はい。続きです。
前回の記事は以下を参考にしてください。
TH900とTH600
FostexのTH900とTH600を聞いた感想は前回の記事に書いたとおりです。
TH900が約12万、TH600が約7万ということを考えるとB&WのP7持ちの私としてはTH600には価格ほどの魅力を感じません。
私はほとんど外でヘッドフォンやイヤフォンを使うため、ケーブルの取り回しや装着感を考えるとデメリットのほうが大きいと感じました。
TH900は違います。
それらのデメリットを補ってあまりある魅力があります。
よって私が買うとしたらTH900です。
この手の製品に5万円以上出さないという家訓はありますが、なにかの拍子に臨時収入が入ったらサクッと買ってしまいたい衝動に駆られるほど魅力的でした。
まあ、本音をいうとTH900を7万円くらいで売ってよということですね。
8万でも良いです。
さあ、こんなぼやきは良いとして次に行きましょう。
OPPO HA-2
こちらは3/20発売予定のポータブルアンプです。
もちろんUSB DAC付きです。
私は現在USB DAC付きポタアンとしてAK-LCH21を使用してますが、そろそろ本格的なUSB DAC付きポタアンが欲しいと思ってます。
DUNU TITAN1が我が家に来てからMacBook Proで音楽を聴くのも悪くないなと思ってるのでMacでも使える物が望ましいです。
そこでポタアンも少しずつ試聴をしてます。
今回、ポタ研に来たのもポタアンがひとつの目的でした。
前置きが長くなりましたが、OPPOのHA-2の話しに戻りましょう。
HA-2の特徴を紹介してきます。
ESS Technology社のDACチップ「ES9018K2M」を搭載し、384kHz/32bitまでのPCMデータおよび11.2MHz (DSD256)までのDSDデータの再生が可能としてます。
前述の記事で紹介したONKYO、DENON、JVCのポタアンもAL-LCH21に比べると機能が豊富で音質は向上しますが、ハイレゾ対応に関してはやや中途半端な印象が否めません。
私は今のところAppleロスレスをメインにFLACでハイレゾ音源を持ってるだけなのでDSDにまでは対応してなくても良いのですが、今後のことを考えると対応してたほうが望ましいです。
HA-2のサイズとデザイン
HA-2は決して小さくありませんが、とても薄いです。
さらにアルミ製ボディの表面にブックカバーを模した仕上げのデザインとしているのでB&W P7やMacBook Proともとても合います。
HA-2はさらにモバイルバッテリーとしても機能します。
内蔵バッテリーの容量は3000mAhなので標準的なスマートフォンなら問題なくフル充電することが出来ます。
使う使わないは別として緊急時には重宝する機能ですね。
それと音量はiPhoneとHA-2側で調整することが出来ます。
メーカーの方の話しでは基本的にiPhone側の音量を最大にしてHA-2側で調節をしてくださいとおっしゃってました。
LCH21はiPhone側で調節が出来ないのでこれは便利だなと思います。
音質
肝心の音質です。
試聴はiPhone6 PlusとB&W P7といういつもの顔ぶれのの間にHA-2を挟みました。
試聴に使った曲はいつもの曲たちですべてAppleロスレスです。
全体的に解像度が上がるようになりました。
音場の変化はそれほど感じられませんでした。
解像度は主に高音と中域で上がります。
そのせいか、やや迫力不足で音が細くなったような印象を受けました。
おかしいなと思い、Gainを上げたら音質が一変しました。
迫力十分な音に変化します。
私はポタアンを使い慣れてないのですが、このGainを上げるのは当たり前なのでしょうかね。
Bassを上げることも出来るのですが、エフェクト機能を使うと音質が悪くなるという固定観念がある古い人間なのでこういうところは認識を改める必要があると感じました。
Gainを上げた後は、LCH21よりも満足出来る音になりました。
表現が難しいレミゼのフルオーケストラもとても気持ち良く聴くことができます。
というわけでHA-2はとても気に入りました。
価格は39,000円くらいになるそうです。
いつ頃からポタアン選びを開始するか決めてませんが、間違いなく候補のひとつにします。
次の記事ではFiiOの新ポタアンを紹介します。
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