発売が延期になっていたDENONのMM400が店頭にあったので試聴してきました。
メーカーの公式サイトはこちらです。
試聴はいつものiPhone6 PlusとLCH21という構成で、曲はALACを色々と聴きました。
ウォールナットのイヤーカップがかっこいい
DENONらしい包容力のある中低音
全体のバランスは中低音が強く高音が少し弱いという印象です。
解像度と音場のバランスは良く、各楽器がよく分解されてますが奥行きも感じられます。
余韻の鳴り方や空気感もいいです。
高音はきれいですが、中低音に比べるとやや量が少ないです。
低音はほどよく温かみがあってキレもあります。私の好みです。
P7と少し聞き比べ
P7と少し聞き比べをしました。P7のレビューはこちらを参照してください。
P7に比べるとボーカルが前に出てきますね。ボーカルを中心に聴きたい方にはMM400は向いてます。
特に女性ボーカルは艶やか。
P7と聞き比べてもまったく違和感はありません。少し高音が少ないかなという程度です。
レミゼの25周年記念コンサートの”At The End Of The Day”はなかなかいいです。
中域が強いので迫力が伝わってきます。
解像度もそこそこ高いので各楽器がちゃんと分離して聞こえますね。
デスメタルにもよく合います。
レミゼのフルオケと同じで迫力があって、各楽器が分離してます。
音の密度が濃い曲も得意ですね。
音の密度が低い曲ジャズも聴いてみましたが、これも合います。
ただし、高音が少ないので好みは分かれると思います。
全体的に解像度も音場もそこそこです。奥行きはあまり感じられません。
ただし、バランスが良いので細かい音も聞きたいけどリスニングに向いたヘッドフォンが好きな方には合うと思います。
元気に聞かせるのがうまいという印象です。
携帯性は抜群
装着感はいいです。特にパッドの触感が気持ちいいですね。すっぽりと耳に収まります。
モチモチとした触感のイヤーパッド
側圧はもう少し強い方がいい気もしますが、頭を振ってもずれたりしなかったので疲れにくさを考えるとこれでいいのかもしれません。
それと折りたたんだときにとてもコンパクトになります。
折りたたみ方はP7と一緒ですがP7よりもひとまわりコンパクトですかね。
音漏れについてはわかりませんでしたが、遮音性は高いです。
左がP7、右がMM400
総合的には音よし、装着感良し、携帯性良しということで気になる機種がひとつ増えました。
高音が少し少ないのが気になりましたが、また日を改めて聞いてみたいと思います。
その後、Ultrasone Performance880と聞き比べをしました。
参考にどうぞ！
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