音楽レビュー Felix Martin / The Scenic Album プログレメタルっぽいジャズを堪能

昨年からジャズ(主にスムーズジャズとフュージョン)を堪能していますが、元々はメタルを聴いていた人間なので少し毛色の変わったジャズを聴きたくなりました。
そこで「ジャズ メタル」などというキーワードで検索をしてみたところ、結構ジャズとメタルを融合させたアーティストっているんですね。

その中でもYoutubeで聴いてすぐに買ってしまったのが今回紹介するFelix Martinです。
Felix Martinはベネズエラのギタリストです。公式サイトはこちら
残念ながら日本語の情報はあまりありません。

Felix Martin

Felix Martinについては私も初心者なので公式サイトのプロフィールから調べました。(笑)

Felix Martinは日本のギターを自由自在に扱う独自のスタイルを確立したギタリストです。
ギターは自分でデザインしているようで、14弦と16弦のギター二本をひとつのギターにするという非常に変わったことをしています。
先ほどの公式サイトにFelixオリジナルのギターの写真がたくさんありますので見てみて下さい。(ギターの写真
とても変わっていますが、とても美しいです。

音楽的にはロックとメタルがベースになっていますが、ジャズとプログレをうまい具合にミックスしています。ワールドミュージックやラテン音楽なども取り入れて非常にユニーク且つ独特な音楽ですね。

12才頃から演奏を始めて、ベネズエラのフォークミュージックやプログレ、ロック、ジャズに影響を受けたそうです。
高校卒業後はアメリカのボストンにある Berklee College of Musicで音楽理論や音楽制作について学び、在学中にオリジナルのギターを作ろうと思いつきました。
オリジナルのギターを作ろうと思ったきっかけは、Felixが自身の音楽を表現しようと思ったらひとつのギターの中に2本同じ音がするギターが必要という結論に至ったからだそうです。

Berklee卒業後はProsthetic Recordsと契約を結び、プロとして活動を始めます。
北米、ヨーロッパ、南米を中心にツアーをし、Steve Vaiや元ドリームシアターのMike Portnoyの前座も務めております。

2012年6月にライブアルバム『Live In Boston』は発売し、翌2013年にはこの記事で紹介する初のオリジナルアルバム『The Scenic Album』を発売しました。

The Scenic Album

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11曲が収録されていてギターを中心としたインストルメンタルアルバムです。ボーカルは入りません。
ロックとメタルを基調とした曲が多いのですが、展開が複雑で転調も多め。

私が知っている範囲で似ているアーティストというとドリームシアターが一番近いです。
ドリームシアターほどかっちりとした楽曲構成ではなく、もっと自由にいろんなジャンルがミックスされていますが、ロックとメタルをベースに様々な音楽を取り入れていくというスタイルはよく似ています。

ギターとベースの音色もドリームシアターに似ているところがあって、特にスティックベースのような音はジョン・マイアングが参加してるのかしらとクレジットを確認したくらいです。(笑)

Felix Martinの個性がよく出ているのは、個性的なギターの演奏だけでなく、音楽性にあると思います。
ロックとメタルをベースにしているもののひとつの曲の中で何度も転調をし、局長が替わるだけでなくジャンルも変わります。
この転調に違和感がないのがすごいなと感じるところです。
尖った先鋭的な音楽ではありますが、聴いていて心地良いという聴感は残しています。
高度な演奏技術だけでなく楽曲作りも高度で、音楽を聴いていて感じるかっこ良さ、ノリの良さ、心地良さも感じることができます。

The Scenic Album好きな曲

iPhoneやMacで音楽を聴いてるときに気に入った曲にはレートをつけていますが、気がついたら11曲中10曲にレートをつけていました。(笑)
全曲気に入ってます。(笑)

最高のレート4をつけたのは”The Tango I”、”The Tango II”、”Spam II”、”2 Am”です。
レート3をつけたのは”The Tango III”、”Triangle Tune”、”High Spirit”、”Viroliano Tries Prog”、”Viroliano Tries Jazz”。
レート2をつけたのは”Eleven Drums”です。
レートがついてないのは”Viroliano Tries Metal”だけですね。

私がここまで気に入ったアルバムは過去にもQueenの『Queen II』やAC/DCの『Back in Black』、Queensrycheの『Operation Mindcrime』といったアルバムなのでどの程度気に入っているかはわかっていただけるかと思います。

動画

Felix MartinがYoutubeに公開している動画をいくつか紹介しておきます。

まとめ

何気なく聴いてみたFelix Martinですが、これまで書いてきたようにかなり気に入っています。このアルバムは楽曲と演奏もさることながら、音質が良い点も気に入っています。
今のところ、Fourplayの作品が音質的にはもっとも良くて気に入っていますが、このアルバムもなかなかです。
Felix Martinは現在、ニューアルバムを制作中と言うことなので、こちらも非常に楽しみにしています。
まだこれからのアーティストなのでしっかりと追いかけていきたいです。

Felix Martinを聴いていて思ったのですが、Jazzの要素が入ったインストルメンタル系のメタルは自分の好みに合うなと言うことです。
昔、ドリームシアターのメンバーが参加したLiquid Tension Experimentというバンドがあったんですが、今なら好きになるかもなと思いました。
昔はボーカルが入っていないとなかなか好きにならなかったんですよね。
ということで、今後は未聴だったドリームシアターの旧作品も聴いてみようと思います。

今回は以上です。
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