姪っ子のためにイヤフォンを選ぼうシリーズその6です。
前回で候補に挙げた製品をすべて聞き終えたので、第2ラウンドに進む製品を選びました。
前回の記事は以下を参考にしてください。
ここからは第2ラウンドに残った製品の聞き比べをしていきます。
候補
現在の候補をおさらいしておきましょう。
- JVC FX850(約2.7万)
- JVC FX750(約2万)
- AKG N20U(約1.6万)
- ゼンハイザー IE60(約1.8万)
- DUNU DN-1000(約2万)
- Heaven V(約3万)
- Chord & Major(約2.2万)
- ATH-CKR9(約1.9万)
- MASTER & DYNAMIC ME05(約2.5万)
- Japaear JE-333(約2.7万)
なかなか試聴をする機会がなかったJapaear社のJE-333をようやく聞くことができました。
候補として戻したいと思います。
試聴環境
姪っ子たちと近い環境にするためにiPhone 6s Plus直で聴きました。
音源はCDから取りこんだAppleロスレスがメインです。
試聴に使ったのは以下の3曲です。
99 Luftbaloons / Nena
Titanium / David Guetta featuring Sia
Blank Space / Taylor Swift
これだけレベルが上がってくると微妙な差を聞き分けるのが難しいので、聞き慣れたいつもの試聴曲も聞きます。
また、moumoonというアーティストの”It’s Our Time”という曲も使ってみます。
moumoonは姪っ子2が好きなアーティストです。
今回試聴をする直前までiPhone 6s Plus+FitEar Private 222で聴いてました。
それでは試聴結果にいきましょう。
Chord & Major World
Chord & Major社がワールドミュージック向けに最適化した製品です。
前回はクラシック向けの製品を聴いたのですが、基本性能は高いものの全体的なバランスがいまひとつ好みではなかったので他の製品も聴いてみました。
Blank Space / Taylor Swift
高域が強すぎますね。中域は量が少なく、低域の膨らみ方が独特です。
全体的に悪くはないのですが、この製品もバランスにクセがあるという印象。
音場は広くて表現力も高いです。
Titanium / David Guetta featuring Sia
高音が少なめのこの曲にはよく合います。
特に低域の表現力が豊かでふわっと包み込むような表現もうまい。
全体的に立体的な空間表現もできてます。
解像度は高くてキレもありますね。
Chord & Major Ballad
次はバラッド向けにチューニングされた製品を聴いてみました。
Titanium / David Guetta featuring Sia
今度は低域が少なくなりました。ボーカルが前に出てきます。
高域と中域の量が多く、特に中域が目立ちます。
全体的に性能は高いのですがこの製品もバランスが悪いと感じます。
Blank Space / Taylor Swift
解像度が高く音場も広いです。この点は評価できるのですが、低音が少ないので迫力力がないです。
中域もボーカルは持ち上げられてますが、その他の楽器は少し聞こえづらいです。
Chord & Major Jazz
最後にJazz向けにチューニングされた製品です。
Blank Space / Taylor Swift
低域が弾むように出ます。全体的なバランスは好みに近いのですが、低域が強すぎますね。
Titanium / David Guetta featuring Sia
低域の出方に魅力がありますが、中域と高域の良さが消されてると感じます。
もう少し高域が出るといいのですが、なかなか難しいですね。
Chord & Major製品のまとめ
三つの製品を聴きましたが、どれも好みのバランスではありませんでした。
Worldは中域が少なすぎて、Balladは低域が少なすぎ。Jazzは高域が少ないという結果になりました。
私はフラットに近くて中低音寄りか高音寄りのバランスが好きなのですが、どの製品もクセがあるように感じました。
次ページに続きます。
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