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秋のヘッドフォン祭2016 レポートその1 DENON AH-D7200、beyerdynamic DT 1990 PRO、Amiron Home

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beyerdynamic DT 1990 PRO

お次はbeyerdynamicのDT 1990 PROです。
発売されてから日が経っていますが、ようやく聴くことができました。
私は家に居るときはスピーカーで音楽を聴くので開放型のヘッドホンはこれまで一度も買ったことがありません。
AKGのK712 Proを試聴してすごく気に入ったことはありますが、買うまでには至りませんでした。
今回beyerdynamicのDT 1990 PROとAmiron Homeという二つの開放型ヘッドホンを試聴してみようと思ったのはDT 1770 PROをかなり気に入ってるからです。
もし、想像通りの音だとしたら自宅でもヘッドホンを使ってみようかなと思ってます。

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DT 1990 PROとAmiron Home

試聴環境は先ほどと同じくCayin i5と直接接続です。
i5だけで試聴できるのは手軽でありがたいです。

At The End Of The Day / Les Miserables

基本的な音はDT1770に似てますね。
ただ、DT 1990 PROのほうが広がりがあって開放的です。DT 1770 PROを聴いていてすこし窮屈に感じる部分もスッと音が逃げていくので快適に感じました。
低音はDT 1770 PROのほうがよく沈み込むと感じましたが、DT 1990 PROは開放型とは思えないような低音を出しますね。
少なくともK712 Proで感じた低音の物足りなさは感じませんでした。

Flesh and The Power It Holds / Death

音の密度を上げてみましたが、この手の曲もしっかりと鳴らしますね。迫力をちゃんと表現できてます。
中域もしっかりと主張してますね。
DT 1770 PROと比べると高音がきれいです。特にヒステリックなギターの音の再現力が高いです。

Bisso Baba / Bob James

低音の沈み込みはやはりDT 1770 PROのほうが一枚上手と感じました。
ただ、Twitterのフォロワーさんに言われて納得したんですが、ピアノやスネアと言った打楽器の音が残らずにしっかりと逃げていくんですね。そのおかげで開放的な音に聞こえるのだと思います。
開放型はほとんど試聴もしないので新鮮な驚きでした。

DT 1990 PROのまとめ

欲しくなりましたね。(笑)
サイズや重量はDT 1770 PROとかわりませんが、イヤーパッドはベロアでした。
自宅で聴くなら音漏れは気にしなくていいので、装着感が柔らかいベロアのほうがいいでしょうね。

デザインもDT 1770 PROとほぼ同じですが、開放型なのでハウジングに穴が空いてます。
写真で見たときはちょっといびつに見えたのですが、実機ではこの穴がとても良かったです。
高級感を演出するのに一役買ってますね。

beyerdynamic Amiron Home

最後はAmiron Homeです。
こちらも開放型ですが、プロ用モニターとして設計されたDT 1990 PROと違って、自宅で快適に聴くリスニング向けの製品として設計されています。

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Amiron Home

At The End Of The Day / Les Miserables

DT 1990 PROに比べると音が柔らかいです。リスニング向けに設計したというのはその通りだなと感じました。
ただ、B&WのP7やP9ほどリスニング向けになっているわけではなく、「ややリスニング寄りだな」と感じる程度です。

Flesh and The Power It Holds / Death

DT 1990 PROと同様に中域もしっかりと出ているので、この手の曲も問題ないですね。
高域がDT 1990 PROよりも目立って聞こえました。刺さる一歩手前だったのでDT 1990 PROよりも刺激的に感じました。
その割に低音は下までよく沈み込んでいてDT 1990 PROよりも下のレンジは広いと感じました。

Rangers / A Fine Frenzy

女性ボーカルも聴いてみました。
ベースのうねりが気持ち良く表現されます。
高域も良かったです。特にシンバル音が心地良いですね。
ボーカルはギリギリ刺さりませんでした。ちょうど良い具合に調整されてると感じます。

音場についてはAmiron Homeのほうが若干広いと感じました。
DT 1990 PROもDT 1770 PROもモニター用に設計されていますのですこし平面的な音像になるんですが、Amiron Homeは奥行きもあっていいですね。

Amiron Homeのまとめ

欲しくなりましたね。(笑)

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Amiron Home

装着感はDT 1990 PROと比べても柔らかいです。
イヤーパッドはモチモチというよりもふかふかです。側圧も非常に緩いです。
デザインはDT 1990 PROのほうが好きですが、見た目や作りが悪いということはありません。むしろAmiron Homeのほうが開放型らしく軽くて柔らかい作りだと感じますね。

音量はCayin i5を直接接続して86で聴きました。
DT 1770 PRO、DT 1990 PROと同じくらいですね。それなりの出力のアンプを用意しないと本領は発揮出来ないかなと思います。

Amiron Homeを聴いた直後は「これが欲しい」と感じたんですが、帰宅中にDT 1770 PROを聴いていたらDT 1990 PROも欲しくなりました。(笑)
DT 1990 PROはDT 1770 PROの小さな不満点がよく改善されてるなと感じます。

まとめ

DENONのAH-D7200はもう一度試聴をするかもしれませんが、今回は聴いた印象では欲しいと思うほどではありませんでした。
全体的に質の高い音であることは間違いないのですが、高域の不自然さと、中域と低域の量の少なさが好みに合わないという感じです。
価格も10万円を超えるのでよりシビアに評価せざるを得ないですね。

DT 1990 PROとAmiron Homeは甲乙つけがたいです。
というか、私では甲乙つけられないですね。2本とも非常に高いレベルの音を聴かせてくれますし、製品の作りも良かったです。
味つけはそれぞれに特徴があるものの、想像していたよりも小さな差なので余計に選ぶのが難しいです。(笑)

今回は以上です。

以下の記事もあわせて参考にしてくださいませ。

コメント

  1. つけめん より:

    いつも興味深く拝読させて頂いています。
    私もDT 1990 PROとAmiron Homeが気になっているので
    詳細なレポートが大変参考になります。

    これらに加えてT5p 2ndも価格が落ち着いてきたので悩ましいですね。
    もし追加で視聴されることがあれば記事にして頂けると嬉しいです。

    • @amahikas より:

      つけめんさん、コメントありがとうございます。
      そしていつもご覧頂きありがとうございます。

      音が漏れても良いという条件ならT5p 2ndもありますね。
      ただ、国内の正規代理店経由だと10万超えるみたいなので1990とAmironとの比較は難しいですかねぇ。

      購入するとしたら少なくとも一度は店頭で試聴をしますので記事を楽しみにしていてくださいませ。(^^)

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