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カスタムIEM 須山補聴器 Fitear Private222レビュー

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Private 222
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音質

次に肝心の音質について書きます。
まずはPrivate 222が到着してからの印象を書きたいと思います。

高音が大人しめのIM04に耳が慣れていたせいか初日は高音が強いなぁと感じました。
音の粒がとがってて痛いくらいでしたね。
低音は試聴機よりも量が出てるが、高音が落ち着かないのでゆっくり楽しめない感じ。

二日目の午後になって高音が少し落ち着いてきました。耳が慣れたせいもあるでしょうね。
刺さりも減って少し丸みも出てきました。聞きやすいですね。
それと音量を上げても聞きやすさが変わらない。
それでも高音が中域や低域に比べて強いことに変わりはないです。
本領発揮に近づいてきた感じ。
装着感は左がやや緩く、右が耳の奥まで入りすぎて痛い。
この時点でリフィットを決心しました。

IMG_0659

三日目から右耳に違和感があったため、装着をやめてリフィットに持っていくことにしました。
ちょっと残念ですが、これもカスタムIEMの醍醐味ですね。
また悶々と到着を待ちます。

以下は8月3日にリフィットから返ってきた音質のレビューです。

全体的な印象

耳の形に合って、装着感が上がったおかげで低音の量が店頭の試聴よりも増えたました。これは狙い通りです。
解像度の高さもとても優秀でVantam Redでアップサンプリングをしても一部を除いて破綻しません。細かくなった音の粒がつぶれずに再生されます。
「一部を除いて」の部分については後述します。
カスタムIEMとしてはエントリーモデルになりますが、縦のレンジは広いです。
私が今年のイヤフォン選びで試聴をしたどのモデルよりも広いです。

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基本的にこのレビューではUSB DAC付きポータブルアンプのVANTAM Redを使用しています。
iPhone直についても少し触れておくとVANTAM Redを使った環境と比べると全体的にぼやけます。解像度が低く音場も狭くなるという印象です。
それと高域が聞こえづらくなって中低音が目立つようになります。
メインで使っているヘッドフォンのB&W P7やバックアップとして使っているイヤフォンのIM04と比べるとVANTAM Redの影響をいい意味で受けやすいと感じます。
P7とIM04ではこれほど音質が変わらなかったんですよね。
Private 222は上流に敏感と言うことが言えるのかなと思ってます。

高音

リフィット前に比べると高音が刺さらなくなりました。店頭で試聴してたときの音にとても近いですね。
リフィット前に高音が強すぎると感じたのは耳に合っていないのが原因だったのでしょう。
量は適量で高いところもよく出てます。
質はきれいに伸びるというよりもキレがあり乾いたタイプの音質。
瞬発力もあり細やかな音がよく再現されます。
耳に近い分、メインで使っているヘッドフォンのP7よりも細かな音がよく聞こえるという印象ですね。
難は高域の密度が上がった時に音の粒が粗くなることでしょうか。
わずかですが、音が割れてるように聞こえることがあります。
これは試聴の時点である程度予想していたことですし、ここまで高域の密度が上がる曲もあまりない(100曲に1曲程度)ので個人的には問題なしです。またiPhone直で聴いた場合はほとんど気にならないのでVANTAM Redでアップサンプリングをしているのが原因かなと思います。

密度がそれほど高くなければとてもクリアに高音を再生してくれるので、満足しています。
高域の密度が極端に上がっても気持ち良く再生するとなるとAyaくらいのモデルじゃないとだめでしょうね。

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中域

中域は適度な距離です。ボーカルが近いという類ではなくひたすら正確に再生してるという印象。パワフルで元気という音ではないです。
量は高音よりも若干少なめです。
質については高域と一緒でキレがあります。試聴時はもう少し乾いたイメージだったんですが、リフィットから返ってきてウォームな感じもでてきました。
中域に関してはややウォーム傾向なほうが好きなので歓迎です。この辺の音質の変化は装着感とも関係してるんでしょうかね。

中域で特に気に入ってるのはエレキギターの音でしょうか。
ピックの使い方やリフのわずかな違いもよく聞き取ることが出来ます。

低音

試聴時と比べて一番違いを感じるのは低音です。
事前に調べていたとおり、装着感が上がって量が増えました。
キレも増してますが、中域と一緒でややウォームな感じも出てきました。
P7やIM04ほどではないのですが、K551よりはウォームな低音です。

とは言っても量は中域と同じくらいで高音より多いということはありません。
質はキレがあるタイプです。前述の通り、試聴時よりも少し温かみが出てきましたが、それでもキレのほうが目立ちますね。

低音の量が増えて質もややウォームになったことで、モニター系からややリスニングに向いた音質に変わったと思います。

解像度と音場

今回は解像度にこだわって選んだのでとても満足です。
おそらく私がこれまで購入したどのヘッドフォンやイヤフォンよりも解像度が高いと思います。
ただし、前述の通り高域については少し難有りですが、VANTAM Redでアップサンプリングをしてるのも影響しているので上流によって違った印象になるかと思います。

音場はさすがに広いとは言えません。
特に最近はユニバーサルイヤフォンでもトップクラスの音場の広さを誇るIM04ばかり使ってましたし、P7も音場が広いほうなのでPrivate 222はどうしても狭く感じてしまいます。
イヤフォンについてはそれほど広い音場を求めていないことからここは許容の範囲内です。

次ページに続きます。

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