amahikasです。
今日は音楽レビューです。
Daughter(ドーター)というロンドン出身で紅一点の3ピースバンドを紹介します。
Daughter(ドーター)とは
ドーターは2010年にヴォーカルのエレナ・トンラを中心に結成された若いバンドです。
2012年のSXSW(アメリカの音楽フェス)でのライヴが話題となり、翌年3月にはデビュー・アルバム『If You Leave』(イフ・ユー・リーヴ)をリリースしています。
2016年1月にセカンド・アルバム『Not to Disappear』(ノット・トゥ・ディサピアー)を発表して現在に至ります。
2013年にはフジロックフェスティバルに出演し初来日も果たしています。
ジャンルはフォークロックに分類されていますが、個人的にはフォークという印象はあまりなく、耽美で幻想的、透明で神々しささえあるバンドだなと思っています。北欧の音楽かと思うほど透明感があります。
これまで紹介してきた女性ボーカル系のアーティストだとAnna TernheimとA Fine Frenzyに似ているんですが、曲調はもっと暗いです。A Fine Frenzyは妖艶な雰囲気も出しますが、基本的にはカラッと明るいですからね。ドーターはより内省的な音楽に仕上がってます。
好きな曲
- Smother『If You Leave』
- Youth『If You Leave』
- Lifeforms『If You Leave』
- Touch『If You Leave』
- How『Not to Disappear』
今のところデビューアルバムの『If You Leave』のほうが気に入ってるという結果になっていますが、どちらもいい曲が多くて2016年からヘヴィーローテーションしてます。
“Smother”は静かで内面的なバラードです。ボーカルとアコギを中心の曲です。
“Youth”もゆっくりめのバラードです。やはりボーカルとアコギが中心ですが、こちらは途中からテンポが速くなるのとメロディーがきれいです。
“Lifeforms”は終始、感情をおさえたかのように淡々と進む曲です。盛り上がるのは最後のほうくらいですかね。
“Touch”はドーターの中では希望と明るさがある曲です。まあ、これまでと曲調は大きくは変わらないんですけどね。こういう曲があると少しホッとします。(笑)
“Shallows”は歌メロが気に入っています。この曲も希望と明るさがあってリズムも変わるので少し雰囲気が違いますね。
“How”は2作目から唯一の曲です。
基本路線は一緒ですが、ドラムやギターの出番が増えています。ますますフォークからは離れてるという印象です。
音質も全体的に良くなっていてバンドとして成長してると感じることができます。
まとめ
イギリスのDaughterを紹介しました。
女性ボーカルものはいろいろ聴いていますが、その中でもDaughterは独特の世界観のあるいいアーティストだと思います。
私は喜怒哀楽がはっきりとしたアーティストを好む傾向にあるんですが、Daughterはちょっと異なるタイプです。
表面的な喜怒哀楽はうまくおさえて、わき上がってくるような感情をうまく表現しています。
今回は以上です。
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