2013年にヘッドフォンを探し始めた理由はヘッドフォン遍歴の記事に書いたようにWestone 4Rを買ったことと聴く音楽の幅が広がったことです。
Z1000の前まではBeats Proを使ってました。
Beats Proは中低音に迫力があり、解像度が高く高音も適度にきれい、作りもしっかりとしていたので満足して使ってましたが、Westone 4Rを聴いたことによって、もっと解像度が高く、高音がきれいなヘッドフォンが欲しくなりました。
また、ミュージカルやフルオーケストラの音楽を聴くようになったので音質の好みが中低音よりのバランスからフラットに変化したというのも理由のひとつです。
選定ポイント
・音質がフラット
・高解像度
・高音がきれい
・99%外で使うので密閉型
試聴環境
iPhone5s直。
楽曲はすべてALAC。
試聴には以下のような曲を使ってます。
試聴した機種と感想
Focal Spirit one
高音と低音は気持ちがいい。
中域がが少しこもる。
UE9000
全体的に解像度がやや低く少しこもるという印象。
デザインが良く、Bluetoothも使えるので期待してましたが残念。
HPH-PRO400
装着感が少し硬い、音もやや硬い、中低音が唸るようにドライブする。
高音そこそこきれい、解像度もそこそこ。
繊細さはないがダイナミックという感じの鳴りっぷり。
低音はややぼわつくか。
HPH-PRO500
400に比べると中低音がやや強いもののフラットに近い。
解像度と高音は400に比べて良くなっており、好みに近い。
K545
今回試聴した機種の中では高音がきれい。
バランス的には高音がが強く、中低音は少ない。
特に中域がやや引っ込んでるように聞こえる。全体的には高音に寄りすぎ。
が、中低音はともにキレが有り、低いところまでよく出ている。
装着感は側圧がやや弱い。デザインと質感はいい感じ。
K551
ボーカルが近い。高音きれい、少し刺さる。
中低音は弱いもののキレがあり、とても気持ちがいい。特に低音良し。
軽いが高級感あり、デザインもいい。
高音がささり気味なので長時間聞くのはやや疲れそう。
SRH1540
装着感よし。
音量は余裕があまりない。ポタアンがあったほうが良さそう。
低音はキレあり。
MDR-Z1000に比べるとやや音が丸くなる。
Momentum
装着感よし。
作りがやや華奢という印象。
全体的によくまとまっているが、MDR-Z1000とSRH1540に比べると高音のきれいさと解像度で一歩劣る。
MDR-Z1000
装着感はいいが、デザインや質感は凡庸。
いい意味でモニター的な作り。
高音のきれいさはK551よりは劣るものの他の機種よりはきれい。
解像度も高い。
最終的な決め手
AKGのK545と551は高音がきれいなもののフラットではなく高音よりのバランス。
今回探している音質とは違うため落選。
YamahaのPRO400とPRO500、Momentumは全体的によくまとまっているものの
解像度と高音のきれいさという点でZ1000とSRH1540に軍配が上がりました。
音場を重要視していたら違う結果になったと思います。
正直、Momentum、Spirit One、PRO500のどれを買っても満足したと思いますが、
解像度にこだわり、最終的にはZ1000とSRH1540にしぼりました。
何度か聞き比べをしましたが、この二機種は音質面で決めきることが出来ませんでした。
音場はSRH1540のほうが広いのですが、解像度はZ1000のほうが高いです。
よって、携帯性に勝るZ1000を選んで2013年のヘッドフォン選びを終了しました。
ちなみに三ヶ月後にAKGの高音が気になって仕方がなかったのでK545を買いました。
いまではK551にしておけば良かったかなと後悔しています。
その他の選びシリーズは以下に書いております。参考までにどうぞ。
コメント
[…] AKG K545を買うことにした経緯はこちらにもまとめています。 […]
[…] た今でもいろんなヘッドフォンを聞いてますが、同じ条件でよりいいものには出会っていないので長い付き合いになりそうです。 Z1000を買うことにした経緯はこちらにもまとめています。 […]
[…] P7、2013年のMDR-Z1000、2012年のBeats […]