昨年のヘッドフォン選びの際に発売が遅れて買うのをあきらめた二機種を聴いてきました。
DENONのAH-MM400とUltrasoneのPerformance880です。
前にも試聴してますが、今回は聞き比べをしてきました。
試聴環境はiPhone6 Plus+VANTAM Redです。
直前までB&W P7を聴いていたので基本的にはP7との比較になります。
わかりやすくていいですね。
AH-MM400
前回の印象と同じく、聴いてすぐにP7に似てるなぁと思いました。
高音は良く出ててきれいです。伸びもあります。刺さることはないです。
低音はキレと温かさのバランスがいいです。
P7に比べると下まででてないという印象です。
特に沈み込むような低音はP7のほうが得意ですが、上品さと解像度はMM400のほうが得意です。ここは好みが分かれるところだと思います。
高音と中域の解像度はP7より上だと思います。
P7に比べると全体的に少し高音寄りですね。
こもりもなく非常にクリアです。
迫力と音圧はP7と同等か少し劣る程度です。
音場はやや狭いです。特に奥行きは狭く感じます。
装着感は前回同様問題ありませんでした。側圧はP7よりも弱いです。
ケーブルが細くてちょっと頼りないです。
ケーブルは脱着可能なのであまり気になりませんが。
デザインや質感の印象も前と変わりません。非常にいいです。
折りたたむと携帯性が良くなるという点も気に入ってます。
前回はP7に比べて高音が少なく、重心が低いという評価だったんですが、前にMM400を聴いた時は気圧と体調の影響で高音が聞き取りにくい日だったのでその影響が出ていたのかもしれません。
もしくは、VANTAMの効果ですね。
違うお店で再度確認したいと思います。
Performance880
MM400の後ですぐに聴きました。一聴してややこもります・・・。
高音が明らかに少なくキレもないですね。解像度も低いです。
中域はいい感じです元気もあって音場もそこそこ広いです。
低音は下まで出てていい感じですが、キレが不足しており私の好みとは違うなぁという印象です。
全体的にいうとP7よりさらに味付けが濃い感じです。
Ultrasoneらしいと言えばらしいんでしょうが、現在の私の好みとは違うという結論でした。
結論
MM400はP7と併用が可能だと思いました。
前回の試聴と高音の印象がまるで違うのが気になりますので再度聴いてみますが、P7を高音寄りにして解像度を上げたという感じです。
音場は少し狭く感じますが、この価格帯なら十分だと思います。
P880は残念な結果に終わりました。
やはり聞き比べてみないとなかなかわからんものですな。
MM400とP880の以前の試聴についてはこちらの記事を参考にしてください。
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