amahikasです。
「私と音楽」Heavy Metalシリーズの第2弾はドイツのRAGEです。
第一弾はHeavy Metalといえばこのバンドだよねと言うことでジューダス・プリーストについて書きました。
今回はドイツのRAGEです。早速書いていきます。
RAGE レイジ
RAGEは1980年代から活動しているドイツのHeavy Metalバンドです。
長く活動している割にはあまり知名度が高くなく、人気もいまひとつという印象を個人的に持っています。
もちろん、今ではジャーマンメタルを代表するバンドとして取り上げられることも多いのですが、もっと注目を浴びても良いのかなと思ってます。
正直に言うともっと聴いてよってことでこの記事を書いてます(笑)
RAGEはピーター“ピーヴィ”ワグナー(Peter “Peavy” Wagner)のバンドで、結成当時から在籍しているメンバーもピーヴィーしかいません。
基本的にトリオ編成(B&V、G、D)ですが、初期と1994年から1999年に四人編成だったことがあります。メンバーチェンジは割と頻繁ですが、2000年以降は比較的落ち着いています。
1984年結成から2016年までに22枚のオリジナルアルバムを発表しています。
活動期間が長いにもかかわらず大きなブランクがなく安定して活躍をしているという印象があります。
私がRAGEを初めて聴いたのは1992年に発表された『Trapped!』でした。
1980年代から名前は知っていましたが、それほど評価が高くなかったのと他に聴きたいバンドがありすぎて手を出すのが遅くなりました。
『Trapped!』以降は2003年発表の『Soundchaser』まで聴きました。
1990年代の最後のほうでほとんどのメタルバンドを聴くのをやめたんですが、RAGEは長く聴き続けたバンドになります。
2016年には久しぶりにRAGEの新しい作品を聴いてみました。 アルバム『The Devil Strikes Again』です。
最初からなんの違和感もなく受け入れることができて、結果的に2016年によく聴いたアルバムの11位に入りました。
好きなアルバム
それでは好きなアルバムを紹介していきます。
- Trapped! 1992年発表
- The Missing Link 1993年発表
- Ghosts 1999年発表
- The Devil Strikes Again 2016年発表
最初に聴いた『Trapped!』が今でも一番好きです。次点で『Ghosts』と『The Missing Link』、そして最新作の『The Devil Strikes Again』と続きます。
ちなみにRAGEのオリジナルアルバムはバンド名をRAGEにする前のAvenger時代の2作品、『Speak of the Dead』、『Carved in Stone』、『Strings to a Web』、『21』を除いた作品を聴いています。『Welcome to the Other Side』以降のアルバムはメタルに興味を失っていたこともあって聞き込みが浅いです。今年、未聴のアルバムとともに聴き込みたいですね。
まずは『Trapped!』です。『Trapped!』より前のアルバムはさかのぼって聴いたもののいまひとつという印象でした。と言うか、『Trapped!』の完成度が高すぎる気がします。
そういう意味では初めてのアルバムが『Trapped!』で良かったなと思います。どこかで確実に聴いていた作品なんですが、最初にこのアルバムを聴いたことでRAGEに対する私のイメージがグンと良くなってます。
『Trapped!』はほとんどの曲が好きというくらい完成度が高いのですが、多様性も魅力のひとつです。メタルバンドって意外といろんなジャンルの音楽を取り入れるのがうまいんですが、RAGEがこのアルバムで見せた多様性は特異で、初めてこのアルバムを聴いたときは私の音楽脳が整理しないままに終わってしまった記憶があります。
どうにか整理をしたいと聴き続けてたらRAGEの虜になっていました。
私が愛聴してる中でもちょっと珍しいタイプのバンドです。
『Ghosts』はもっとわかりやすいです。
RAGEは『Ghosts』の2作前の『Lingua Mortis』というアルバムでフルオーケストラと共演をしているんですが、『Ghosts』もオーケストラを多用しています。
メタルとクラシック音楽を融合し、オーケストラをうまく使ってるのが『Ghosts』です。
また、Heavy Metalという音楽が持つ重さやスピード、アグレッシブさを出しながらも大げさな表現を前面に押し出したアルバムとなっています。
この大げさな表現というのはクイーンがフェイバリットバンドの私にはたまらないものがあるんですね。
『Ghosts』でもうひとつ好きなのはメロディーです。とにかく美しいです。
他のアルバムに比べると本作はメタルらしさが少ないのですが、代わりにメロディーがきれいです。
『The Missing Link』は『Trapped!』の次のアルバムです。
楽曲の完成度で言うと『Trapped!』を凌ぐくらいいい作品なんですが、『Trapped!』ほど多様性はないので私の中では『Trapped!』の次という序列になっています。
純然たるメタルアルバムという意味では『The Missing Link』のほうが上かなと思います。
最新作の『The Devil Strikes Again』は久しぶりにRAGEを聴く私の期待をまったく裏切らない良作でした。楽曲の完成度の高さを維持しつつ、「昔聴いたような曲じゃん」と思わせないでありがとうと素直に思いました。
『Trapped!』以降はメタルを基調に高いレベルの楽曲を作りつつ、いろんなジャンルを織り込むというチャレンジに成功したRAGEですが、『The Devil Strikes Again』も昔と変わらない性質を持った作品で安心しました。
次ページは好きな曲について書きます。
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