以前、気になるニュースで取り上げたロシアのFischer Audioのヘッドフォンを試聴してきました。
短時間でしたが、それぞれのヘッドフォンの特徴はつかめたかなと思います。
簡単にレビューしますが、次はもう少し長時間試聴をしてみたいと思わせる製品群でした。
CON AMORE
まずは赤いハウジングが特徴のこいつです。かっこいいですよね。
全体的なバランスはやや高音寄りですが、フラット2回音質です。
高音はきれいですし、刺さることはありません。低音もよく出てます。
解像度は高いですが、音場はちょっと狭いですかね。
どちらかというとモニター的な音でした。
装着感は良かったです。
側圧はそんなに強くないのでフワッとした付け心地なんですが、頭を振っても快適な視聴を妨げることはありません。
とても快適でした。
ぱっと見は豪華に見えますが、近くで見ると少し安っぽさがあります。
ただし、とても軽く、装着感をよくするための工夫がアーム部分にも見られます。
ポータブル向きの製品ですね。
CODA
こちらはリスニング向きです。
中低音の量が多く、高音の量は少なめです。特に中域が強いですね。
解像度の高いCON AMOREを聞いた後だからかもしれませんが、少しこもるように聞こえました。
解像度は抑えめにして音場を優先したモデルという印象を受けました。
個人的には好みではないかな。
CON BRIO
全体的にはCODAに近い音像です。
解像度よりもリスニング向けのチューニングです。
ただ、階層度はCODAよりも高く、バランスが良くなってると感じました。
個人的にはこれくらいのバランスが好みですね。
高音の量は少ないですが、低音は下まで良く出てます。
温かいタイプの低音ですね。
重心は低いですけど、解像度を重視したタイプという感じです。
CON FUOCO
ヘッドバンドが一番変わった形状の機種です。写真がなくて申し訳ございません。
装着感は今日試した中ではもっとも柔らかいです。
側圧がないのですが、頭を振っても問題ありませんでした。このメーカーの特徴かもしれません。
解像度は高いです。
低音が多めで低いとこまでよくでます。
前述のCODAとCON BRIOの中間くらいに位置するモデルなのでしょうか。
Fischer Audioの製品は今回初めて聞きましたが、全体的に装着感が良く、軽量でした。
折りたためるかどうかまで確認してきませんでしたが、総じてポータブル向きの製品だと思います。
装着感だけでなく遮音性も充分でした。
音質はそれぞれに特徴がありましたので好みに応じて使い分けが出来るかなという感じですね。
価格的にも25,000円前後なので、この価格帯で密閉型、携帯性のいい製品を探してるなら聞いてみる価値はあるかも。
どの製品も遠目に見るとデザインは良く、それなりに高級感もあります。
ただ、近くで見ると少々安っぽいです。
装着感や携帯性はよく考えられてので私のように主に外でヘッドフォンを使う方にはお薦めです。
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