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DACとポータブルヘッドホンアンプ HERUS+とVANTAM Red聞き比べ

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HERUS+
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先日、iPhone用に購入をした小型DACのHERUS+と1年間使用しているVANTAM Redの聞き比べをしたいと思います。

HERUS+は購入をして2週間が経過しているもののいまひとつ音質的な実力を測りかねています。
試聴時にはもう少し素直な音質だと思っていたのですが、いざ購入して聞いてみると意外と味つけをするタイプなのかなと思い始めています。
特に高域を主張が強いように感じます。
具体的には単純に量が増えるのではなく、余韻がきれいにすーっと消えるのではなく、通常よりも長く音が残ってスッと消えるという感じです。

その他の音質についても確認をしたいので、今日はこれまで1年間使用してきたVANTAM Redとの聞き比べをしてみます。

HERUS+のファーストインプレッションについては以下の記事を参考にしてください。

USB DAC Resonessence Labs HERUS+ ファーストインプレッション
HERUS+が届いてから一週間が経ちました。 ここらでファーストインプレッションをまとめておきたいと思います。 前回の開封の儀については以下の記事を参考にしてください。 音質 まずは肝心の音質からです。感想はVANTAM Redとの比較...

VANTAM Redについては以下の記事を参考にしてください。

ポタアン SoundRoid VANTAM Red購入3週間後のレビュー
VANTAM Redを購入して3週間経ちました。ここらで正式にレビューを書きたいと思います。メーカーの公式サイトはこちらになります。環境と設定についてVANTAM Redを使用している環境は以下の通りです。iPhone6 Plus+VANT...

VANTAM Redに大きな不満はありませんが、よりコンパクトで携帯しやすい製品が欲しくなったのと、音質も向上するのであれば新しい製品に替えたいと思っています。

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視聴環境

今回は以下の構成で聞き比べをしました。
iPhone 6s PlusHERUS+-DT 1770 PRO
iPhone 6s PlusVANTAM RedDT 1770 PRO
事情によりこれまでメインで使っていたヘッドフォンのB&W P7を使用できなくなったため、すっかり主力のヘッドフォンとなったDT 1770 PROで視聴をします。

VANTAM Redの設定は以下の通りです。

  • DSEF:SLOW
  • GAIN:HIGH
  • DSUS:THROUGH、32bit

最近はこの設定で落ち着いています。アップサンプリング機能は使用しないことが多いです。
HERUS+のほうはデジタルフィルターを使用しません。
両製品ともにもっともニュートラルな状態で聞き比べます。
VANTAM Redの設定については以下の記事を参考にしてください。

ポタアン SoundRoid VANTAM Redファーストインプレッション
早くも三日間をVANTAM Redと過ごしました。メーカーの公式サイトにもVANTAM Redのページが出来ましたね。こちらです。 早速ファーストインプレッションを書いていきたいと思います。環境はiPhone6 Plus+ VANTAM R...

音源は主にCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)。
たまにHF PlayerでFLACの96kHz/24bitの音源も聴きます。
試聴に使う曲や聴きどころについてはこちらを参考にしてくださいませ。

オーディオの試聴によく使う曲と聴きどころ(2015年10月版)
前々からしつこいくらい私がオーディオの試聴に使う曲を紹介していますが、最近少し曲を入れ替えたので、この記事もアップデートしたいと思います。前回の記事は以下を参考にしてください。学生の頃はQueenのBohemian RhapsodyやBod...

それでは聞き比べていきます。

IMG_5912

HERUS+とVANTAM Red

聞き比べ

At The End Of The Day / Les Miserables

まずはVANTAM Redから。

全体的にすっきりとした音像です。
高域、中域ともに解像度が高くひとつひとつの音が細かい。
味つけはせずに自然と鳴らしてるという印象ですね。
低域の沈み込みは少し足りなくて量も少なめです。

続いてHERUS+。

解像度はそれほど変わらないです。
全体的にクリアで明瞭な音になります。
VANTAM Redよりも音圧が高くて低音の沈み込みも深いです。特に低音の響き方がとてもきれい。
縦のレンジが広くなって、超高域と重低音が出るようになります。
ボーカルはHERUS+のほうが聴きとりやすくて、少し前に出て来るように感じます。

Bisso Baba

この曲はHERUS+から。

出だしのベース音が強烈ですね。これは試聴したときに感じた重低音と一緒です。
高域のシンバル類とピアノも非常にきれいです。VANTAM Redに比べると音の響き方や余韻の残り方がきれいになるという印象です。
高域についてはやや誇張してるようにも感じます。

中域は音が細くなることはありませんが、特に主張をするわけでもないです。
高域と低域をしっかりと支えてるという印象。

低域は沈み込むし量感もあるが、キレも少しあって解像度も高いです。
ベーシストの細かい指使いも聴きとることができます。
これだけ量感があると低音がボワついたりしてぼんやりとした印象になるものですが、適度にキレがあるため、質のいい低音になってると感じます。

VANTAM Redは低音の沈み込みが少し足りないと感じます。
いい意味で淡泊な低音に聞こえます。余韻もあまり残らずすっきりとしてます。
高音についても同様の印象を持ちました。
解像度が高くひとつひとつの音はきれいですが、余韻があまり残りません。
HERUS+は音の余韻を長く残して、VANTAM Redは忠実に再現しているという印象ですね。

次ページに続きます。

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