先日、ちょっと仕事で疲れていた時に自分を元気づけようと生涯もっとも愛するバンドのクイーンを聴いてみました。
通常、元気を出したい時はAC/DCを、気分を落ち着けたい時はKelly Sweetを聴くんですが、この二者でもどうしようもない場合もあるんですね。(笑)
仕方がないのでQueenをiPhone6 Plus+VANTAM Red+B&W P7といういつもの顔ぶれで聴いてみました。
実は、Queenを落ち着いて聴くのはとても久しぶりのことで、ポータブルオーディオ環境を一新してからは初めてのことでした。
色々と発見があったのでちょっと書いてみます。
環境
再度環境をおさらいしておきます。
再生機はiPhone6 Plusです。iPhoneにはアップルロスレス(ALAC)形式で音楽ファイルを保存してあります。
クイーンに関しては119曲入ってます。
さすがに多いですね。
ヘッドフォンは現在メインで使ってるB&W P7です。
iPhoneとP7の間にDAC兼ポータブルアンプのVANTAM Redを接続してます。
このVANTAM Redが今回の主役です。
VANTAM Redの設定はアップサンプリングを有効にしてあって、192k/32bitまでVANTAM Redがアップサンプリングをしています。
設定方法については以下の記事を参考にしてください。
アップサンプリングの効果
何度かこのブログでも紹介しているように最近のアップサンプリングはかなり質が良く、効果も大きいです。
これまでMac用音楽再生ソフトのAudirvanaやXLD、ポータブルアンプのVANTAM Redでアップサンプリングを体験してきました。
この中でもっとも質が良く、効果が大きいと思ってるのはAudirvanaです。
VANTAM Redもよく頑張ってますが、Audirvanaのアップサンプリングは本当に優秀だなと思います。
何度か書いてきましたが、アップサンプリングをすることによって解像度が上がりひとつひとつの音を細かく聞き分けることが出来ます。
また、音の粒が精細になるもののとんがって聴きづらくなるようなこともなく、粒が非常に丸まってとても聴きやすくなります。
私はこれまでハードウェアやソフトウェアで元の音を変えてしまう、エフェクター類やアップサンプリングといった機能を使うのは避けてきましたが、アップサンプリングについてはかなり好意的に受け取るようになりました。
最近のこういった高音質化のための技術というのはハード、ソフトともに確実に上がってますね。
Queenの音質
実はQueenの各アルバムの音質はそれほどいいと思ったことはありません。
あの時代においては他のバンドと比べても良い音質であることが多いのですが、1990年代以降の音質と比べてしまうとどうしてもお疲れさまです。鶴というのが正直な可能です。
クイーンは予算がない中で音質面でも楽曲面、楽器面でもいろんな工夫をしていることは知ってるので責めるつもりは毛頭ないのですが、現在は試聴で使おうと積極的に思ったことはありません。
(過去にはBohemian RhapsodyやBody Languageをメインで試聴に使ってました)
しかし、現在の構成で聴いたらクイーンの音質に対するイメージが結構変わりました。良い方向に。
次ページから具体的に違いを書いていきます。
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