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ポタアン SoundRoid VANTAM Red購入3週間後のレビュー

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VANTAM Red
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VANTAM Redを購入して3週間経ちました。
ここらで正式にレビューを書きたいと思います。
メーカーの公式サイトはこちらになります。

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VANTAM Red本体

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環境と設定について

VANTAM Redを使用している環境は以下の通りです。

頻度はP7を外出先で使うことが多いです。最近はIM04とMacBook Proの出番も増えてきました。
特にMacBook ProにAudirvana Plusを入れてFLACのハイレゾ音源も楽しみ始めました。
据え置きのヘッドフォンアンプとしても十分な仕事をしてくれています。
音源は様々ですが、基本的にはALACもしくはAAC 256kbps(iTunes Storeで配信してるもの)です。

VANTAM Redのセッティングは以下の通りです。
GainはLow、DSUS(アップサンプリング機能)は最大の192kHz/32bitに設定してます。
DSEF (Digital Enhancement Filter)はFASTとSLOWの2種類を試してますが、基本的にはFASTにしてます。
色々と試しましたが、これが自分には一番合ってました。

効果が大きいのはDSUS(アップサンプリング機能)です。
256kbpsのような圧縮音源だと曲によっては粗が目立ちますが、総じて情報量が増え、ひとつひとつの音がきめ細やかになります。
DSUSを使用しない状態と比べると差は歴然です。
DSEF (Digital Enhancement Filter)はそれほど大きな違いを感じません。
効果を発揮する音源(ハイレゾのほうがわかりやすいとか)と曲調(静かな曲がわかりやすいとか)を選ぶのかなと思ってます。

音質

音質については購入時から目立った変化はありません。
今のところどのような環境でも音質は安定してます。

P7での視聴

全体的にはひとつひとつの音がきめ細かく分解されます。
P7視聴時の話しですが、中低音はウェットでウォームな印象を保ちつつ、解像度が上がります。
高音はカラッとしたイメージに変わります。
全体のバランスは大きく変わることはありません。
基本的に高音、中域、低音もフラットなまま解像度が上がるという印象です。
高音のみ少し音質がウェットから明るく開放的な音質に変わります。
この音質は私が初めてWestone 4Rを聴いて感銘したときの音質に似てます。
音場については広いままです。あまり変化しません。

なお、ケーブルについては標準ケーブルよりもアップグレードケーブルのPEC/P7を好んで使っています。
標準ケーブルに比べてPEC/P7は全体的に解像度が上がり、高音がきれいになるので相性がいいようです。
P7独特のウェット、ウォーム、音場の広さ、濃厚さを聴きたいときは標準ケーブルを使ってiPhoneと直接接続しています。

IM04での視聴

IM04での視聴もおおむね同じです。
バランスはフラットなままで解像度が上がります。
ただし、解像度が上がりすぎてIM04の魅力である音場がやや狭くなるように感じます。
また、IM04は縦のレンジが狭いため、高いところと低いところが再生されず、やや物足りなさを感じます。
解像度の高さにもIM04がついてきておらず、特に高音が聴きづらく感じることもあります。
刺さるとかキンキンするというわけではないのですが、まとまりがなくなって聴きづらいという印象です。

K551での視聴

K551での視聴は快適そのものです。
特に高音はさらに解像度が上がり、よく伸びるようになります。

TITAN1での視聴

TITAN1は高音がやや強いイヤフォンなので合わないかなと思いきや、意外と合いました。
TITAN1独特の高音のキレの良さやきれいさは損なわれることなく解像度が上がります。
曲によっては少し刺さりますが、聴きやすい高音になってます。
高音が好きな方には合うと思います。
バランスは他の機種と同じでおおむね変わりません。
高音が目立つことに変わりはありませんが、中低音もしっかりと出てますし、LCH21やiPhone直で聴くよりも解像度が上がってます。
特にジャズやクラシックには合いますね。

TITAN1は本当に密閉型だったらいいんですけどね。
私のいまの生活だとなかな出番がないです。

音質のまとめ

P7とK551についてはVANTAMとの相性がいいように思いますが、IM04はいまひとつといった感じです。
TITAN1はもっとも相性が悪いかなと思っていたのですが、意外と合っていたので驚きました。

正直に書きますが、ここに来てZ1000を売ったことをちょっと後悔しております。
実際に試聴はしてませんが、おそらくZ1000が得意とする高解像度に合ったんじゃないかなと思ってます。
また、P7やK551とは違う音を再生してくれただろうなと思います。

それぞれに特徴がありますが、もっとも威力を発揮するのはMacBook ProにインストールしたAudirvanaでFLACのハイレゾ音源を再生したときです。
傾向は大きく変わりませんが、さらにきめ細かくなってどの楽器も生々しさが強くなります。
これは私が今までにまったく体験したことがない世界ですね。
どんどん耳が肥えて困ります。(笑)

次ページに続きます。

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