ポータブルヘッドフォンアンプ選びその2です。
イヤフォン選びは後半がちょっとグダグダになってしまいましたが、今回はテキパキと選べそうです。
選定ポイントや候補、これまでの試聴記は以下の記事を参考にしてくださいませ。
では早速試聴した結果を書いていきます。
試聴環境はいつもの通り、iPhone6 PlusとB&W P7です。
今回使用した音源はDeathのFlesh and The Power It HoldsとOzzy OsbourneのNo More Tearsです。
前回はレ・ミゼラブルだったので今回はメタル系で比較をしました。
なお、メタル系を聞くので今回はすべてのアンプのGainを最大にしました。
DENON DA-10
前回の印象と同様、やはり全体的にすっきりとした音質です。
デス・メタルも非常に気持ちよく聞けます。爽やかなデス・メタルというのも乙なものです。
この手の曲は音量を上げていくと耳についたり、騒がしかったりするんですが、DA-10はそれがないです。本当に心地いい。
Ozzyのほうも同じような印象です。すっきりしてます。
ひとつひとつの楽器がきちんと分離して聞こえます。
音場も広いですね。
音質のバランスはフラットです。
音場が広いと書きましたが、No More Tearsではベースがやや遠くに聞こえました。
この曲は本来はそうじゃないはず・・・。
おそらく低音の量が少ないからだと思います。
低いところまで出てますが、全体的に線が細く聞こえてしまいます。
上品な音という感じですね。
ONKYO DAC-HA200
続いてHA200です。
中低音はこちらのほうが出てます。厚みもあって迫力があります。
解像度と音場はDA-10のほうが若干上と感じます。
特に比べて聞くとDA-10の解像度は高いですね。
No More Tearsのほうは冒頭のベースがめちゃめちゃ気持ちいいです。
DA-10も解像度が高かったのでベーシストの指使い、弾き方の違いまで聞こえましたが、HA200のほうが低音が出るので深みがあると感じました。
前述の通り、DA-10は解像度は高いのですが、あっさりしてるんですよね。
HA200の話しに戻ります。
音圧が強く、音の密度が濃いこの曲ですが、各楽器が重なることはありませんでした。
シンバル、ギター、ボーカル、ベース、ドラムがちゃんと分離して聞こえます。
中低音の音圧を表現しつつ、高音もちゃんと鳴らす解像度はありますね。
FiiO E17K
前回は失態を演じましたが、今日はUSB CHARGEをOFFにして、しっかりとiPhoneと接続しました。
ようやく念願の聞き比べです。
解像度と音場はDA-10、HA200に比べると少し劣ると感じました。
高音と中域は問題ないのですが、低音があまり下まで出ていません。
今回の試聴でわかりましたが、E17Kはどちらかというと高音寄りです。
中低音も出てますが、高音がややうるさいという印象です。
これは量の問題ではなく質の問題かなと感じました。
今回の結論
それぞれの特徴が良くつかめました。
DA-10とE17Kは今回あきらめます。
DA-10は音質はいいと思いますが、私が聞くにはちょっと上品で繊細すぎると感じました。
クラシックやレ・ミゼラブルを聴く分にはとてもいいアンプだと思いますが、ロックやポップスを聴くには迫力と音圧が不足しています。
ちょうど値下げをしてますし狙い目かなと思っていたんですけどね。
E17Kは全体的に音が雑に聞こえました。
サイズとスペックはとても気に入ってます。
スーツの内ポケットに入れて持ち運びが出来そうなのも魅力的です。
ただ、おそらくアンプ部分で他の2機種と差が出てしまったと思います。
全体的にガチャガチャとした音に聞こえました。
残る候補はHA200、iBassoのD Zero MK2、OPPO HA-2です。
HA-2はまだ発売されてないので視聴できる場所が限られています。
それまでちょっと他のアンプも聴いてみようかなと思います。
3回目の試聴結果をアップしました。
コメント