ポータブルヘッドフォンアンプ選びその4です。
候補に挙げていたHA-200とOPPO HA-2の一騎打ちかと思いきや、前回SoundRoid VANTAM Redを聴いて情勢が一気に変わってしまいました。
HA-200とVANTAM Redの間に大きな差を感じてしまったため、価格的に少し無理をしてでもVANTAM Redを選ぼうかなと迷い始めてしまいました。
今回はこれまで候補に挙げていなかったTyphoonとSONYのPHA-2、GO-DAP TTも聴いてきました。
前回までのあらすじは以下の記事をどうぞ。
試聴環境はいつもの通り、iPhone6 PlusとB&W P7です。
音源はすべてアップルロスレスで、レミゼのAt The End of the DayやDeathのFlesh and Power It Holdsなどをじっくりと聞いてきました。
SounDroid Typhoon
赤い筐体はVANTAM Redと同じですが、もう少し落ち着いた赤です。
サイズはVANTAMよりも一回り大きいです。
音質は全体的にとても聞きやすいです。
高中低音のバランスをあまり変えずに解像度が高くなります。
この傾向はVANTAMと似てますね。
音場は前後、左右はB&W P7をiPhone直で聴いた時よりも広がるのですが、高音の量が減ったという印象です。また、P7は低いところもよく出してくれるのが気に入ってるんですが、低音が下まで出ませんでした。
縦のレンジが狭くなった感じです。
SoundRoid VANTAM Red
続いてVANTAM Redです。
こちらはTyphoonに比べてよりクリアに聞こえます。
音場は明らかに広くなりました。特に前述した縦のレンジは顕著ですね。
高音がしっかりと聞こえますし、低音も低いところまでよく聞こえます。
Typhoonに比べると全体的にやや派手ですね。
今回はHF Playerを使って、私が所有している数少ないハイレゾ音源を聴いてみました。
手嶌葵の明日への手紙という曲で96KHz/24bitの音源です。
今までAL-LCH21で聴いたときと違って明らかに良くなりますね。
全体的に滑らかになるという印象です。
高中低音のバランスやより高い音や低い音が聞こえるとは感じませんでしたが、解像度が全体的に上がってものすごく繊細に聞こえます。
これは軽い衝撃を受けました。DSDだとどうなるんだろ。(笑)
おそらくこれは私にとって初めてのハイレゾ体験になると思います。
試しに圧縮音源(iTunes Storeの音源)も聴いてみましたが、それなりに良くしてくれると感じました。
AL-LCH21だとロスレス音源と圧縮音源の違いがわかったりしたものですが、VANTAMのアップサンプリングの効果だと思いますが、今後はあまり感じないかもしれませんね。
その代わり、ハイレゾ音源との差を感じるという怖い世界が待ってるかも。(笑)
次ページに続きます。
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