Fostex TH900とTH600
TH900聴いてきました。
聴いてきましたよ。
ここからレビューを書きますが、基本的にP7との比較です。
一聴してまずこんなに違うのかと驚きました。
これまであまり上の世界は聴かないようにしてきたのですが、これはすごいヘッドフォンですね。
UltrasoneのEditionシリーズも聴きたくなりました。
高音の表現力が一番の違いかもしれません。
ものすごくきれいでよく伸びますし、繊細です。
すこし刺さりますが、気にならない程度でした。
それと音場がものすごく広い上に解像度が高いです。
P7もよく頑張ってると思うんですが、二周りくらい奥行きがありますね。
なのにあんなに解像度が高いってすごいなと素直に感心しました。
ちなみに環境はいつもの通り、iPhone6 PlusとAL-LCH21です。
間違いなくこの環境ではTH900の実力を引き出せてないんでしょうね。(笑)
もっといいアンプがあるといいんですが、今の組み合わせでも十分にスゴイと今日は感じました。
12から13万するヘッドフォンですので買うのはどうかなと思いますが、今後気には留めておきたいです。
TH900のために頑張って働こうと決意しました。
TH600
続いてTH600も聴いてきました。
こちらもTH900同様、密閉式のヘッドフォンです。価格は約7万円とTH900に比べるとやさしめですが私の上限は超えてます。(笑)
TH900と似たような傾向ですが少し中域が厚いです。
高音は少しシャリシャリしていてTH900よりも刺さります。
音場はこちらも広いですし、解像度も高いです。音に深みがありますね。
P7と比べると一回りとはいいませんが、0.5回りくらい良い感じです。
メタルのような音楽も問題なく聴けました。
全体的なバランスはフラットに近いですが、P7に比べると低音が少ないという印象です。
低いところもあまり出てませんでした。
TH900のほうがフラットで低音も低いところまでよく出てますね。
低音の質はキレがあるタイプです。P7にアップグレード用のケーブルPEC/P7ををつけたときと似た傾向に感じました。
装着感はTH900、TH600ともに少し緩めです。
ここはP7のほうが上です。
P7のレビューにも書いたようにP7はポータブル用に最適化されてるだけあって、装着感がものすごくいいんですね。
それが快適なリスニングを生んでるんだと思いますが、TH900とTH600はポータブルに最適化してるわけではないので、差が出てると感じました。
ケーブルについてもリケーブルは出来ず、長いケーブルが付いてきます。
ただし、これくらいの機種だとしっかりとしたケーブルを使ってますし、リケーブルをする気にもなりません。
ただ、自宅で聴く分には良いとして外で聴くにはケーブルの取り回しを工夫する必要がありそうです。
続きを書きました。
ただいまイヤフォン選びをしてますが、その記事はこちらです。
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