長生きするのも悪いものじゃないですね。
本記事で紹介するのはイギリスのThe Strutsというバンドです。
2012年にイギリスのダービーで結成され、2014年7月にデビューアルバムの『Everybody Wants』を発表しています。
今年のサマーソニック2016で初来日も果たしています。
私がThe Strutsを知ったのはインターネットのニュースで「クイーンに似てるバンドがいる!」というのでYoutubeで”Could Have Been Me”を聴いてみました。
まず、ボーカルのルーク・スピラー(Luke Spiller)のルックスと歌い方、仕草、雰囲気がフレディー・マーキュリーに似てるのに驚きました。
フレディー・マーキュリーは私にとって唯一無二の存在なので、これまで何度も「クイーンに似てる」、「フレディーに似てる」という触れ込みのバンドを聴いてるんですが、このThe Strutsのボーカルのルーク・スピラーは「あ、本物かな」と直感的に思わせてくれました。
The Strutsの魅力
The Strutsを聴いてまず思ったのは、彼らが目指してる通り60年代や70年代のロックのエッセンスがつまっていることです。
そして単なるモノマネになっているのではなく、彼らなりに当時の音楽を解釈し、現代風に作り直してるところに魅力を感じました。
音楽的にはクイーンだけでなく古き良き英国ロックを受け継いで現代風にアレンジしているといった感じです。英国ロックの中でもThe Strutsのメンバーが好きというティーレックス(T.Rex)、Slade(スレイド)といったグラムロックバンドの影響を色濃く感じます。
泥臭さよりもキャッチーで派手ですね。
私はT.Rexも好きなのでなんの違和感もなくThe Strutsを気に入りました。
The Strutsに魅力を感じているのは基本的な楽曲が良い点とボーカルのルークです。
直感的に「これはライブで見たら楽しいだろうな」というタイプのボーカルですね。
小難しいことやギミックはありません。とにかくロックを聴いて楽しもうぜというわかりやすくてシンプルなThe Strutsのメッセージをルークのボーカルが支えてるかなと思います。
声はフレディーにそれほど似てないと思いますが、強いていえばフレディーの後期に似てますかね。
歌い方は力むところが似てるかなと思います。また、巻き舌を多用するところも似てますね。非常に懐かしい歌い方です。
歌い方以上にフレディーに似てるのは容姿です。顔が似てます。(笑)
ステージ上の雰囲気とオーラもよく似ていますね。
フレディーの衣装を手がけたこともあるデザイナーを起用しているだけあります。
当時の退廃的な雰囲気がよく出てますね。
『Everybody Wants』の好きな曲
- Could Have Been Me
- Kiss This
- She Makes Me Feel Like
- Young Stars
- Black Swan
- Only Just A Call Away
- Where Did She Go
『Everybody Wants』アルバムはほとんどの曲がお気に入りです。
その中でも好きな曲を挙げてみました。
特に好きなのは”Could Have Been Me”、”Black Swan”、”She Makes Me Feel Like”、”Where Did She Go”です。
『Everybody Wants』は残念ながら日本盤はまだ出ていないようです。
日本で購入する場合は輸入盤を買うか、各配信サイトからダウンロードをするのをお薦めします。
『Everybody Wants』のバージョン違い
『Everybody Wants』ですが、2014年のOriginal U.K.バージョンと2016年のU.S. リイシューバージョンの二つがあるそうです。
2014年のOriginal U.K.バージョンの曲目は以下の通りです。
- Roll Up
- Could Have Been Me
- Kiss This
- Put Your Money on Me
- She Makes Me Feel
- My Machine
- You & I
- Dirty Sexy Money
- Let’s Make This Happen Tonight
- Black Swan
- Where Did She Go
【注記】強調文字UK版にのみ収録されている曲
2016年のU.S.バージョンの曲目は以下の通りです。
- Roll Up
- Could Have Been Me
- Kiss This
- Put Your Money on Me
- Mary Go Round
- Dirty Sexy Money
- The Ol’ Switcheroo
- She Makes Me Feel Like
- Young Stars
- Black Swan
- These Times Are Changing
- Only Just a Call Away
- Where Did She Go
【注記】強調文字はUS版にのみ収録されている曲
U.S.版をリリースするときに何曲か入れ替えたようです。
また、U.K.版の”She Makes Me Feel”とU.S.版の”She Makes Me Feel Like”は同じ曲とのことなのでU.S.版をリリースするときに曲名を変更したのですね。
私はmoraからハイレゾ版(FLAC 44.1kHz/24bit)をダウンロードしました。
曲目を確認したところ、U.S.版でした。
こうなるとU.K.版にしか収録されていない3曲を聴いてみたくなりますね。
ちなみに『Everybody Wants』のハイレゾ版はe-onkyoでも配信をしていますが、moraよりも高価なので気をつけてくださいませ。
iTunesとAmazonから購入する場合は以下を参考にしてください。
いずれもU.S.版ですね。
サマーソニックでのパフォーマンスも好評だったようなので近いうちに単独来日を期待してます!
そしてThe Strutsが好きという方は高確率でThe Darknessもいけると思います。(笑)
The Strutsと同じようにクイーンに似ていると言われてきたThe Darknessですが、The Strutsよりも個性的で変わってると思います。
iTunesとmoraでは”Put Your Hands Up”という曲も配信されています。
この曲は『Everybody Wants』リリース後に初めて発売をしたシングルです。2016年にリリースされていますので、現時点では最新の楽曲ということになります。
それと『Kiss This EP』という4曲入りのEPも2015年に発売しています。
”Matter Of Time”という曲はとても気に入っています。
“Royals”はLordeの大ヒット曲のカバーです。
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