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ポタフェス Portal Audio Festival 2015 レポート HERUS+、FiiO X7、Westone30、その他

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ゼンハイザー HD 630VB

続いてはゼンハイザー社の密閉型ヘッドフォンです。
公式サイトは以下を参考にしてください。

ゼンハイザージャパン株式会社 | SENNHEISER 製品 | HD 630VB
ヘッドホン,イヤホン,ワイヤードマイク,ワイヤレスマイク,プロオーディオ,マイクロホン,ヘッドセット,オーディオロジー,航空機用ヘッドセット会議用システム

自宅ではスピーカーで音楽を聴くので開放型のヘッドフォンに縁がない私にとってゼンハイザーは使ってみたいけど、なかなか使う機会がないメーカーです。
これまでゼンハイザー社の密閉型ヘッドフォンを何度か試聴しましたが、購入に至ることはありませんでした。

今回発売されるHD 630VBは本格的な密閉型ヘッドフォンということなのでかなり期待しています。

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本体

デザインと質感は良かったです。

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本体

写真にあるとおり、iPhoneを直接接続した場合は、本体側で音量の調節をすることが出来ます。
本体の一番外側のリングを回すことによって低域の量を調節することができます。

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本体の裏側

裏側にあるスイッチによってiPhoneかGalaxy(Android端末)をコントロールするかを選ぶことができます。

At The End Of The Day / Les Miserables

まず、低音はもとも少ない状態で試聴しました。
高音が十分にきれいで開放感があります。
低域はやや少なめですが、下までよくでてます。
全体的にはっきりとした音像でくっきり、しゃっきりしています。

She-Wolf / Megadeth

中域のキレがとても気持ちいいです。高域と中域は非常にシャープ。
低音もちょうど良い感じの量が出ています。

低音調節を試してみましたが、違いがわかりづらいですね。
試聴する音源にもよると思いますが、それほど大きな違いを感じなかったので、これ以降は低音を最大にして聞きました。

No More Tears / Ozzy Osbourne

オジー・オズボーン
全体的に開放感があり、乾いた切れのある音質。
濃厚なタイプではない。

Shape Of My Heart / Jacob Koller

ピアノの音がきれいで女性ヴォーカルの位置も前に出すぎずいいあんばいです。
空間表現がうまいという印象です。音場が広く、奥行きも十分です。

HD 630VBのまとめ

ゼンハイザーブースの近くは周辺の音が大きかったのでもう一度ちゃんと試聴をする必要がありますが、全体的にはいい印象でした。
基本的にモニター系の音ですがリスニングにも適してます。P7ほどリスニング向けに調整されているわけではありませんが、DT 1770 PROに近い調整かなと思います。

高域の伸びと開放感はDT 1770 PROよりもいいですね。特に高域の表現が細かいです。
ただし、低音についてはDT 1770 PROのほうが量感があり、下までよく出ています。

装着感はまあまあで側圧は緩めです。頭を振ると本体が耳からずれます。
メリットとしては密着度が薄いので長時間装着しても快適だと思います。

低域は本体の外側にあるリングを回すことによって調節可能です。今ひとつ効果はわかりませんでした。

テクニクス EAH-T700

2wayドライバの密閉型ヘッドフォンです。
公式サイトは以下のリンクを参考にしてください。

ステレオヘッドホン EAH-T700 | Hi-Fi オーディオ - Technics
テクニクスがお届けする音楽再生の圧倒的なリアリティーを追求した密閉型ステレオヘッドホンEAH-T700
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2wayドライバ

機械っぽくて良いですね。下のほうにツイーターが配置されています。

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本体です

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こちらも本体

高級感はありませんが、日本の製品らしく精巧でしっかりとした作りになっています。

At The End Of The Day / Les Miserables

とてもフラットです。高中低とどの音域にも偏ってるとは感じません。
高音も低音も音質はきれいでモニター系の音質。
抜けが良くて開放的な音を再生してくれます。
スピード感がよく出ているので余韻の残し方もうまいですね。

低音は下までよくでています。主張しすぎないのも好印象。

She-Wolf / Megadeth

全体的にキレがあります。前の曲と一緒でモニター系。リスニングにはあまり向かない感じです。
この曲では低音がもう少し欲しいところですが、ものすごく真面目にソース通りに再生するイメージです。
私がこれまで聴いてきた中だとMDR-Z1000をすこし豊かにして温もりがある感じ。

Four on Six / Nathan East

この曲には非常によく合いますね。
前述の通り、非常に正確に再生するのでロックやメタルを聴くと面白みがように感じるかもしれませんが、ジャズには合うように思います。

テクニクス EAH-T700のまとめ

装着感は良好ですが、側圧がとても緩いです。
よって長時間装着しても快適に音楽を楽しむことができると思いますが、音漏れはあります。
今日、試聴をした感じだとVANTAM Redの音量を80%くらいまで上げると音が漏れました。
あの会場で音が漏れていることがわかるので電車の中だともっと小さい音量でも漏れると思います。

使い方にもよると思いますが、頭を振ると位置がずれますので、歩行時などは快適に試聴ができないと思われます。
音量についてはVANTAM Redの音量を最大まで上げることが出来ませんでしたので能率は高いです。

今日、聴いた同じ密閉型ヘッドフォンのゼンハイザー HD 630VBと比べるとEAH-T700のほうが好みに合います。
スピーカーのような構造なのでB&WのP7にも近い音を聴かせてくれます。
技術的なことはわかりませんが、ツイーターを積んでいるからか、音に奥行きが感じられました。

ただし、今日の印象でいうとすごく真面目なモニター系の音なので面白味がありません。
来月の中旬には発売とのことなのでここから大きく音質を変えることはないと思いますが、もう少しリスニング向けにすると個人的には面白い製品になります。

次ページに続きます。

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