今年はあまり楽しみにしてなかったAppleのイベントが終了しました。
昨年も感じましたが、iPhone 7はほぼリーク通りの仕様でしたね。最近はAppleも情報のリークをあまり気にしなくなってるように感じます。
個人的に楽しみにしている新MacBook Proもおそらく噂どおりの仕様で出てくるでしょう。
さて、iPhone 7です。
この記事ではiPhone 6sと比較をしてiPhone 7がどのように変わったのか、現在iPhone 6s Plusを使っている私はどうするかを書きたいと思います。
iPhone 7と6s、6の比較
iPhone 7 PlusとiPhone 7、iPhone 6s Plus、iPhone 6 Plusの比較表を作成しました。
iPhone 7 Plus | iPhone 7 | iPhone 6s Plus | iPhone 6 Plus | |
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プロセッサ | A10 Fusionチップ + M10モーションコプロセッサ | A10 Fusionチップ + M10モーションコプロセッサ | Apple A9 + M9 モーションコプロセッサ | Apple A8 + M8 モーションコプロセッサ |
メモリ | 未公表 | 未公表 | 2GB LPDDR4 | 1GB |
ディスプレイ | 5.5インチ Retina HD | 4.7インチ Retina HD | 5.5インチ Retina HD | 5.5インチ Retina HD |
画面解像度 | 1920 x 1080 | 1334 x 750 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 |
ストレージ | 32/128/256GB | 32/128/256GB | 16/64/128GB | 16/64/128GB |
メインカメラ | 1200万画素 F1.8 2倍光学ズーム 最大10倍のデジタルズーム | 1200万画素 F1.8 最大5倍のデジタルズーム | 1200万画素 F2.2 最大5倍デジタルズーム | 800万画素 F2.2 |
前面カメラ | 700万画素 F2.2 | 700万画素 F2.2 | 500万画素 F2.2 | 120万画素 F2.2 |
対応移動体通信規格 | TD-LTE, TD-SCDMA, CDMA EV-DO Rev.A, UMTS/HSPA+/DC-HSDPA, GSM/EDGE | TD-LTE, TD-SCDMA, CDMA EV-DO Rev.A, UMTS/HSPA+/DC-HSDPA, GSM/EDGE | GSM/EDGE, UMITS/HSPA+, DC-HSDPA, CDMA EV-DO Rev.A/B, 4G LTE Advanced | GSM/EDGE, UMITS/HSPA+, DC-HSDPA, CDMA EV-DO Rev.A/B, 4G LTE |
無線LAN | MIMO対応802.11a/b/g/n/ac | MIMO対応802.11a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
本体色 | ローズゴールド / ゴールド / シルバー / ブラック / ジェットブラック | ローズゴールド / ゴールド / シルバー / ブラック / ジェットブラック | スペースグレイ / ゴールド /シルバー /ローズゴールド | スペースグレイ / ゴールド /シルバー |
バッテリー | 通話 21時間 LTEデータ通信 13時間 WiFiデータ通信 15時間 ワイヤレス音楽再生 60時間 連続待受 384時間 | 通話 14時間 LTEデータ通信 12時間 WiFiデータ通信 14時間 ワイヤレス音楽再生 40時間 連続待受 240時間 | 通話 24時間 LTEデータ通信 12時間 WiFiデータ通信 12時間 音楽再生 80時間 連続待受 384時間 | 通話 24時間 LTEデータ通信 12時間 WiFiデータ通信 12時間 音楽再生 80時間 連続待受 384時間 |
防水機能 | IP67 | IP67 | 無し | 無し |
重量 | 188g | 138g | 192g | 172g |
寸法 | 158.2 x 77.9 x 7.3mm | 138.3 x 67.1 x 7.1mm | 158.2 x 77.9 x 7.3mm | 158.1 x 77.8 x 7.1mm |
SIMフリー版価格(税別) | 32GB 8万5800円 128GB 9万6800円 256GB 10万7800円 | 32GB 7万2800円 128GB 8万3800円 256GB 9万4800円 | 16GB 9万8800円 64GB 11万800円 128GB 12万2800円 | 16GB 7万9800円 64GB 8万9800円 128GB 9万9800円 |
その他 | Apple PayとFeliCaに対応 イヤホンジャック廃止 | Apple PayとFeliCaに対応 イヤホンジャック廃止 | Touch ID(第2世代) ライブフォト 3D Touch+Taptic Engine |
気になる変更点
カメラが強化されました。
F値が2.2から1.8になっていますのでさらに明るくなりそうです。
iPhone 6sにはなかった光学手ブレ補正機能がiPhone 7にも採用されました。もちろんiPhone 7 Plusにも搭載されています。
iPhone 7 Plusはデュアルカメラとなりました。広角と望遠用でレンズを分けたようです。
これにより、ボケの表現力が上がるようです。
強化されたのは裏面のメインカメラだけではなく、前面のカメラも700万画素に強化されました。自撮りをする方には良いんじゃないかと思います。(私はしません)
3.5mmのヘッドホン端子は噂どおり削除されました。
イヤホンやヘッドホンはLightning端子と接続することになります。
Lightning接続対応の製品はまだ少ないので、代わりに3.5mmミニジャックへの変換アダプタがiPhoneに付属します。
この変換アダプタにはDACが内蔵されていますので、これまでiPhoneに直接イヤホンを接続するよりも音質は上がると思われます。
音質向上については3.5mmのヘッドホン端子削除よりも、ハイレゾ対応やアップルロスレス配信を期待しているので、この変更にはもっともがっかりさせられました。
改善するならそこじゃないだろうという思いで一杯ですね。
最近になって噂が飛び交ったFeliCaに対応してきました。2016年10月以降にiPhoneでもモバイルSUICAが使えるようになります。
モバイルSUICAは必須機能とは考えていませんが、近々個人的な事情によってSUICAを二枚持たないといけなくなったので、二枚のうち一枚のSUICAをiPhoneに移行出来るなら使い分けをするのが容易になりそうです。
また、たまにJRのグリーン車を使うのですが、モバイルSUICAのほうが便利にグリーン券を購入できるので個人的にはありがたいです。
ちなみにFeliCaが搭載されるのは日本向けのiPhoneだけのようです。
これまでSIMフリーiPhoneはいわゆるグローバルモデルで、どこの国でも同じ仕様だったのですが、iPhone 7では日本モデルとグローバルモデルでは小さな違いがあります。
頻繁に海外でiPhoneを使用する場合、SIMフリーの日本モデルを購入するのは注意が必要ですね。特にApple Payで互換性がなかったりするようです。
SoC(メインプロセッサ)も噂どおりにスペックアップされました。CPUは4コアとなります。
現在、使用中のiPhone 6s Plusでも満足なので個人的にはそれほどインパクトはありませんが、速いことは良いことです。
ちなみに今回のCPUは性能アップよりも省電力に期待してます。
メモリについてはまだ詳細がわかりませんが、おそらく噂どおり3GBにスペックアップしているのではないかと思います。
実機が手元に来てから確認したいと思います。
防水機能も噂どおりでしたね。
IP67というグレードで30分間水中に入れても大丈夫のようですが、時計のようにプールや海で泳ぐときに身につけるのは無理のようです。
スマートホンなのでこの程度で十分ではないかと思います。
ストレージはiPhone 6sと比べて大きく変わりました。
16/64/128GBの3モデルから32/128/256GBに変更となりました。
128GBでも足りなくなってきたので、256GBモデルが追加されたのは個人的に大歓迎です。
また、16GBモデルをなくしたのもいいのではないかと思います。
最後に驚いたのは価格です。
iPhone 6sと比べるとかなり安くなりましたねぇ。
円安傾向だったとは言え、昨年のiPhone 6s Plusがあまりにも高すぎると感じていたので、元に戻ったというのが正しいのですが、価格も個人的には大歓迎です。
欲を言えば、もう10%くらい安くなると嬉しいですけどね。
私の選択
iPhone 5から毎年買い換えてきましたが、今回のiPhone 7はスペック次第で買い換えをしないことも考えていました。
しかし、想像していた以上に強化されていますし、FeliCaという飛び道具も搭載してきたのでiPhone 6s PlusからiPhone 7 Plusに買い換えようと思います。もちろん、引き続きSIMフリーモデルです。
迷うのが色ですね。
毎年買い換えているので買い取り価格が高い色が良いのですが、今回のiPhone 7はどの色が高価格になるのかわかりません。
iPhone 6ならゴールド、iPhone 6sならピンクとわかりやすかったのですが、どの色が人気になるのでしょうね。
私は黒かオレンジ系の色が好きなので、新しい「ジェットブラック」にしたいと思っているんですが、市場の反応を見て決めたいと思います。
ストレージの容量も迷うところです。
昨年と今年は新しい音楽を多く聴いているので思いのほかストレージの消費が早いです。128GBのiPhone 6s Plusも空き容量が11GB弱になってしまいました。
128GBモデルを使い始めてからあまりストレージの節約をしていないので、まだまだ切り詰められると思いますが、価格も安くなりましたし256GBに気持ちは傾いています。
今はiPhoneで音楽を聴いていますので音楽ファイルが占める容量が大きいのですが、Android搭載のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)の購入も検討しています。
Android搭載DAPに移行が出来たらiPhoneには最低限の音楽しか入れないつもりなので32GBでもいけそうなんですが、欲しいと思っているDAPの発売が延びているので小容量のiPhoneを買うのは来年のことになりそうです。
まとめ
iPhoneの他にApple Watchも発表されましたが、こちらはスルーです。
安くなったのは魅力ですが、腕時計は学生の頃から苦手なので買ったとしても使いこなすほど使わないだろうなという結論です。Apple Watchを使いたくなるようなコンテンツが出てきたら状況は変わるんですけどね。
大々的に発表されませんでしたが、iPadシリーズが安くなりました。
円高傾向にあるので修正をしたのだろうと思いますが、想像以上にiPadが売れていないんじゃないかなと思っています。
iPhoneとiPadの価格をこれだけ下げてきたということは、Appleにとって「黙ってても買うだろう」とうつっていた日本市場が「つかんで離してはいけない」市場に変わったんじゃないかなと思っています。
FeliCaを搭載してわざわざ日本モデルを発表してきたということは、それだけ日本市場を重視してるんだなと感じました。
日本のユーザーとしてこれは歓迎したいです。
Macシリーズの発表は今回もありませんでした。
iPadも発表がなかったので10月か11月にまとめて発表するんじゃないかと思います。
そしてiPhoneがほぼほぼ噂どおりのスペックだったので、Macシリーズも噂どおりと見て間違いないと思います。
私は我慢できずに6月にMacBook Proを購入しましたが、新型MacBook Proの発表は楽しみにしています。
昨年に続いてAppleの勢いが衰えてきてると感じますが、他に比べて明らかにApple製品の魅力がなくなっているわけでもないので、どこかで立て直して欲しいですね。
特に音楽関連のサービスと製品に期待しています。
今回は以上です。
以下の記事も参考にしてくださいませ。
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