ディクシー・チックスの魅力
わかりやすく順番に書いてみましょう。
- ナタリーのボーカル
- 楽曲
- コーラス
- カントリーならではの楽器
それぞれの魅力に優劣をつけるのは難しいのですが、あえて順位をつけるとこんな感じになります。
まずはメインボーカルのナタリー・メインズですね。
前述の通り、ディクシー・チックスはナタリー加入前から活動はしていましたが、いまひとつ売れませんでした。
爆発的にヒットをしたのはナタリーが加入してからですね。
ナタリーは声質も歌い方も好きですが、もっとも好きなのは喜怒哀楽を表現する力です。感情をメロディーに乗せたり、歌詞への感情の込め方が絶妙なんですよね。
次の「楽曲」ですが、単純に曲が良いです。
メンバーも作曲作詞をしますが、外部のソングライターもうまく招へいしているからか、どのアルバムでも高いレベルの楽曲を収録しています。
3番目はコーラスです。
Queenがもっとも好きなアーティストなのでコーラスには厳しいのですが、ディクシー・チックスのコーラスは好きです。
声質と音域が合うのでしょうね。三人が奏でるハーモニーは合唱をしてる以上の魅力を感じます。
最後ですが、一般的なロックやポップスに近いとはいえ、使用している楽器はカントリーで使用している楽器がほとんどです。
電子的な楽器よりもアコースティックな楽器を多用するので、個人的に最初に聴いたときはとても新鮮でした。
メタル系の音楽ばかり聴いてきた私ですが、おかげでアコースティックな楽器の魅力を理解できるようになりました。
特に好きなのはヴィオラですね。
その他の作品
ディクシー・チックスのメンバーが発表をしたその他の作品を紹介します。
ディクシー・チックスが休養している間にマーティ&エミリイ姉妹が立ち上げたCourt Yard Houndsというプロジェクトがあります。
アルバムは二枚出していて、私は2010年発表の『Court Yard Hounds』というアルバムを聴きました。
正直、この作品はいまひとつでした。
逆にナタリーが2013年に発表したソロ作品の『Mother』は素晴らしかったです。
このアルバムを聴いたときにナタリーのボーカルの魅力に気がついたといっても過言ではありません。
そして何故、ディクシー・チックスがナタリーの加入によって爆発的に売れたかが理解できました。
もうひとつ紹介したいのはスティーヴィー・ニックスとナタリーがデュエットをした作品です。
この二人はスティーヴィーの『Trouble in Shangri-La』というアルバムで共演をしています。曲は”Too Far from Texas”ですね。
これも非常に良い曲です。
まとめ
アメリカのカントリーミュージックトリオを紹介しました。
Queenから本格的に始まった私の音楽人生もいろんな方向に拡散していて不思議なことになってますが、Heavy Metalを聴くのを十年ほどお休みして聴き始めた女性ボーカル系のアーティストの中でディクシー・チックスは思い入れが強いです。
同じカントリーミュージックのアーティストとして、以前アリソン・クラウスを紹介しました。
アリソンはアリソンで大好きなんですが、ディクシー・チックスは一般的なロック、ポップスに音楽の傾向が近いので私のような音楽人生を歩んできた人間でも親しみやすかったように思います。
それとナタリーのボーカルですね。
大好きなボーカリストはたくさんいますが、その中でもナタリーは特別です。
歌がうまいとか音域が広いのは当たり前として、表現力が非常に高いですし、歌詞とメロディーと感情が一体となった時の気持ちよさは格別ですね。
今回は以上です。
『私と音楽』の女性ボーカルシリーズもそろそろ終わりに近づいてきました。
次回はその他のアーティストを一気に紹介したいと思います。
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