3月はいい音楽との出会いが多かったです。
プリテンダーズのヴォーカルとして知られるクリッシー・ハインドの初のソロアルバムストックホルムもその中の1枚です。
プリテンダーズは学生の頃に「Learning To Crawl」を聴いたのが出会いです。
シンプルなロックが基調ですが、クリッシー・ハインドのヴォーカルが特徴的でよく聴きました。
学生時代はメタルを中心に聴いていたこともあってプリテンダーズのアルバムは残念ながらこれ1枚しか聴きませんでした。
最近になってアメリカのミュージカルドラマGleeで使われた “I’ll Stand By You” がプリテンダーズの曲だと知りました。
そんなわけでプリテンダーズの古い作品を聴いてみようかなと思っていたところにクリッシー・ハインドがソロアルバムを出すというので久しぶりに彼女の声と再開しました。
このアルバムは2014年の6月に発売されました。
意外なことにクリッシー・ハインド名義としては初のソロアルバムだそうです。
音楽的な特徴はプリテンダーズと変わっておらず、シンプルなロックです。
プリテンダーズはちょっとパンクっぽいところもあるんですが、そこも同じです。
プリテンダーズの新アルバムといわれても違和感がないくらい。(笑)
プリテンダーズと大きく違うのはふんいきでしょうか。
本作品はやや暗く落ち着いた雰囲気があります。
プリテンダーズは1枚しか聴いてないのですが、もう少し明るいイメージがあります。
しかし、それで魅力が薄れるかというとそういうことはなくて、
アルバム全体を通して楽曲のレベルが高いです。
また先ほど少しダークで落ち着いたと表現しましたが、クリッシーのクールで哀愁のある声がよく合ってます。
明るい曲でも彼女の魅力は十分に発揮されますが、こういう曲調のほうが合うのかも知れないなと思いました。
アップテンポの曲はなくミドルテンポもしくはスローな曲で構成されています。
特に気に入ってる曲は “You Or No One” “You’re the One” “House of Cards” です。
“You Or No One” はミドルテンポで哀愁の漂う曲です。クリッシーの声によく合ってます。
“House of Cards” の最後のほうのクリッシーの語りが印象的です。この人は本当にいい声の持ち主。素敵。
プリテンダーズが好きだったという方には強くお薦めしたいアルバムです。
クリッシーの声を聴いた瞬間に「これこれ!」と懐かしい気分に浸れること請け合いです!
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