またまた気ままに試聴をしてきました。
ヘッドフォン選びも開始してますが、どうも身が入りませんね。
今までイヤフォン(IM04)、VANTAM Red(ポタアン)、Private 222(カスタムIEM)を選んできた時とは違って、「なにがなんでも欲しい!」という切迫した状態でもないのでのんびりやろうと思います。
さて、今回はbeyerdynamicから新しく発売されたT1 2nd Generation(以下、T1 2nd)を聴いてきました。
T1 2ndはベイヤーダイナミック社のフラッグシップモデルです。
T1が2009年に発売されて、今回は6年ぶりにT1 2ndとして生まれ変わりました。
基本的な設計思想はT1と同じですが、T1 2ndは新ドライバを採用しているほか、ケーブルの材質を改良しバランス接続にも対応。さらにリケーブルも可能になってます。
最近のトレンドを取り入れつつも初代T1の良さをそのまま引き継いだという感じですね。
なお、T1 2ndは密閉ではなくセミオープン型を採用しています。
よって、私が本機を購入する可能性は極めて低いのですが、先日試聴をしたT5pの印象が非常に良かったので、T1 2ndを聴いてこの先発売されるであろうT5p 2ndの予習をしようと思いました。
いやー、本当にT5p 2nd早く出て欲しいですね。
T1 2ndの公式サイトはこちらです。
T5pの試聴結果については以下の記事を参考にしてください。
試聴環境はいつも通りiPhone+VANTAM Redです。
試聴に使った曲は以下の記事の通りです。
それでは試聴結果を書いていきましょう。
試聴結果
Flesh And The Power It Holds / Death
第一印象は「上品な音」です。
バランスは限りなくフラットに近いと思います。やや高音寄りにも感じますが、低音もよく出ています。
音場はとても広いです。立体感がありますね。
全体的に開放的で乾いた音質で解像度も高いです。
繊細な音ですが、痩せた音という印象は受けません。
T5pと同様に基本性能がとても高いという印象。
音量はVANTAM Redでもとりづらかったです。
もっと大きな音で聴くことが出来れば魅力も増すんでしょうね。末恐ろしい・・・。
Death Metalに合うかどうか試してみたのですが、意外なことにとても良かったです。
メインで使っているB&WのP7で聴くのとは印象が違いますが、繊細な音ながらも迫力と音圧をそれなりに表現できますので、違った魅力を引き出してくれるという印象です。
メタルは中低音が強く暴力的な環境も良いんですが、こういう繊細で上品な環境で聴くのも悪くないんですよね。
At the End of the Day / Les Miserables
よく試聴に使ってる曲ですが、音場がとても広く感じますね。
今まで聴いてきたどの製品よりも広いと思います。良い勝負をするとしたらFostexのTH900でしょうか。
全体的な音のイメージもTH900とよく似てますね。
さらさらとした上品で滑らかな音を出してくれます。
なお、この曲については音量が小さいので音圧や迫力が伝わってきませんでした。無念。
前の曲よりも録音レベルが低いので仕方がありません。ちゃんとしたアンプで鳴らせば迫力も出て来るのでしょう。
Four on Six / Nathan East
こういう音楽にはめちゃめちゃ合いますね。
シンバルの音がとても上品で、目の前で優しく叩いてくれてる感じですね。
ベースの音も非常に上品です。
この曲もよく試聴に使ってますが、ちょっと今まで聴いたことがない感じです。
She-Wolf / Megadeth
この曲では中低音の音圧がでてきました。
低音は低いところもでてます。
ただし、この曲でようやく確認できたくらい控えめですね。
試聴は以上です。
次ページにデザインや装着感について書いていきます。
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