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映画と音楽 The Commitments(ザ・コミットメンツ)の感想

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ミュージカル
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amahikasです。

今回は珍しく映画の感想です。前にも『ラ・ラ・ランド』の感想を書きましたが、私はミュージカル映画が大好きです。(いきなり宣言)
古くは『グリース』や『サウンド・オブ・ミュージック』、最近では『レ・ミゼラブル』や『バーレスク』など、音楽のジャンルを問わずに色々と聴いています。そんな話しをしていたところ、またまたTwitterのフォロワーさんがいいミュージカル映画を紹介してくれました。
1991年公開『ザ・コミットメンツ』(The Commitments)です。

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The Commitments

『ザ・コミットメンツ』は1991年公開のイギリス・アイルランドの映画で、アイルランドのダブリンを舞台にしています。同名の小説を映画化した作品で、監督はアラン・パーカー。後から調べたんですが、アラン・パーカーは『Fame』、『Pink Floyd The Wall』、『Evita』といった作品の監督もしている名監督でした。『Fame』なんて若い頃によく見ました。
さて、アイルランドのダブリンというと『ONCE ダブリンの街角で』という音楽映画を思い出すんですが、『ザ・コミットメンツ』でギタリストを演じていグレン・ハンサードは『ONCE ダブリンの街角で』で主演してました(笑)
イギリスの映画界だとこういうことがよくありますね。『ザ・コミットメンツ』は日本でも海外でもカルト的な人気を呼び、興行的にも成功しました。アメリカのアカデミー賞のBest Film Editing部門にノミネート、イギリスのアカデミー賞ではBest Film、Best Directionなどを受賞しました。Brit Awardsではベストサウンドトラックも受賞してますね。映画の影響はこれだけにおさまらず、2013年にはロンドンでミュージカル化もされています。
アイルランドのバンドとして有名なThe Corrsのメンバーは全員『ザ・コミットメンツ』に出演していたそうです。有名な俳優を使わずにアイルランドのミュージシャンの中からオーディションでキャストを選んだので、映画が当たった後は実際にツアーにも出たそうですね。2011年には映画の20周年を記念してリユニオンライブを行ったとのことです。
なお、『ザ・コミットメンツ』の公式トレイラーはこちらです。

The Commitmentsの感想

ダブリンのミュージシャンを集めてバンドを始めるというストーリーなので、さほど新鮮味はないんですが、舞台がダブリンであることと音楽がソウルであることがこの映画をより面白くしてるように感じます。それと終わり方も非常にいいです。
舞台がダブリンなので現代的というよりも1970年代のロンドンに近いイメージを持ちました。生活はすさんでますし、人間の気性も荒いです。でもどこかプライドが高くて真面目なところもあるのが面白いです。この映画が単純なバンドの映画だったらこれほど面白くなかったと思うんですが、やはり人間味溢れる演技や歌が魅力になっていると思います。

音楽

『ザ・コミットメンツ』で聴かせてくれる音楽は意外なことに、Wilson PickettやAretha Franklin、Otis Reddingといったアメリカのソウルミュージックです。私はこのソウルミュージックというのが苦手で、これまでソウルはほとんど聴いてきていません。何故、そんな私がこの映画を観ようと思ったか(何故、友人が薦めたか)というと、アメリカのドラマGleeのシーズン6でWilson Pickettの”Mustang Sally”をカバーしてるんですが、そのパフォーマンスをいたく気に入ったからです。最近はいろんな音楽を聴くようになったので、これまで敬遠してきた音楽も気に入るようになってきています。人間は変わるもんですね(笑)
期待通り、『ザ・コミットメンツ』では”Mustang Sally”も演奏されていますし、他のソウルの有名どころもたくさん演奏されています。好きな曲は””Mr. Pitiful”、”Show Me”、”In The Midnight Hour”です。バラードも良いのですが、ノリのいいシンプルな曲のほうが好きになるみたいです。あとは”Show Me”のようにブレイクを入れてからドラムで始まるパターンが好きです。”Show Me”のオリジナルバージョンはこんな感じです。

Joe Texという方がオリジナルで、ジェームズ・ブラウンのライバルとも言われた方だそうですね。The CommitmentsバージョンはYoutubeになかったのでSpotifyで聴いてみてください。

比較的オリジナルに忠実です。
2011年のリユニオン公演の動画はこちらです。

この他のどの曲もいいので、私にとってはいわゆる「外れ曲がない」映画でした。

今回は以上です。

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