気ままに試聴してきたカスタムIEM(インイヤーモニター)ですが、結構な数を試聴したのでここら辺で感想と今後の選定について整理しておきます。
カスタムイヤーチップはどうか
年初からWestoneカスタムイヤーチップUM56が良いなぁと思って色々と調べました。
カスタムイヤーチップは生涯を共にしたいくらいお気に入りのユニバーサルイヤフォンがある場合に装着感や遮音性を高める上で非常に有効な製品という結論です。
装着感が増すことによって音質にも影響を与えると思います。良いか悪いかはイヤフォンや好みの音質によって評価が変わると思いますので、一律に音質が向上するとは言いません。
ただ、何度か書いてるとおり、個人的にイヤフォンは装着感が命と思ってます。
いくら好みの音質を鳴らしてくれるイヤフォンといえども装着感が悪いのでは音楽に集中できません。
私にとって装着感が悪い(もしくは合わない)というのは致命的です。
私にとっていまは生涯を共にすると思えるほどのユニバーサルイヤフォンはないため、UM56はいったん見送ることにしました。
カスタムIEMの試聴
試聴したカスタムIEMは以下の通りです。
試聴はすべて完成品ではなく試聴機でしておりますので完成品とは若干音質の違いがあると思います。
- UE4Pro
- UE5Pro
- KL-カノン
- Heir 4.A S
- CT-200
- CT-300
- CW-L10
- CW-L15
試聴をした感想はこちらを参考にしてください。
カスタムIEMの記事一覧
現状でもっとも音質、価格共に魅力を感じているのはKL-カノン、CT-300です。
次点はUE4ProとCW-L15です。
UE5Proは全体的に明るい音質で楽しく音楽を聴くことのできるイヤフォンですが、解像度とレンジが物足りませんでした。安価なUE4Proのほうが全体的にそつなく鳴らすので私の好みに合ってます。
Heir 4.A Sは高音がとてもきれいで全体的に解像度も高いのですが、中低音が物足りませんでした。
キレがありすぎて温かみが足りなかったです。
ここで私の好みの音質をおさらいしておきましょう。
- 少し重心の低いフラットなバランス
- 高解像度且つ適度に音場が広い
- ジャンルを問わないオールラウンダー
- 縦に広いレンジ(高い高音、低い低音も出せる)
- 高音はカラッと開放的、中低音はウォーム傾向だがキレもあり
なんとまあ贅沢なんでしょう。(笑)
これはあくまでも理想なのですべての項目で満足させてくれる製品はなかなかないと思いますが、現在主力のヘッドフォンB&W P7がかなり理想に近いです。
次ページに続きます。
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