これまでメインのNASとしてQNAPのTS-219P IIを使用してきましたが、アクセス速度に不満を感じてきたのと容量も少なくなってきたことからNASを買い換えました。
新しいNASとして選んだのはNETGEARのRN31400です。
NASの移行も完了しましたので、導入から設定について解説をしたいと思います。
NASの選定
今回NETGEARのRN31400を選んだ理由は、安価且つ高信頼性、高パフォーマンスという単純明快な三つの理由からです。
QNAPのTS-219P IIは私にとって初めての本格的なNASだったのですが、価格の割にパフォーマンスがいまひとつという印象でした。
QNAPのNASはアプリ類も豊富で楽しそうだなと思っていたのですが、実際に使い始めると私の場合、アプリはあまり使わないことがわかりました。
NASはiTunesのライブラリや写真を保存するために使用しているので、アプリといった多機能よりもNASとしての基本的な能力(安定性、パフォーマンス)が重要という結論に達しました。
このことはTS-219P IIの後に入手したNETGEARのReadyNAS Pro4を使ってから感じました。
MacやWindows PCからのアクセス速度はTS-219P IIよりもReadyNAS Pro4のほうが速かったんですよね。
それでもTS-219P IIをメインに使い続けたのは移行が面倒だったからです。(笑)
話を戻します。
新しいNASを買うにあたって自分なりに調べてみましたが、RN31400のコスパがもっとも良いという結論に至りました。
QNAPのTS-420-DやTS-431+、TS-431といった製品もありますが、価格とスペックを考慮するとRN31400が私の使い方には合っていると思いました。
開封と設置
開封は特に問題なく終わりました。
設置場所ですが、現在はTS-219とPro4を並行して設置しているので同じようにPro4とRN31400を横に並べました。
RN31400の見た目はPro4とほとんど変わりません。
変わった点は前面のパネルが金属かアルミ製のグリルからすっきりとしたプラスチックのパネルに変わった点でしょうか。
Pro4のほうが見た目は良いのですが、グリルはホコリがたまりやすいので、RN31400のほうがメンテナンスはしやすそうです。
RN31400の裏はこのようになっています。
1000base-T対応のEthernetポートが二つ。USBポートが二つとeSATAポートが二つあります。このうち一ポートはUSBとeSATA兼用となっています。
USBポートについては3ポートあることになりますが、eSATAと兼用のポートはUSB2.0対応です。
USB機器を接続する場合は、USB3.1対応のUSB専用ポートに接続することをお薦めします。
1000base-T対応のEthernetポートは今のところひとつしか使っていません。
スイッチングHUBをリンクアグリケーション対応の製品に変えたらリンクアグリケーションも試してみたいところです。
初期設定
それでは初期設定をしていきましょう。
HDDをあらかじめ挿しても良いのですが、二本以上のHDDを挿すと強制的にRaid構成になることがありますので、HDDは挿さないか、一本だけ挿してから1回目の起動をすることをお薦めします。
初回起動の際はGUIの言語を「英語」にすることをお薦めします。
理由は単純で最初から日本語を選択するとデフォルトのシステムアカウントやフォルダが日本語名になるからです。
英語を選択すればデフォルトのシステムアカウントやフォルダ名は英字になります。
細かい点ですが、後々OSの文字コードの違いによってアカウントやフォルダ名が文字化けするのを防ぐには有効かなと思います。
それと、デフォルトの管理者パスワードを変更するのも忘れないようにしましょう。
今時はCloud機能を有効にしただけで外部からの接続ができるようになることもありますので、デフォルトの管理者アカウントのパスワードは必ず変更しましょう。
RN31400のGUIにアクセスをするにはRN31400に割り振られたIPアドレスにWebブラウザを使ってアクセスしてください。
RN31400に割り振られたIPアドレスは本体下部にある液晶パネルに表示されます。
私はMac版のSafariとChromeブラウザでアクセスをしましたが、特に問題はありませんでした。
RN31400にアクセスできるようになったらディスクの追加をしていきます。
次ページ以降を参考にしてください。
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