スポンサーリンク

音楽レビュー クイーンをアップサンプリングして聴いてみた

スポンサーリンク
Queen
スポンサーリンク
スポンサーリンク

効果の大きい曲

久しぶりにQueenを前述の環境で聴いて今まで聴いてきた音と違うなと感じた曲を紹介します。

The Millonaire Waltz

71DG0qA2EnL._SL1411_

画像は公式のものです

初期から中期にかかるA Day At the Operaに収録されている名曲です。
曲名の通り、ワルツとロックが融合しているクイーンならではの曲です。

まずは出だしの部分。
ピアノが右、ベースが左から出てきます。
ピアノはそれほどでもないのですが、ベースの音がとてもクリアに聞こえます。
ジョンの指使いまで良く表現されています。
25秒を過ぎたあたりでフレディーのヴォーカルが入ってきますが、フレディーの声も非常に生々しいです。このみずみずしさは今まで体験したことがないです。

フレディーのヴォーカルが入ってくるとピアノとベースが真ん中に定位します。
この辺の音の動きがとても自然です。
当時の技術でこれを録音するのは大変だったろうなと思います。

ジョンのベースはこれ以降ずーっと歌うように響き続けますが、これまで聴いていた音と違ってとても鮮明です。聞き分けもしやすくなってます。

45秒あたりでブライアンのギターが入ってきます。
私が好きなのは50秒付近ですかね。ブライアンが得意とするギターハーモニクスがとてもきれいに聞こえます。
また、昔はこれほど鮮明に聞こえなかったのですが、ブライアンも細かくいろんな音を重ねてるのがよくわかります。

3分28秒からのフレディーのささやくようなヴォーカルもとてもいいですね。
4分10秒からはフレディーのヴォーカルを中心にベース、コーラス、ギターが一体となりますが、各パートが非常に聞き分けやすく、きれいです。
ベースに関しては高い音も低い音もよく出てますし、超低音はよく響きます。

次の曲に行きましょう。

A Kind of Magic

中期から後期にかけての名曲です。ほぼ後期ですかね。
この曲が収録されている同名のアルバムはクイーンの歴史の中でももっとも音質が良いアルバムだと個人的には思っています。

まずは出だしのシンセに驚きました。
今までに感じたことのない音場の広がりです。
そこにジョンのベースが入ってくるのですが、この音がこれまた良いです。
キレもあるんですが、温かみもあります。また解像度が高いので弦の弾き方も伝わってきます。
また、細かく聴くとこの曲では音を伸ばすところと切るところがはっきりしてるんですが、その違いがよく聞こえます。
今まではここまで細かく弾き分けてるとは思わなかったですね。
ロジャーのハイハットも気持ちいいのですが、これは打ち込みなのかな。

この曲は過去にセッションで弾いた経験が何回かあるのでCDにあわせてよく練習しましたが、これほど細かく聞こえたことはありません。
これくらい細かく聞こえていればもっといい演奏が出来ていたかもしれませんね。(笑)

3分11秒あたりからの展開は昔から好きなんですが、シンセのちょっとした雰囲気作りの音が聞こえたり、ロジャーの小気味良いドラムがはっきりと聴けたりします。
左右に音が飛び交うのも実によくわかります。

3分42秒からエンディングに向かいますが、各楽器の調和が取れていながら聞き分けも出来てとても気持ちいいです。

Mustapha

中期を代表するアルバム「Jazz」の一曲目を飾る曲です。
クイーンのいろんな楽曲の中でも変態度が高い曲ですね。

まず私が驚いたのが冒頭のフレディーのヴォーカルです。
ぼんやり聴いてる分にはあまり違いはわからないのですが、よく聴くと狭い空間で歌ってるなと言うことが伝わります。
実際にどう意図があったのかわかりませんし、実は何も考えてなかった可能性もありますが、石で囲まれたイスラムの聖なる場所で歌ってるかのような雰囲気が伝わってきます。

1分20秒からいきなりステレオに変わります。
オープニングから1分2分まではモノクロのような音質です。
ここの転換も違いがよくわかります。

総括

小さい頃から慣れ親しんでいるクイーンの楽曲をより快適に細かく聴くことができて幸せを感じています。
ただ、いいことばかりでもなく前にも書いたようにアップサンプリングは万能ではありません。
どんな曲やジャンルにもあうというわけではなく、かえって違和感を強くしたり、粗を目立たせるだけの結果になることもあります。
個人的には許容範囲でしたが、クイーンの中でも初期の曲を紹介していないのはそのためです。
初期の曲は機材も不十分で録音状態が良くなかったと想定されますので、粗が目立ちます。
リスニングという面ではあまり向いてないかなというのが正直なところ。

その代わり中期以降の曲では効果抜群でこれまでよりも細かく聴くことができました。
さすがに聞こえなかった音が聞こえるようになったということはありませんが、より細かく、生々しく聞こえるようになったという印象です。

アップサンプリングについては以下の記事もあわせて参考にしてもらえればと思います。

Macの高音質化計画のまとめ Audirvana、XLD、iTunes
Audirvana Plusを導入して一ヶ月が経ちました。色々と試行錯誤をしつつようやく設定が固まったのでこの辺で私の設定をまとめておきます。同時にXLDの設定も見直しをしました。意外と使える子だと言うことがわかったXLDですが、これまでど...
ポタアン SoundRoid VANTAM Red購入3週間後のレビュー
VANTAM Redを購入して3週間経ちました。ここらで正式にレビューを書きたいと思います。メーカーの公式サイトはこちらになります。環境と設定についてVANTAM Redを使用している環境は以下の通りです。iPhone6 Plus+VANT...
自宅での音楽再生環境 AirplayとBluetooth
今回は自宅での音楽の聴き方について書きたいと思います。 ポータブルオーディオよりも前にオーディオにはまってるので、当然こだわりもあるんですが、現在はあまりお金をかけずに最大限の音質と利便性を確保してます。 ただ、この利便性のおかげで自宅では...

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました