春のヘッドフォン祭2015のレポートその1に続いてその他に聞いた製品の感想を書いていきます。
レポートその1はこちらです。
今回、事前に聴いてみたいなと思っていた製品は以下の記事にまとめてます。
試聴環境はすべてiPhone6 Plus、VANTAM Red、B&W P7です。
音源はCDから取り込んだAppleロスレス(ALAC)をiPhoneに詰め込んでます。
試聴に使う曲についてはこちらを参考にしてくださいませ。
では行きましょう!
Campfire Audio
Campfire Audioはポータブルアンプで有名なALO audioのCEOであるケン・ボール氏が2015年に立ち上げたイヤホン・ヘッドホンのメーカーです。
ポータブルオーディオファンとしては良く知られているメーカーだけにどのようなイヤフォンを出してくるのか注目です。
Jupiter
Jupiterは4BAモデルです。公式サイトはこちら。
音質はあっさりしとしてます。
全体的に開放的で乾いた音という印象でした。
バランスは低音よりも高音が目立ちます。
レ・ミゼラブルを聞いた感想です。
高域の解像度は十分です。刺さるか刺さらないかギリギリのところ。
中域がややこもるという印象ですね。
A Fine Frenzyでは高音の鳴り方が気持ち良かったです。
低音と中域は、高音に比べると量が不足してるなと感じました。特に中域。
ただ落ち着いて気持ちよく聞ける不思議な音ですね。
高音寄りなんですが、聴きづらさはありませんでした。
装着感は良く、頭を振ってもポジションが変わることはありません。
Lyra
こちらはダイナミックドライバーひとつのモデルです。
ダイナミックらしい低音の鳴り方ですね。
低いところもよく出てますし、太くて温かい低音です。
こちらも全体的に乾いた音質です。
高音寄りだったJupiterとはバランスが違うのですが、音質の傾向は似ていました。上品で開放的ですね。
中低音が魅力のモデルではありますが、高音も良かったです。
解像度も個人的には満足でした。
3万くらいなら相当コスパのいい機種になると思います。
Orion
最後に聴いたのはBAドライバーひとつのOrionです。
こちらはJupiterに音質的な傾向もバランスも似ていました。
音のまとまりは良いのですが、解像度はいまひとつ。
3機種ともデザイン、装着感、遮音性は良かったです。
軽いのはとてもいいのですが、質感はプラスチックっぽいです。
どれくらいの価格で出て来るか楽しみですが、個人的にはLyraが気に入りました。
次ページに続きます。
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