今回は須山補聴器のFitEarと前回印象の良かったVision EarsのVE3を聴いてきました。
FitEarは今年、初めて購入したカスタムIEMに選んだメーカーです。
初めてのカスタムIEMだったため、かなりの数を試聴しましたが、最終的には音質だけでなく品質と信頼性でFitEarを選びました。
FitEarを選んだ経緯と理由については以下の記事を参考にしてください。
繰り返しになりますが、今回のカスタムIEM選びは「B&W P7のような音を出すカスタムIEM」を選ぶのが目的です。
これまで長いこと密閉型のヘッドフォンを中心に使用してきましたが、汗をかきやすい時期になると耳がかぶれて痒くなるようになってきたので、前回とは違って各社のフラグシップに近い製品の中から好みに合うものを選びたいと思います。
前回、多数のカスタムIEMを試聴したとはいえ、まだ聴いていないメーカーもあるので予算が貯まるまでのんびりといろんな製品を聴きたいと思います。
試聴も私にとっては趣味のようなものですので。(笑)
試聴環境
今回も試聴環境はiPhone 6s Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。
今回は耳のかぶれがひどかったので直前までPrivate 222を聴いてました。
DT 1770 PROを使っても調子が良いので、P7を一日使ってみたら一発ででてしまいました。(涙)
試聴をしたのはすべて試聴機です。完成品ではありません。
MH334
見た目は222と同様にシェルがとてもきれいですが、中身がぎっしりつまっています。
ケーブルとプラグも222より高級感があり、しっかりとした作りになっています。
ちょっと羨ましい・・・。
Rock the Blues Away / AC/DC
一聴して222と同系統の音質だと感じました。
低域よりも高音と中域が目立ちます。
高音の出方は222に非常によく似ていて少し刺さりますね。
低音は控えめですが下までよく出てます。これも222とよく似ています。
解像度は全般的に高く、音場は左右に広いです。
奥行きについてはあまり広いとは感じません。
音の粒は222よりも細かいんですが高音は少し粗いですね。
She-Wolf / Megadeth
非常にクリアでこもりはありません。
この曲でも全体的なバランスは222とよく似ています。
目立つのは高音と中域です。
低音の量は少なめですが、下までよくでてます。
222と違うのは中域だと思います。
222よりも中域の量が多いので全体的に音のつながりがよく滑らかです。
そのおかげで聴きやすいですね。
Four on Six / Nathan East
低音が多めの曲ですが、高域と中域が目立ちます。
聴きやすい割には解像度も高いです。
中域の量が多いので222に比べると表現力が豊かです。
中域がしっかりと聞こえてくるので解像度の高さもわかりやすいです。
At The End Of The Day / Les Miserables
222と似ているのでモニター系の音です。
温かみよりもキレがあって非常にタイトです。
ただし、222に比べると中域が豊かなので聴きやすくなってます。
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