ロンドンで行われているATPツアーファイナルズ。
昨夜は錦織とジョコビッチが準決勝で対戦。
錦織は完全に勝てた試合だったけど残念ながらジョコビッチに敗退。大躍進をした2014年シーズンが終了しました。
ファーストセットはジョコビッチが異常に良かったので仕方なし。
ただ、錦織はよくあきらめなかったですね。少しずつジョコのテニスに順応し始めてるように見えました。今年の成長ポイントはこういうところでしょうね。
セカンドセットから徐々にジョコビッチが乱れ始めます。
まずサーブが入らなくなったのと、ジョコのストロークに慣れた錦織のストロークに圧されてリズムが狂います。
錦織は序盤からサーブもストロークも悪くなかったので、流れはすぐに錦織のものとなりました。
さらっと書きましたけどこれはすごいことですね。
好調なジョコビッチから流れを自分に引き寄せて圧倒してしまうんですから。本当にすごいことを錦織はやってのけてます。
セカンドセットは錦織が取って1-1のタイ。
この時点でストロークは錦織が優位に立ち、ジョコビッチは何もさせてもらえないという状況。
ファイナルセットのファーストゲームがポイントだったと思いますが、15-40からのブレークチャンスを錦織は逃します。
さらにジョコビッチが「ミスをしないテニス」に作戦を変更したのに対して錦織はリスクをおって攻めるテニスを継続。
完全に錦織が優位に立っていたのでここで錦織も少し慎重に行けば勝てた試合だったと思います。
しかし、経験の差なんでしょうね。
錦織は終始攻め続け、ミスを連発。自滅ですね。
今でもものすごく悔しいんですが、2014年は大躍進をしたし、来年につながる試合が出来たので錦織お疲れさまでした。
全豪から本当によく楽しませてもらった。
最後は課題が残ったけど、まだ強くなれるということなのでこのまま成長していって欲しいです。
このことは昨日の試合でジョコビッチの表情が物語ってましたね。
セカンドセットの途中から、「こいつには勝てない」という表情に変わってました。
あんなに調子のいいジョコビッチも久しぶりだったけど、あんなにパニック状態のジョコビッチも久しぶりに見た。
試合後の複雑そうな表情は初めて見たかも。
それだけジョコビッチは錦織の成長に驚き、来年以降の対戦を考え複雑なものになったんだと思う。
ということで、錦織に再度お疲れさまとありがとうと言いたいです。
来年はさらに飛躍して下さい。応援します。
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