DUNU TITAN 1が届いて2週間弱が経ちます。
エージングの結果、音質に変化があったので正式にレビューします。
TITAN 1の開封の儀とファーストインプレッションの記事は以下を参考にしてください。
環境はiPhone6 PlusにポタアンのLCH21を接続してます。
曲はいつも試聴によく使う曲ですべてALACです。
・高音
ファーストインプレッションでは少し刺さるものの解像度が高く、開放的な高音と書きました。
シンバルを多用するような曲や音の密度が濃い曲では耳障りに感じることもありました。
エージング(約100時間)後、おおまかな傾向は変わりませんが、音の角が取れて少しまろやかになりました。
わかりやすくいうと聞きやすくなってます。
開放的でよく伸びる点や解像度は変わらないので高音の質は上がったなという印象です。
・中域
ファーストインプレッションでは高音に比べると弱いと書きましたが、その印象は変わってません。
やはり少し中域が引っ込んでます。
ただ、前回よりは中域が前に出てきてバランスが良くなってます。
締まった良い感じの中域を聴かせてくれるようになりました。
おそらくこれが一番大きな変化です。
・低音
低音の印象については変わりません。
量も質も前回と一緒です。
ただし、中域が出るようになったのでより高音とのつながりが良くなってます。
少しマイルドに聞こえるようになりました。
キレは相変わらずで温かみというよりも締まった低音です。
・解像度と音場
前回は同価格帯のイヤフォンに比べたら解像度は高く、音場は狭いと書きました。
今回は中域が出るようになって全体的にマイルドになった分、音場が少し広くなったように感じました。
前はもっとカチッとした音像だったのですが、カチッとした部分が少なくなり、いい意味で柔らかい音質に変化してます。
もちろん、このイヤフォンの特徴であるカチッとした部分も残ってるのですが、少し聞きやすくなったという印象です。
・全体のバランス
前回はドンシャリと評しましたが、だいぶフラットに近づきました。
解像度は相変わらず良い感じですが、音場が広がり、奥行きも出てきました。
いま試聴をしてるW40やIM04にはかないませんが、この価格としてはトップクラスの音質だと思います。
全体的にこもるということもなく明瞭なのも個人的には好きですね。
・遮音性と音漏れ
前に書いたとおりです。よく漏れます。
装着感は普通だと思います。
歩きながら使ったら気になるとは思いますが、自宅でのんびり聴く分には十分なレベルと思います。
【国内正規品】 DUNU インナーイヤー型イヤホン TITAN 1 DN-T1
・総評
全体のバランスは中域が少し弱いもののフラットに近い音像です。
すべての音域についてカチッとした音も特徴のひとつです。
個人的にはデザインと音質が合っていてなかなかお洒落だと思います。
こういった音質が好きであればジャンルは選ばないタイプですですが、リスニング向きの温かみのある音が好きな場合は、何を聞いても合わないかもしれません。
遮音性があまり良くなく、音漏れも激しいので電車内などで使うことは出来ません。
装着感は可もなく不可もなくです。
同梱物はこの価格にしては十分すぎるほどですね。
個人的には特にケースが気に入ってます。
しっかりとした作りでイヤフォンをちゃんと守ってくれます。
ヘッドフォンとイヤフォンは99%外で使う私ですが、最近はTITAN 1を自宅で使うようになって、これも悪くないなと思い始めてます。
SE215との聞き比べはまた次回書きます。
ただいま密閉型のイヤフォン選びもしてますのでそちらの記事もどうぞ。
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