いろんなメーカーと機種を聴きすぎて、だんだん選びきる自信がなくなってまいりました。(笑)
まあ、あまり気にせず耳を肥やしましょう。
先日はCTMのCT-200とCT-300を聴いてきました。
結論としてはKL-カノンとCT-300を候補に残したいと思います。
価格はKL-カノンが74,800円、CT-300が83,900円です。
前回のCTMの試聴結果はこちらの記事を参考にしてください。
カナルワークス Canal Works
今回は埼玉県に本社を置くカナルワークスを聴いてきました。
創立が2010年なのでカスタムIEMメーカーとしては老舗ですね。
専業メーカーというのも安心感があります。
当社が提唱している「モバイルリスニングルーム」というフレーズも好きです。
試聴機を定番のイーイヤホンやフジヤエービックだけでなく、最近ビックカメラとも提携をしました。
ビックカメラ有楽町店であれば試聴が出来るそうです。
公式サイトはこちらです。
試聴環境
試聴環境はiPhone6 Plus+VANTAM Redです。
音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにハイレゾ音源も使用します。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
試聴してるのはすべて試聴機です。
あくまでも音質的な傾向を知るための試聴ですので承知おきください。
CW-L10
CW-L10は高域×1、低域×1の2Way2DriverのカスタムIEMです。
価格は約80,000円です。
一聴してすぐに低音に耳がいきました。
解像度がとても高い割によく沈み込みます。箱鳴りみたいな表現もうまい。
この独特な低音はP7に通じるものがあります。好みです。
前回聴いたCT-300も低音の量、表現力ともに高いレベルにある製品でしたが、このL10はもっと圧倒的な低音という印象です。迫力と厚みともにすごいです。
高音はやや量が少なく感じられますが、きれいでよく伸びます。
レ・ミゼラブルを聴いて
迫力、厚み、解像度ともに文句なしでした。
全体的なバランスはピラミッド型ですかね。低音、中域、高音の順に量が減っていくという印象です。
音のつながりも非常に良く、この曲のスピード感も表現されています。
このイヤフォンもかなり衝撃的。
Kelly Sweet
解像度が高いのに立体的で音場が広い。
低音は適度なキレもあるが基本はウォームな傾向。
CW-L10の感想
デスメタルやハードロックはめちゃめちゃ合いますね。ロックを気持ち良く聴くためのイヤフォンというメーカーの思惑はあたってると思います。
また、アリーナなどの広いライブ会場の音場を表現するのが得意ですね。
基本はリスニング向きですが、解像度もそこそこ高いのがポイントです。
そこそこと言っても現在使ってるIM04よりは上です。CT-300に比べると負けるかなという程度ですので一般的なリスナーなら充分満足出来るレベルにあると思います。
前述の通り、低音に特徴があって下まで良くでます。P7くらい下まで出るし、厚みもあります。
低音がこれだけ目立つのに高音も中域も解像度が高いのがすごいですね。
次ページではCW-L15の感想を書きます。
コメント