繁に流れます。ライブで演奏をするシーンも多いです。
コメディータッチの映画ですが、音楽が非常にいいのでお薦めです。
『スクール・オブ・ロック』あたりと通ずるところがある作品です。

他では『ゾンビランド』、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』、『アメイジング・スパイダーマン』を見ています。

ライアン・ゴスリングはなんと言っても『きみに読む物語』です。共演をしたレイチェル・マクアダムスとともに大好きな俳優となりました。

『La La Land』はそんな二人が主演するミュージカル映画だったので私が注目をしたのは自然なことです。
エマもライアンも歌は非常に良かったです。俳優なのでパワーがあるとか歌声がものすごく良いというわけではないのですが、二人ともストーリーと役柄にあった声と歌い方で、心に染みいります。
特にライアンですかね。元々声が渋い俳優なんですが、歌も非常にいいですね。
ライアンは作品中のピアノもすべて自分でひいたとのことでさすがですね。

残念だったのはライアンの演技です。
これは私自身の問題でもあるんですが、どうしても『きみに読む物語』のノア(ライアンが演じた役)を思い出してしまって『La La Land』の評価全体に影響をしてしまいました。
まあ、それくらい『きみに読む物語」が好きで、ライアンが演じたノアという役が私の記憶に強烈に残ってるということなんですが、もう少し変化をつけて欲しかったというのが正直なところです。

まとめ

すべてが良かったわけではありませんが、かなり楽しむことができました。
オリジナルサウンドトラックもダウンロードしたので、映画を見た後も長く楽しめそうです。こういう楽しみ方ができるのもミュージカル映画の醍醐味ですね。

今回は初めてIMAX 2Dで見ました。
効果音や台詞は確かに生々しくていいのですが、音楽はいまひとつかなと感じました。
音が全体的に生々しすぎて、ちょっと加工されすぎのように感じました。
音楽を堪能するという意味では自宅でゆっくりと聴きたいと思いました。

今回は以上です。マイナスポイントもあるもの全体的にお薦めであることに変わりはありません。

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