デザインと装着感など
デザインはT1をそのまま受け継いだものとなってます。
無骨ながらも質感は良くてベイヤーらしいなと感じます。
P7のような重厚で上品なデザインも好きですが、こういったデザインも良いですね。
サイズはさすがに大きいです。ただし見た目ほど重さは感じません。
イヤーパッドは流行のレザー素材ではなくソフトベロアです。
柔らかいながらもそこそこの装着感でした。つけ心地はとてもいいので長時間つけていても問題ないでしょう。
装着感はP7ほどではありませんが室内での使用がメインでしょうからこの程度で気にならないと思います。
公式サイトには「持ち運びに便利なキャリーケースを付属」という言葉とともに以下の写真が紹介されてるんですが、外に持ち出すのは結構厳しいですね。(笑)
T5p 2ndもこれくらいになるのかしら。
この音質なら頑張って持ち運びますけど、少しでも小さくして欲しいですねぇ。
まとめ
T5pと同様で非常に良い印象でした。
音の傾向もT5pに似てますね。T5pはもう少し高音寄りに感じましたが、こちらは低音もよく出ていてフラットという印象です。
特筆すべきは音の粒の細かさと繊細な音の出し方、非常に高い解像度と立体感でしょう。
ウォームな中低音を除いて、私の好きな要素がすべてつまってます。
全体的にはFostexのTH900にもよく似ています。TH900の試聴レビューについては以下の記事を参考にしてください。
T1 2ndもTH900も私がイメージする「いい音」を聴かせてくれました。
ただし、T1 2ndはセミオープン、TH900は密閉型という違いがあります。
私は基本的にヘッドフォンやイヤフォンの類は外で使うのでT1 2ndは購入の可能性がとても低いです。
TH900は元々かなり高価だったので買うのは難しいと思っていましたが、今年の5月に値上げをしてさらに遠い存在となってしまいました。
そんなわけでT1 2ndもTH900もとても好きなヘッドフォンなのですが、現時点では買うのは難しいと感じてます。
あ、T1 2ndのレビューなのに余計なことを書いてしまいました。
何が言いたかったかというとT5p 2ndに期待してますと言うことです。
おそらくT5pと変わらず10万前後の価格で出て来ると思いますし、音質もT1 2ndと似てると思うんですね。
現行のT5pはT1が発売されてから1年後に発売されてるので、結構待たないといけないと思いますがね。この音のためなら待ちましょう!
さて、T1 2ndに話しを戻しますが、幅広いジャンルにも対応出来ると思います。
前述の通り、中低音の押し出しが強いわけではないので迫力のある音を聴きたい場合は合わないと思いますが、迫力や音圧もそれなりに出しますので繊細さと迫力が両立したちょっと趣の違う音が聞けると思います。
音の密度が低い曲であればなんでも余裕を持って聴かせると思います。
今回は時間がなくてあまり多くの曲を聴きませんでしたが、機会があればゆったりとした曲も聴いてみたいです。
良いことばかりでもありません。
難は鳴らしにくいことでしょうね。
VANTAM RedのGainをHIGHにしても物足りないくらいだったので、本格的に聴くには据え置きのヘッドフォンアンプが必要だと思います。
T1 2ndのインピーダンスは600Ωなのに対してVANTAM Redの適応ヘッドホンインピーダンス(メーカー公称値)は8Ωから600Ωです。
SNSで詳しい方に教えてもらったのですが、VANTAM Redの上限が600Ωと言うことは「ギリギリ再生できます」くらいに理解したほうがいいとのことです。
B&W P7は22Ω、T5pは32Ωですから納得の結果です。
出力の高いDAPやアンプでどの程度鳴らせるのか興味が湧いてしまいました・・・。
それと当たり前のことですが、携帯性は良くないです。
T5pも同じくらいの大きさなので買えたとしてもポータブル出来るかとても不安ですが、あくまでもP7をメインにしてたまに持ち出すくらいならやってみたいなと思いました。
以上でT1 2ndのレビューは終わりです。
今年のヘッドフォン選びについてはこちらを参考にしてください。
2013年と2014年のヘッドフォン選びの記事はこちらです。
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