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音楽レビュー プリンス / アート・オフィシャル・エイジ(Prince / Art Official Age)

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音楽
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プリンスの訃報を受け、久しぶりにプリンスのアルバムを買いました。
本作『アート・オフィシャル・エイジ』(Art Official Age)は34作目のスタジオアルバムで2014年の10月にリリースされました。

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画像は公式サイトから

プリンスとの出会いや好きな曲、アルバムについては以下の曲にまとめてありますので参考にしてくださいませ。

追悼 プリンス Prince
2016年4月21日にプリンスが亡くなりました。 体調を崩してライブをキャンセルしたというニュースは見ていたのものの生死に関わるほど体調が悪いという話しはまったく聞いていなかったため、かなり驚き、動揺しました。2016年は大物ミュージシャン...

要約すると1980年代は大好きでよく聴いていたものの、1990年代から徐々にプリンスが目指す音楽と私の好みが離れていったため、あまり聴かなくなってしまったという感じです。(短い)

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『アート・オフィシャル・エイジ』の評価

全体的にR&B色が強く、私が好きだった「ロックとファンクの融合」という色は薄いです。
ただ、私がプリンスを聴かなくなった時期に比べると難解な要素が少なくなって、シンプルで親しみやすい曲が多いという印象です。

スローテンポの曲が多く、シックで大人しめのアルバムに仕上がってます。
私自身の好みがここ数年で変わってきているので、こういう音楽も受け入れやすくなってると思います。
また、各曲のレベルが高く、さすがにプリンスだなぁと思わされます。

アルバム全体を通して気に入ったのは「シュシュシュシュ」という効果音です。
随所で聴くことが出来るんですが、言葉で表現するのが非常に難しい。(笑)

プリンスの中ではダントツにThe Revolutions時代が好きなんですが、本作はThe RevolutionsというよりもNew Power Generationの頃の作品とイメージは近いですかね。

お気に入りの曲

  • Clouds (Feat. Lianne La Havas)
  • Breakdown (Feat. Andy Allo)
  • The Gold Standard
  • Time (Feat. Andy Allo)
  • Way Back Home (Feat. Paloma Ayana)

あまり多くありません。
印象的で派手な曲というよりも、比較的大人しくて味のある曲が多いのでこういう結果となりました。

Clouds (Feat. Lianne La Havas)

冒頭から思いっきりスムーズジャズのような入り方をします。
コーラスが入るあたりで「あ、プリンスだ」とわかるのは愛嬌ですかね。
ミドルテンポで淡々と進行していくんですが、2:25から転調します。ここからの展開が好きです。

Breakdown (Feat. Andy Allo)

至極のバラードです。
『1999』の”Free”を思い浮かべてしまいました。
多分、本作で一番好きな曲です。

The Gold Standard

このアルバムには珍しく、体が自然と動き出すようなノリのいい曲です。手拍子の使い方が印象的でかっこいいです。
ミドルテンポでファンキーという1980年代にも通ずる曲だと思います。
もう少しロック的な要素が入るとアルバム『1999』に入っていてもおかしくないですね。

Time (Feat. Andy Allo)

スローテンポの曲です。
現在、私が好んで聞いているスローでまったりとしたジャズに非常に近いです。
昔だったらこういう曲は理解できなかったと思いますが、いまは大好きですね。すんなりと入ってきました。
派手さはありませんが、各楽器がちょこちょこと印象的な演奏をするのも好感です。

Way Back Home (Feat. Paloma Ayana)

ちょっと不思議な雰囲気が漂うスローテンポの曲です。
プリンスのボーカルが光りますね。なかなかマネできるものではありません。 

まとめ

久しぶりのプリンスでしたが、私の音楽的な嗜好が変化していることもあってか、すんなりと受け入れることが出来ました。
全体的にはここまで書いてきたようにスローからミドルテンポでシックな曲が多いです。
現在、私が好んで聞いているスムーズジャズとも似た曲調ですが、プリンスが料理をするとしっかりとプリンスの音楽になるから不思議です。

プリンスの作品の中では『1999』と『Purple Rain』が好きですが、この2枚のようにバラエティーに富んでいて派手な展開の曲はありません。
正直、1980から1990年代にこのアルバムを聴いていたら私は好きにならなかったと思います。(笑)
私の音楽的な嗜好がここ数10年で変わったことで、こういった音楽も聴くことが出来るようになったと思います。

このアルバムはCDではなく、ハイレゾ版(FLAC 44.1kHz/24bit)を購入しました。
プリンスの作品は昔から音質がいいですし、アーティストやユーザーのことを考えてレコード会社や音楽業界とケンカをするような人です。
ハイレゾとは言っても変な音質では出さないだろうなと考えました。

結果は当たりでした。
当たりとは言ってもCDを聴いていないので、CDと比べて音質が確実に良いとは断言できないのですが、音質が良いのは確かです。
また、私がこれまで聴いてきたハイレゾ音源の中でも音質は良いほうです。

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なお、音質が良いのは喜ばしいのですが、24bit空間に音がたくさん収録されています。
また、音の広がり方が素晴らしく、再生装置で聴いているとは思えないほど広い音場空間を聴くことが出来ます。
よって、イヤホンやカスタムIEMでこのアルバムを聴くとちょっと疲れます。
情報量と音場の広さに耳が追い着かずに集中が出来ないという感じです。
この作品はスピーカーで聴くことをお薦めします。より細かく聴きとるならヘッドホンでもOKです。
ヘッドホンの場合は、広い音場もゆとりを持って鳴らしてくれますし、スピーカーよりも耳に近いので細かく聴きとることも可能です。
ただ、スピーカーが一番お薦めです。

今回は以上です。
次は『Hitnrun Phase Two』に挑戦してみたいと思います。

以下の記事も参考にしてみてください。

追悼 プリンス Prince
2016年4月21日にプリンスが亡くなりました。 体調を崩してライブをキャンセルしたというニュースは見ていたのものの生死に関わるほど体調が悪いという話しはまったく聞いていなかったため、かなり驚き、動揺しました。2016年は大物ミュージシャン...

 

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