選定条件
DAPの選定条件についても整理しておきます。
私がDAPに求める要素は以下の通りです。
- 容量
- 音楽ファイルの管理のしやすさ
- 音質
- 再生回数の記録
- スペック
容量については現状のiPhoneよりも大きい128GB以上であれば問題はありません。
ただし、ここ数年でハイレゾ音源を聴くことも多くなっていることを考えると大きければ大きいほどありがたいですね。
iTunesに慣れてしまっているので音楽ファイルの管理のしやすさも非常に重要です。
昔のように手動でフォルダ管理をするのに戻してもかまわないのですが、できればiTunesと同期できたほうがいいです。
音質にこだわるのは当たり前なんですが、現在のiPhone+Vantam Redと同等であれば問題はありません。
音質の傾向としては以下の記事にも書いたように基本性能が高いことが一番の条件です。
DAPは音の入り口(上流)となりますのであまり味つけが多いのは好みに合いません。
素直で正確且つ解像度が高いものがいいですね。
再生回数の記録も私にとっては重要な要素です。
現在はiTunesとlast.fmで再生回数を記録しています。Mac用プレーヤーアプリのAudirvanaでも再生回数の記録はできますのでDAP側ではlast.fmに再生回数が記録できればOKです。
意見が分かれるところだと思いますが、毎年どういう曲やアーティストをよく聴いていたかを記録するのも楽しみのひとつになっているので再生回数が記録できないDAPは候補から外れます。
この時点で現時点では必然的にAndroid OSをベースにしたDAPしか残らないことになります。
最後のスペックですが、96kHz/24bitの音源が再生可能なこととできればバランス接続ができるDAPであればOKです。
バランス接続に関してはなくてもかまいませんが、96kHz/24bitの音源が再生できるのは絶対条件です。
以上が今回の選定条件ですが、前述の通りDAPをiPhoneのままにするという選択肢も残しておきます。
音楽ファイルの管理のしやすさや再生回数の記録を考えるとApple製品を中心としたiOSデバイスの優位は明らかだからです。
単純に音質とハイレゾ音源の再生能力だけを考えれば、容易に脱Appleが可能なのですが、なかなかそうもいかないのが難しいところです。
候補
さて、今回の候補です。
- ONKYO DP-X1
- FiiO X7
- Chord Mojo
ONKYOのDP-X1は文句なく候補入りです。
先日試聴をした時の印象がとても良かったです。
DP-X1はAndroidをベースにしているという点でほとんどの条件は満たしています。
あとは他の製品と聞き比べてどれだけ優位かを見定めたいともいます。
FiiOのX7はまだ発売されていない製品ですが、ようやく12月18日に発売されることが決まりました。
FiiO X7はOSをAndroidに切り替えたり、有償とはなりますが、オプションでオペアンプを交換できる点を含めて、とても魅力があります。
基本性能は音質を聴いてみないことには判断できませんが、拡張性についてはかなり期待をしています。
今後
まずは試聴しかないのですが、MojoとDP-X1については試聴を済ませていて、非常にいい印象を持っています。
FiiO X7についてはこれから試聴をしますが、とても楽しみにしています。
Mojoに関しては、モニター系のPrivate 222には非常に合うと思っていますが、P7で聴いた時は「濃厚+濃厚」になってしまい、やや焦点がぼけるのとキレがなくなるのかなという印象を持っています。
これまで私が聴いてきた「USB DAC+ポタアン」と比べるとかなり主張が激しいですね。
そこがMojoの魅力なんですが、万能ではないかなという印象も持ってます。
DP-X1はとても素直で正確な音だったので、下流(音の出口)に何を合わせても問題がないと観じました。
先日、少し時間がある時にDP-X1とDT 1770 PROで聴いてきましたが、非常に良かったです。
下流(イヤフォンやヘッドフォン)にある機器の性能を引き出す製品というイメージを持ちました。
ということで候補の数は少ないのですが、じっくりと聞き比べて結論を出したいと思います。
これまでのDAPの試聴結果は以下を参考にしてください。
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