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私と音楽 ジャーマンスラッシュメタルDestruction、Kreator、Sodom お薦めの曲

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Thrash Metal
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スラッシュ四天王に続いてこの記事ではジャーマンスラッシュメタルについて書きたいと思います。
アメリカで産声を上げたスラッシュメタルは短い時間で全世界に広がっていきました。
その中でも良質のスラッシュメタルバンドを生んだのはドイツです。
時期的にもスラッシュ四天王に遅れることなく登場したのがこの記事で紹介するDestrucitonとKreator、Sodomです。
この3バンドをジャーマンスラッシュ三羽がらすと称することもありますが、Tankardを加えてジャーマンスラッシュ四天王と呼ぶこともあります。

個人的にTankardは好きなバンドなんですが、どちらかというとパワーメタルに近いという印象があるので、現在はデストラクション、クリーター、ソドムとは分けて考えています。
80年代は同じようにとらえていました。

これから紹介するジャーマンスラッシュ三羽がらすは、スラッシュメタルの祖となったメタリカ、スレイヤー、アンスラックス、メガデスと比べてもスラッシュメタルというジャンルを的確に体現していると思っています。
スラッシュ四天王は90年代以降に初期のスラッシュメタルとは違う方向に向いたこともあります。よって、語弊はあるかもしれませんが、スラッシュメタル本来の魅力を知る上では四天王よりもジャーマンスラッシュを聴いたほうがわかりやすいのではないかなと思います。

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Destruction

トップバッターはデストラクションです。
この記事で紹介する3バンドの中ではもっとも曲の展開が複雑でプログレに近いバンドかなと思います。

デストラクションと私

最初にデストラクションを聴いたのは1986年発表の「Eternal Devastation」です。
このアルバムに収録されている”Curse the Gods”はスラッシュメタルの中でもトップクラスに好きな曲です。

「Eternal Devastation」の次には1985年発表のファーストアルバム「Infernal Overkill」を聴きました。
「Eternal Devastation」より粗さが目立つものの、勢いがあるのでアルバム単位で評価すると「Infernal Overkill」のほうが好みです。

3作目の「Release from Agony」から少し音楽性が変わりました。
より複雑な構成になっていったという印象ですが、私にはよりシンプルなほうが合いました。
1989年には音楽性の相違からシュミーアが脱退してしまいます。

シュミーアはHeadhunterというバンドを結成し、デストラクションは「Cracked Brain」を発表します。
残念ながら私はどの作品も好きになることができず、デストラクションの縁はここで終わってしまいました。
「Cracked Brain」に収録されていた”My Sharona”は好きでしたが、この曲はおまけみたいなものですからね。

この記事を書くために調べたんですが、1999年にはシュミーアが復活して、再びデストラクションとして一緒に活動してるんですね。
この頃はメタル系のニュースも追いかけていなかったのでまったく知りませんでした。
今年はシュミーアが復活してからのデストラクションを聴いてみたいと思います。

Destruction-wallpaper-13 初期デストラクションの写真

ちなみに前回の記事で紹介をしたスレイヤーと同様、デストラクションも当時はこの写真しか掲載されなかった気がします。

デストラクションのお薦め曲

1曲だけ選ぶのは難しいので何曲か選びます。

  • Curse the Gods
  • Bestial Invasion
  • Confused Mind

デストラクションに関しては”Curse the Gods”と”Bestial Invasion”が特に気に入っています。
曲の完成度という意味で、この2曲は突き抜けてると思います。
“Curse the Gods”はイントロからの展開がとても好きで、静けさから激しいパートに向けて緊張感が徐々に高まっていく雰囲気が気に入っています。
当時、この手の展開は流行っていましたが、この曲は転調の仕方が非常に好きなんですね。
具体的には1分4秒と1分37秒あたりです。
シュミーアのヴォーカルが入ってくるとさらに緊張感が高まるあたりもいいですね。

“Confused Mind”も”Curse the Gods”と似た展開の曲で冒頭はアコギとベースだけです。
アコギのアルペジオもいいんですが、私はこのパートのベースが美しくて好きです。
“Bestial Invasion”はファーストアルバムからの曲でトリッキーなギターリフが印象的な曲です。

デストラクションの魅力はマルセル・シュミーアのヴォーカルです。
メタリカの1枚目のジェームズ・ヘットフィールドのボーカルに似たところもありますね。
ちょっと高めで吐き捨て型のヴォーカルです。
吐き捨てている割に哀愁も声に乗るのがシュミーアの好きなところです。

デストラクションはギターリフも好きです。
音質的には乾いていいてキレがあるのが特徴です。
ザクザクとしたギターリフも好きなんですが、メタリカのデビュー作「Kill ‘em All」でも聞くことのできるこの手の乾いたギターリフは重さよりも疾走感が感じられます。
個人的に好みですが、スラッシュメタルにはこの乾いた音のほうが合うと思います。

お薦めのアルバムは「Eternal Devastation」と「Infernal Overkill」です。
録音状態はそれほど良くないですし、粗いところもありますが1980年代当時の勢いが凝縮されています。

Kreator

続いてクリーターです。
クリーターは聞き始めたのが1990年発表の「Coma of Soul」とちょっと遅めでした。
音楽的にはデストラクションほど複雑な曲展開ではないものの、似ている部分があると思います。
クリーターはもう少し構成がシンプルでスピードに重きを置いてるという印象があります。

クリーターと私

クリーターを初めて聴いたのは意外と遅くて1990年の「Coma of Souls」でした。
このアルバムを一発で気に入ったので、すぐに旧譜を買い集めました。
一度気に入るとそのバンドのアルバムすべてを揃えたくなる癖があって本当にどれだけ音楽にお金を費やしてきたかわかりません。(笑)

旧作はどれも今まで聴かなかったことを後悔するほど好きになりました。
「Terrible Certainty」と「Extreme Aggression」が特にお気に入りです。
その他の作品は「Coma of Souls」と比べると楽曲の出来も音質も粗さが目立つと思いました。

その後、「Renewal」「Cause for Conflict」と続けて聴きましたが、当時のグランジロックやパンテラっぽい方向に路線変更をしたため、がっかりしたことを覚えています。
最大の武器でもあり、私が気に入っていたミレのヴォーカルスタイルも変わってしまったのは本当に悲しかったですね。

なんだかんだ言いながらも「Violent Revolution」までは聴いたんですが、メタルに興味を失ったこともあり、これ以降は聴かなくなってしまいました。

この記事で紹介する3バンドでは唯一ライブに行きました。
1993年のクラブチッタです。
個人的にこのライブの直前に肋骨にひびを入れるというアクシデントがあったため(笑)、100%は楽しめなかったのですが、あの空間でクリーターを見ることができたのは非常に貴重でした。

クリーターのお薦め曲

  • People of the Lie
  • Material World Paranoia
  • Extreme Aggression
  • Celestial Deliverance
  • Terrible Certainty
  • Love Us Or Hate Us
  • Betrayer

”People of the Lie”と”Material World Paranoia”は自分の中で別格です。
クリーターが好きになるようになった曲ですし、完成度も高いです。
このアルバムは独特の緊張感と空気あるんですが、それをもっともよく表している曲だと思います。

“Extreme Aggression”もクリーターでは外せない曲です。前の2曲にひけをとらないくらい良いです。同じアルバムに入っている”Love Us Or Hate Us”と”Betrayer”も完成度は高いです。

“Celestial Deliverance”は「Cause for Conflict」からの曲です。
スピード感はなく重たい雰囲気の曲ですが、いい曲です。
クリーターらしさはありませんが、こういう曲もうまいなと思います。
クリーターがやらなくても良いよとは思いますが。(笑)

クリーターの魅力はデストラクションに対して感じている魅力と似ています。
第一にミレのヴォーカルですね。ヒステリックで吐き捨てるようなヴォーカルは、スラッシュメタルというジャンルの中で一番好きじゃないかと思います。
スラッシュメタルにもよく合ってますね。

演奏についてはデストラクションほど技巧派というイメージはありませんが、高いレベルのメンバーが集まっていると思います。
曲調ですが初期はスピード感と激しさがうまく融合されています。
適度に転調もするので飽きることがありません。
ギターリフはデストラクションほどではないものの乾いたフックのあるいいリフを聴かせてくれます。

クリーターで気に入っているアルバムは「Extreme Aggression」と「Coma of Souls」です。

次ページに続きます。

コメント

  1. […] 私と音楽 スラッシュメタル四天王 お薦めの曲ポータブルオーディオのほうも一息ついてきたので音楽ネタです。 ここのところ昔メインで聞いていたハードロックやメタル系を聴くことが多くなっています。 特にスラッシュメタルとデスメタルが多いです。 せっかくなので「私と音楽」と題してこ…gateway254.com2016.01.21 私と音楽 ジャーマンスラッシュメタルDestruction、Kreator、Sodom お薦めの曲ス… […]

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