解像度と音場
ここまで書いてきたように解像度よりも音場を得意とするイヤフォンです。
また縦に広いというよりも左右と前後に音場が広いため、奥行きが感じられます。
解像度はかつて所有していたヘッドフォンのZ1000やW4Rほど高くはありませんが、必要充分というレベルです。
P7の選んだときにも感じましたが、解像度と音場のバランスはほどよいくらいが最近私は気に入ってます。
もちろん、どちらも高いほうが良いのですが、バランスが悪いと心地よく聞こえません。
解像度が高いと全体的にギスギスした音像になりますし、解像度低いのに音場が広いとボワついたり、こもってるように聞こえます。
IM04の特徴は上限と下限の制限はあるものの左右と前後に音場が広い点だと思います。
より高音や低音寄りが好きという方に薦められるイヤフォンではないかなと思います。
それでもイヤフォンとしては充分に広いと私は感じてます。
全体のバランス
高中低のバランスはフラットに近いです。やや中低音の量が多いですが、今回試聴した中ではA83に次いでフラットでした。
今回はW4Rの後継機探しでしたし、基本的にフラットな傾向が好きなので重心が低いW40よりもこちらを選びました。
さらにIM04は音のつながりが非常にいいです。
どんなジャンルの曲を聴いても不自然な点がなく、滑らかに聴かせてくれます。
そういう意味ではヘッドフォンのP7にもっとも近い印象を与えてくれました。
ここがIM04に決めた一番大きなポイントです。
購入後もこの印象は変わりません。若干、高音の粒が揃わないと感じる部分がありますが、これはイヤーピースが合ってないのかなと思ってますので、これから色々と試そうと思ってます。
遮音性と音漏れ
どちらも非常に優秀です。
私の耳が耐えられない音量まで上げても漏れていないようです。
遮音性は高すぎます。
周囲の音がほとんど聞こえないのでちょっと危険かなと思います。
個人的にはもう少し入ってきてもいいです。
装着感
装着感も良好です。
イヤーピースが合ってないと感じる現状でもいい感じなので早く良いイヤーピースを探したいですね。
装着感を高めてるのはワイヤー入りのケーブルです。
最初はうまく合いませんでしたが、自分の耳に合うように曲げたら装着感が一気に上がりました。
この辺もよくできてるなと感心しました。
レビューはこれで終わりです。
全体的にはとても満足してます。
イヤーピースがうまく合ってないと感じるので底だけ調節したいですね。
あとは、ケーブル。
今の音にも満足してるんですが、やっぱり欲しくなってしまいますね。
いろんなレビューを読みながら決めたいと思います。
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