OPPO PM-3
レ・ミゼラブル
お馴染みの曲から聞いてみました。
高中低のバランスはきれいにフラットですね。
全体的な傾向はリスニングよりもモニター系でP7の前にメインで使っていたMDR-Z1000とよく似ています。
ただ平面磁界駆動方式というそれほど多くない駆動方式を採用しているので音の出方に特徴がありますね。
高音はP7よりもきれいで解像度も高いです。
中低音の迫力と音圧、音場の広さについてはP7のほうが上ですが、解像度は全体的に高いです。Z1000と比べても負けないかもしれません。
Ozzy Osbourne
ちょっと迫力不足だったのでVANTAMの音量を最大まで上げてみました。
まだ少し物足りない感じですね。ポタ向きではないかな。
全体的に乾いた開放的な音です。P7よりもクリアです。
この曲でもすべての音域がきれいで解像度も高い。
低音は沈み込むほど低くまで出ません。
面白いのは奥行きも結構表現できていてP7よりも狭いものの意外と立体的な音を聴かせてくれます。
またどの音域も耳に近い位置で聞こえます。これがこのヘッドフォンの特徴かもしれません。
低音は沈み込むほど低くまで出ません。量もP7より少ないです。
音以外の点に触れておくとデザインと質感はとても良かったです。
6万円という価格に負けてません。
ケーブルは外しやすく、取り付けやすい仕組みになっていてプラグもお洒落で良いです。
装着感も良好。
頭を振ってもズレるようなことはなかったですし、柔らかいつけ心地なので長時間の視聴もOKでしょう。
ひとつだけ気になったのは携帯しやすいようにイヤーカップが回る仕組みになっているんですが、すごく簡単に回るんですね。
使い勝手は良いかもしれませんが、私のように持ち運ぶことを考えると耐久性の点で心配です。
Edition M
前回に続いて2回目の試聴です。
音質はおおむね気に入ったのですが、音量が小さいことが気になりました。
iPhone直という環境で音量を最大にしても物足りないくらいでした。
今回はVANTAM Redを挟んでどうなるか聴いてみました。
レ・ミゼラブル
VANTAM Redのを音量を最大にしてみました。
前回より音量は上がってますが、うるさくて聴けたものじゃないという感じではないです。
もっと本格的なアンプが必要ですかね・・・。
音のほうはさすがに迫力があります。
解像度も高いですし音場も広いですね。奥行きについてはP7と同じか少し超えてるくらいです。
高域については前回と同じ印象で少し量が少ないです。P7のほうがバランスは良いですね。
その分、中域がP7よりも出ていてヴォーカルは前に出てきます。
低音についてはP7のほうが低いとこまで出てます。
Ozzy Osbourne
この曲も音量を最大にしても大丈夫でした。
直前に聴いたPM-3よりは音がとりやすいですが、P7に比べると非力という印象です。
この曲では中域がP7より近いと感じました。ここがもっとも違う点かもしれませんね。
The Millionaire Waltz
中域がいい感じです。フレディーのヴォーカルがとても生々しく聞こえますね。
この曲も高音の量がP7よりやや少ないと感じました。
中域は解像度がP7よりも高いですね。中域に魅力がある機種なのかな。
Michael Monroe
この曲の特徴でもある「ノリ」はP7よりもよく表現できてます。
スピード感もP7より上と感じました。
中域が非常に魅力的なのでこの手の曲に合うのだと思います。
デザインや付属品、装着感については前回のレビューの通り良好です。
折りたたむことが出来ればより携帯性が上がったでと思いますが、元々のサイズが小さいので十分ではないかと思います。
次ページでまとめます。
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