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ポータブルヘッドホンアンプ エレキットTU-HP02レビュー

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ヘッドホンアンプ/DAC
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試聴環境を変えました。
ここからはiPhone 6s Plus+TU-HP02+DT 1770 PROで聴いてみます。

先ほどの環境に比べるとベースが前に出てきました。
フラットに近い音のバランスでしたが、少し低音寄りになりましたかね。
ただし、変わったのはバランスだけで全体的な印象はあまり変わりません。

2分30秒過ぎのシンバルは先ほどよりも少し量が多いものの耳につかないのは一緒です。
さらにベースも強調されていますね。

大きく異なるのはホワイトノイズですかね。
普段はあまり気にしないのですが、他の環境に比べて少し多いように感じます。

Come Sail Away / STYX

Audirvanaと比べると冒頭部分が少しこもって聞こえます。
傾向はあまり変わらないが、前の曲と一緒で低音の量が増えます。
また高域の細かさと滑らかさが減るので、開放的なイメージも減ってややこもって聞こえる。
ただし、解像度と開放感を度外視すればDT 1770 PROがP7にとてもよく似た音質に変わる。

4分45秒からの盛り上がる部分ではシンバル音がやや耳につきます。
中域もちゃんとでていますが、この曲では高域と低域が目立ちますね。

Four on Six / Nathan East

この環境でもこの曲は良いですね。
解像度はやっぱり全体的に上がります。
先ほどまではキレのある低音が気持ち良かったのですが、すこしもやっとした低音になりました。
高域については変わらず気持ちがいいです。
シンバルもピアノも気持ちが良いですね。
スピード感についてはAudirvanaで聴くよりも少し損なわれてると感じます。

She-Wolf / Megadeth

Audirvanaと比べると全体的に雑な印象です。
低域についてはこちらのほうが沈み込んでいますね。
解像度は低くなっていますが、外で使う分にはこれくらいのほうがわかりやすくていいかもしれません。

音の密度が上がっても問題はないように聞こえますが、少し雑になるのが気になりますね。
もう少し密度が高い曲を聴いてみましょう。

Flesh and The Power It Holds / Death

これくらい音の密度が上がっても問題ないですね。
前の曲と一緒で少し粗いのが気になりますが、これくらい迫力があってもいいと感じます。

音の立ち上がりや立ち下がりも雰囲気があっていいです。
音場は広く感じますし、奥行きもあります。
空気感を表現するのは得意ですね。

この曲では低域はそれほど目立ちませんでした。
むしろ高域と中域が目立ちますね。
手数の多いドラムとギターが派手に暴れ回るというイメージです。
決して滑らかに細かく聴かせるという感じではありません。
ですが、この手の曲には合うと思います。

4分20秒あたりで突然静かになってギターソロが始まるんですが、静寂な部分でホワイトノイズが目立ちました。
ギターソロについてはヒステリックな高音がよく表現出来てます。

At The End Of The Day / Les Miserables

Audirvanaで聴くよりも低域の量が多いです。
沈み込むような低音はiPhoneのラインアウトから聴いたほうがよく出ています。そのおかげでフルオーケストラの迫力がよく伝わります。
解像度についてはAudirvanaで聴くよりも少し低いですが、それほど気にならないですね。
iPhone+TU-HP02でポータブルも十分にいけるかなと思います。

Rangers / A Fine Frenzy

もう1曲聴いてみましょう。
高域は変わらず開放的で乾いた音質です。適度に主張していて違和感はありません。
ヴォーカルはもう少し前に出てきてもいいという感じですが、ここも違和感はありません。
十分に魅力は伝わってきます。
いいのは低域ですね。
しっかりと沈み込みながら包み込むような低音を聞かせてくれます。
かといって解像度が甘くなってるということもなく、キレと温もりが適度に共存しています。

次ページはTU-HP02の外観写真とまとめです。

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