イヤフォン選び2016年 その2 FX750、AKG N20U、IE60、MOMENTUM In-Ear他

姪っ子のためにイヤフォンを選ぼうシリーズその2です。
前回は選定のための条件と候補について書きました。
候補は各方面からいいアドバイスをもらってかなりの数になりました。
非常にありがたいです。

今回はいくつか製品を試聴してきましたので、結果を書きたいと思います。

候補

現時点の候補です。
数が多くて混乱してきたので、表にしました。
選定をするにあたってリモコンとリケーブルも考慮したいので○×で記載をしました。
デザインは完全に私の主観です。
2人とも女の子なのでデザインはいいに越したことはありませんが、音質を優先しますので評価はおおざっぱになっています。
実際に手にとって試聴をして、少しずつちゃんとした評価にしたいと思います。

候補にFX850を加えました。
昨年と比べてだいぶ価格が下がってるんですね。
音質的なレベルがかなり上がりますが、FX850と同等のものがあるか楽しみです。
前述の通り、音質やデザイン、装着感の評価は大ざっぱですので今後精度を上げていきます。

試聴環境

姪っ子たちと近い環境にするためにiPhone 6s Plus直で聴きました。
音源はAppleロスレスです。
本当はAACに圧縮したほうがいいのだと思いますが、このままでいきます。

試聴に使ったのは以下の3曲です。
99 Luftbaloons / Nena
Titanium / David Guetta featuring Sia
Blank Space / Taylor Swift

試聴曲については適宜見直しをしたいと思います。
なお、試聴をする直前までiPhone 6s Plus+VANTAM Red+DT 1770 PROで聴いてました。
トップバッターは不利になりますので、少し割り引いて考えたいと思います。
それと普段私が聞いている価格帯と違う製品を聴いていますので評価については辛口になることをご容赦ください。

それでは試聴結果にいきましょう。

FX750

2015年のイヤフォン選びでFX850を何度か試聴しました。
FX750は初めて聴きますが、FX850に近い音質を期待します。

Blank Space / Taylor Swift

ややこもってると感じます。
高音が少し刺さりますね。
低音は量が多く、下までよく出てます。
ヴォーカルはよく聞こえますが、どちらかというと高域と低域が目立ちます。

音場は広くて良い感じですが、中域が大人しいという印象です。

Titanium / David Guetta featuring Sia

低音の響き方はいいです。スネアのアタック音もキレと迫力があります。
中域の量は少ないんですが、High Midが出ているのでSia（女性ヴォーカル）はいい感じで前に出てきます。

99 Luftbaloons / Nena

高域はそこそこ伸びてます。
音の粒もこの価格にしては細かいと思いますが、シンバルの音が粗く聞こえます。
このシンバル音はちょっと耳に障りますね。

中域の量が少ないせいか、全体的に痩せた音に聞こえます。
前述の通り、シンバル音もいまいちなのでこの曲については魅力を感じません。

FX750 音質以外の評価

装着感はそこそこです。
タッチノイズはありません。
デザインは無難というところです。高級感と質感はこの価格にしては十分と思います。
プラグは細くて差しやすいです。
音量は85%が限界でした。

ONKYO E700M

最近、評判のいいONKYOのE700Mです。

99 Luftbaloons / Nena

E700Mでもこの曲は痩せた音に聞こえました。
悪い言い方をすると安っぽい音に聞こえます。

低域はFX750ほど沈み込みません。
高域と中域は元気な音という印象です。
シンバル音がどうしても気になりました。

Titanium / David Guetta featuring Sia

出だしの雰囲気はいいです。
元々低音の量が多く、低音に魅力のある曲ですが、この曲では音源通りに低音が目立ってます。
女性ボーカルは少し奥に引っ込む感じに聞こえます。
ハイハットとスネアが入ると高域が聴きづらくなりました。
全体的にも魅力的に聞こえないです。

E700M 音質以外の評価

装着感はFX750と同程度です。
ケーブルはお洒落ですね。こういう工夫は好きです。タッチノイズもありません。

E700M本体

プラグのデザインと質感はFX750よりもいいです。
デザインについては加点ですね。
音量は85%が限界でした。

次ページに続きます。