前回の記事では私の自宅でのバックアップ構成を紹介しました。
ただし、結構お金がかかってしまうので誰にでもお薦めできる構成ではありません。
今回はより安価に安全にデータをバックアップする構成を紹介したいと思います。
まず、二重バックアップをすることが重要ということは前の記事でも触れました。
いかに安く二重バックアップをするかがポイントとなります。
NASを使用する場合
理想的な構成はこんな感じです。
パソコン→NAS→USB HDD
この構成ではNASが一次データ保管先になり、USB HDDが二次データ保管先となります。
データが二重に保存されているので二重バックアップが実現されていることになります。
パソコンが一台の場合は、NASでなくてもかまいません。
外付けのUSB HDDを買いましょう。
パソコンが複数台ある場合は、NASをお薦めします。(スマートフォンやタブレットがある場合もNASは便利です)
データの保管
まずは一次データ保管先として基本的にNASに重要なデータを保管するようにします。
次に二次データ保管先としてUSB HDDをパソコンかNASに接続します。
USB HDDにパソコンもしくはNASからデータを定期的にバックアップをすれば出来上がりです。
この構成であれば、パソコン、NAS、USB HDDのどれが壊れてもデータを失うことはありません。
また、パソコン、NAS、USB HDDのいずれかを入れ替えることになっても「データ移行」が発生しません。
「どのフォルダをNASに保管すればいいの?」という疑問もあろうかと思いますが、とりあえず、重要なデータはひとつのフォルダに保管するクセをつけましょう。
安全なバックアップはそもそもどのデータが重要なのかを知るところから始まります。
自分にとって重要なデータを知らないようだとデータを守ることは出来ません。
一次データ保管先の製品選び
一次データ保管先は、Raid不要です。HDD1本で充分です。
ここでRaidとかいうとお金もかかりますし、技術的にも難易度が上がります。
二次データ保管先はバックアップ先を用意する理由はここにあります。
安価且つ技術的な難しさもない。
具体的にいうと以下のような製品が良いと思います。
・Netgear RN10200
こちらはHDDを2本搭載できるタイプのNASです。
機能も豊富ですが、あまり多くの機能を使うと動作が遅くなります。
・バッファロー LinkStation LS210D0101
シンプルなHDD1本搭載モデルです。
こちらも機能豊富ですね。
・QNAP TS-131 T1311MD40
これもシンプルなHDD1本搭載モデルです。
老舗のQNAPなので値段はそれなりにします。
あとは、予算や使い方、容量によってモデルを選べばOKです。
容量が沢山欲しい場合はHDDを4本搭載できる4ベイモデルもあります。
メーカーについては個人個人で好き嫌いもありますので自分に合うものを選べばOKです。
私の場合、NASはNetgearとQNAPを使用していますが、Netgearをお薦めします。
NetgearもQNAPも企業向けモデルで定評があり、信頼性も高いです。
ただ、個人向けモデルとなるとNetgearのほうが最近は安価でユーザーフレンドリーな製品を出してるという印象です。
Buffaloやアイオーデータも悪くありませんが、Buffaloは以前使っていて二台ほど故障したのとデータ転送速度の点でいまひとつでした。
最近のモデルは使っていないので正確なことは言えませんが、Netgear、QNAPのほうを私は信頼しています。
Netgearの公式サイトはこちらです。
QNAPの公式サイトはこちらです。
Buffaloの公式サイトはこちらです。
二次データ保管先の製品選び
USBタイプの外付けHDDは適当なものを選んでOKです。
こちらもRaidは不要です。
製品を選ぶときに気をつけたいのは一次データ保管先の容量に合わせることです。
二次データ保管先の容量が少なくてバックアップが取れないというのではせっかくの構成も台無しです。
HDD選び
NASにはHDDがついてるモデルとついていないモデルがあります。
私は基本的にHDDがついてないモデルを選んでHDDはメーカー、容量ともに自分で好きなものを選ぶようにしてます。
お薦めは定番のWestern Digitalの赤です。公式サイトはこちらです。
現時点では3TBモデルのコストパフォーマンスがいいようですね。
いろんな構成
NASを使用しなくても二重バックアップは可能です。
参考までに他に考えられる構成を書いておきます。
・PCにデータを置く場合
PC→ USB HDD
この場合は、PCが一次保管先、USB HDDが二次保管先となります。
・PCが複数台あってPCにデータがある場合
PC→ NAS
この場合は、PCが一次保管先、NASが二次保管先となります。
今回の記事は以上で終わりです。
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