気になるニュースです。
ミュージシャンでビヨンセの夫でもあるジェイ・Zが前に買収した音楽配信サービスTidal(タイダル)を再立ち上げしました。
ニュースサイトはこちら。
これだけなら大したニュースではないのですが、44.1kHZのロスレス配信をするということでストリーミング音楽配信サービスとしてかなりの注目を集めそうです。
Tidalは2500万曲以上をいきなり提供するそうです。
2500万曲というとiTunes Radio、Appleが買収したBeats Music、Spotify、Deezer、Amazon Prime Musicにもひけをとりません。
さらに競合サービスは192kbpsから320kbpsの配信であるにもかかわらず、Tidalはロスレス配信(1411kbps)をするということで業界が大きく動きそうです。
というか、動いてくれApple。(笑)
料金も結構衝撃的でロスレス音源の配信は月額10.99米ドルだそうです。
他にもスタンダード音質の配信を月額9.99ドルで提供するそうです。
さらにこのサービスの強みとして大物アーティストが支持をしてる点が挙げられます。
Twitterでも「#TIDALforALL」というハッシュタグをつけてコールドプレイ、ニッキー・ミナージュ、マドンナ、リアーナといった大物が支持を表明しています。
ジェイ・Zは自らもミュージシャンですから仲間たちの協力も容易に得られるでしょうし、音楽以外のコンテンツも提供されれば、他のサービスとの差別化はたやすいでしょうね。
この動きをうけて私が注目しているのはAppleの動きです。
Appleはここ数年iPhoneのおかげで過去最高の業績を出し続けていますが、iPhone以降は目立った製品やサービスを出してません。
いや、AppleTVなども出してるので成功していないといったほうが正しいですね。
Appleほどの企業といえでもそうそう立て続けに革新的な製品やサービスを提供することは難しいので、このことについて私はAppleを責めるつもりはありませんが、iTunesを中心とした音楽サービスに変化がないのは大いに責めたいと思っています。
そもそもAppleの快進撃はiTunesとiPodから始まってると私は思ってます。
それまでApple製品に触れたことがなかった私もiPod Classicを買いましたし、Windows PCにiTunesを入れました。
Airplayの利便性に惹かれてAirMac ExpressとAppleTVも買いましたし、今ではiPhoneとMacを使ってます。
Apple信者という自覚はありませんが、Apple信者といわれても「そうかもね」といわざるを得ない状況です。(笑)
何度かこのブログでも書いてるように私がAppleに望むのはiTunesでのロスレス配信です。
ストリーミングサービスもいいのですが、いまさら320kbpsでストリーミングされても魅力は感じないし、ロスレス音源をストリーミング配信しても通信状態が悪い状態では満足に使えない可能性があります。
LTEがこれだけ普及してるのでおそらく大丈夫だと思いますけどね。
Appleの魅力が音楽サービスだけではないことは認識していますが、音楽を中心とした製品やサービス群のおかげで今のAppleがあるので、もう一度初心に返ってiTunesの音楽サービスを強化して欲しいなと切に願います。
これだけ書いたら少しすっきりしました。(笑)
今年のWWDCは期待してるぜよ。
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